【ヤバイ】2040年の時計業界はこうなる…人気ブランド10社の天気予報

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はい皆さんこんにちは~。RYです。

突然ですが、2040年、世界は、日本はどうなっているか想像できますか??そして時計業界はどうなっているでしょうか??

今回は、今から20年後の世界を予測、そして時計業界や有名時計ブランドの天気予報と生き残るためのアイデアを書いていきたいと思います(←何様)。

ちなみに、昨今のコロナショック渦の真っただ中、私は以下の動画で、あるデータ分析を用いて、ロレックスや人気ラグスポの並行価格は反発し上昇トレンドに入ることを明言していました。

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当時は、ほとんどの方がまだまだ下落する、買い場は先だと発言していたので、かなり逆張りでしたが、結果的にまさしくこの動画以降上昇トレンドに入りました。

したがって、ある程度、先読みするチカラは備わっているかなと思います。

今日のパートを4つに分けると…

  1. 2040年の世界
  2. 2040年の時計界
  3. 人気ブランド10社の天気予報
  4. まとめ

腕時計のある人生では、

日々時計のことをとにかくわかりやすく!解説しているチャンネルです(Youtubeの話)。

さらに時計を糸口として、歴史や天文、社会学など時計以外の知識やひらめきを得られるような動画になっています。

時計好きはもちろん、時計初心者、時計にまだ興味がないという方も、きっと新しい世界観を得られると思うので、チャンネル登録よろしくお願いいたします!

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それでは行ってみましょう!(今回はかなり辛口です。注意願います…汗)

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1. 2040年の世界

まず、2040年を見る前に、今から20年前の2000年に目を向けてみましょう。

1-1. 2000年の世界

出典: 時事通信社、AFP時事

今から20年前の2000年、世界と日本はどのような状況だったか覚えていますか?

シドニーオリンピックでのQちゃんやプレイステーション2の発売などが世間をにぎわせていましたよね。

当時私はまだ、10歳だったのであまり記憶はありませんが、鮮明に覚えている出来事があります。

翌年の2001年、小学校のクラスのうちのませた男の子が、パカパカ式のケータイ電話を学校に持ってきて「おぉー!!」と男子みんなで囲んだ記憶があります。笑

さらにその翌年には、別の男子がカッコいい赤色のパカパカケータイ、しかもカメラ付きを持ってきて、ときめいたのを覚えています。笑

スマホが当たり前の現代と全く違う世界ですよね。当時は調べ物をするにも図書館へ行くか、でっかいパソコンを立ち上げるしかありませんでした。私の父はカーナビも持たず、地図を広げながら車を運転していたものです。

技術の進歩は指数関数的に進化すると言われています。要は倍々ゲームです。

つまり、これからの20年は過去の20年よりもずっとずっと早く進化していくことになります。

では2040年、世界は、日本は、どうなっているでしょうか??ざっくりとまとめたので見ていきましょう。

1-2: 2040年の世界

まず大きな出来事として、2030年にAIが人間の脳のレベルを超えて、汎用型になるとされています。

現在でも、既にさまざまなAIが社会進出を果たしていますが、それらは限定的です。

例えば、AIが電話してくれるサービス、AIが投資の理想のポートフォリオを組んでくれるサービス、AIによる議事録、AIによる翻訳サービス…たくさんありますよね。

これらが合体して、1台であれもこれもやってくれる汎用型AIが開発、社会に浸透している世界になっているでしょう。

その結果、様々な分野で無人化が進んでいきます。

無人タクシー、無人トラック、無人コンビニ、無人レジ、ドローンによる配達サービスなどなど。お店の警備や家の番犬までAIです。

そうすることで、徐々に人間の働く場所が限られていくことになります(AIであれば人件費は掛からない、失敗しない)。(今ある仕事の49%がAIやロボットに取って代わられると言われています)。

ちなみに、2045年には「シンギュラリティ(技術的特異点)」と言って、人工知能が自己学習を始めると言われています。

そうなると、爆発的に進化していき。およそ人類の想像もできない存在になり、文明の中心が人間から人工知能に取って代わられるようになるようです。

話を戻します。

2040年には、月面に1000人程度のコミュニティが形成されているようです。もしかしたら、月を経由して火星など他の星を目指す基地ができているかもしれませんね。

さらにVR/ARも、当たり前になっていると考えられます。その結果、自宅に居ながら友人に会えたり、会議に出席できるようになります。

そうなれば、出社や出張など要らなくなりますね。さらには、オフィスそのものも要らなくなるかもしれません。

他にも遺伝子編集やブロックチェーンなど、様々な技術革新がありますが、このような世界で、”時計”はどのようになっていくのでしょうか?

個人的な考察をしてみたので、見ていきましょう。

ちなみに、これまでの時計の進化の歴史については、こちらの動画をご覧ください。時間の旅(タイムトラベル)をしているようだと好評いただいています。

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2. 2040年の時計界

出典: https://www.watchcollectinglifestyle.com/home/sihh-geneva-rebrands-as-watches-and-wonders-geneva-for-2020

先述の通り、2040年の世界は驚くべき進化を遂げている世界になることが有力視されています。

そんな中にあって、比較的「伝統的」側面が強い、時計業界はどのようになっていくのでしょうか?

私は大きく分けて、次の10つの出来事が起こると思います。

2-1. スマートウォッチの独壇場
2-2. クォーツ時計の衰退
2-3. 機械式時計の高級化
2-4. アフターサービスの充実
2-5. 日本にとってスイス時計は超高級品に
2-6. コングロマリットの再編
2-7. オンライン試着とEコマース
2-8. 誰でもバーゼルワールド
2-9. 人気時計は相変わらず品薄
2-10. ヴィンテージロレックスやヒストリカルピースはさらに高騰

それぞれ詳しく見ていきましょう。

2-1: スマートウォッチの独壇場

出典: Statista

2017年の次点で、出荷数がスイス時計の総量を上回ったスマートウォッチ。

計算機付きの時計などの”ウェアラブル端末”が登場したのが1980年代、スマホと連動するスマートウォッチが誕生したのは2012年なので、たった5年での快進撃です。

まさにクォーツショックならぬ、”スマートショック“と言えるかもしれません。

※実際には、スマートウォッチと既存の時計は役割や客層が異なっているので、現時点では互いにライバルという程でもなさそうです。

そんなスマートウォッチの筆頭はやはりアップルウォッチです。

出典: prtimes.jp

今後5Gの普及でスマホやスマートウォッチで出来ることが増え、さらに躍進することになると思います。

さらに、キャッシュレス決済の普及やスマートウォッチの充電の伸びなどの技術的進歩もその一因となると思います。

もしかしたら、2040年にはスマートウォッチのピークは過ぎ、もっと別のデバイスが台頭しているかもしれませんね。

2-2. クォーツ時計の衰退

先ほど、既存の時計とスマートウォッチは競合しないと話しましたが、今後はそうもいかないと考えています。

スマートウォッチがさらに普及すれば、現在の大体のクォーツ式時計は市場を食われると思います。

上の表は、スイス時計協会の統計資料を見やすく、グラフに起こしたものです。

これを見ると、スイスのエレクトリカル時計(クォーツ式としておきます)の輸出量は確実に右肩下がりです。

特に、スマートウォッチが頭角を現し始めた2015年以降の下がり具合は顕著ですね。

一方で日本の時計はどうでしょうか。

この表は、日本時計協会の統計データを元に見やすいようにグラフ化したものです。

さすがクォーツ時計の聖地、日本だけあって、クォーツはまだまだ横ばいですね。

しかし個人的には、スマートウォッチの性能がさらに上がり、5Gの到来、そして無人コンビニやキャッシュレス決済など、スマートシティ化すれば、保守的な日本でもさすがにスマートウォッチが台頭してくると思います。

そうなったときに、何の変哲もないクォーツ式時計は衰退していくと思います。

一方で、G-SHOCKなど、唯一無二のクォーツ式時計は生き残ると思います。

2-3. 機械式時計の高級化

一方で、機械式時計はどうなっていくでしょうか?

私個人としては、さらなる趣味性・芸術性が高まり、高級化路線に走ることで生き残ると思います。

上の表は先ほどと同じく、スイス時計協会のデータを見やすくグラフにしたものです。先ほどは個数ベースでしたが、今回は金額ベースです。

スイス時計の輸出額は、やはり機械式時計の聖地だけあって、機械式時計がダントツで高いですね。そして、右肩上がりに輸出額を展ばしています。

一方で、日本の時計はどうでしょうか?

日本はやはりクォーツ式時計が強いですね。

それでも機械式時計が着実に伸ばしつつあります。

思い返せば、新技術の台頭によって、その用途を終えたモノが、芸術へと昇華して高級品となり生き残っている例はたくさんあります。

例えば、日本刀や剣もそうですよね。

かつては武器として使用されていましたが、重火器の誕生によって徐々にその役目を終え、今では工芸品や美術品として生き残っています。

あるいは、金貨・銀貨などのアンティークコイン、絵画などもその類かもしれません。

機械式時計も高級路線へ走り、趣味性・芸術性を高めることでステータスシンボルとなり、シェアを維持、もしくは拡大できると考えています。

ただし、中途半端な機械式時計は苦境に立たされると思います。これについては、後の個別ブランドごとの展望予想で語りたいと思います。

機械式時計の高級化路線の要因は他にもあります。

それは、スイスの人件費です。

これは、スイスの平均月収(スイスフラン)で表した表です。

見事に右肩上がりですよね。

スイスは世界一、物価が高く、そして平均賃金も高い国です。

私も旅行で行きましたが、ビックマックが2000円するなど、信じられない国で、一瞬でイタリアへ脱出しました。笑

平均賃金が高くなると、当然人件費も上がりますから、スイス時計の価格はますます高騰していくと思います。

ちなみに、2018年のスイス人の平均月収は、6291CHF (1CHF=114円)で、約72万円です。すごいですね…。汗

ちなみにちなみに、スイスの最低賃金の時給は約2300円となっています。驚

2-4. アフターサービスの充実

ロレックス正規店
出典: https://luxe.digital/lifestyle/style/most-expensive-rolex/

機械式時計はさらに高級化路線に進むと話をしました。

しかし、ただ単に価格を上げるのでは世界市場が黙ってないと思います。

そのため、各ブランドは機械式時計の性能をさらに上げ続けるでしょう。

新品のメーカー保証は、現在2年がスタンダードですが、2040年には5年がスタンダード、ブランドによっては10年以上になっているかと思います。

さらにETA問題などもあり、自社製ムーブメントを持つブランドが増えることと思います。

※ETA問題については、また別途解説したいと思います。

2-5. 日本にとってスイス時計は超高級品に

出典:全国労働組合総連合(2019年5月23日1)

先ほど、機械式時計のさらなる高級路線化、そしてスイスの賃上げについて話しました。

では、スイスの賃上げが異常かというとそうではありません。実は、異常なのは我々日本なんですね。

上の表は、主要先進国の実質賃金指数の推移を表したものです。1997年を100としています。

まさに日本の一人負け状態ですね。

その上、さまざまな問題がこれから日本に降りかかってきます。

超少子高齢化社会の到来で、何と現役世代1.5人で1人の高齢者を支えなければならなくなります。

さらに定年退職は70歳にまで引き延ばされ、年金の受給開始は75歳になることが考えられます。

それだけでは財政が賄えないので、税金や社会保険料などはさらに上がると思います。

賃金が下がっているのに加えて、さらに搾取されるようになり、手取り額は今よりもっと悪化する可能性が高いです。

一方スイスをはじめとする諸外国は、賃金が上がっているので、当然価格は上昇。相対的に見れば、今以上に外国製品が超高級品と感じられるようになると思います。

さらに、残念なことに日本の学力、日本企業の国際競争力はみるみる低下しています。

出典:IMD「世界競争力年鑑」各年版より三菱総合研究所作成

これでは明るい未来は見えませんよね。。

企業は耐えきれず、人件費のカットに走ると思います。実際、すでに大手銀行や大手メーカーなどが大幅な業務縮小やリストラを行っていますよね。

そしてAIを採用したり、安い外国人労働者の積極採用を加速させるでしょう。すでに、コンビニやレストランなどで外国人労働者を見ない日はありません。

そうなると、日本の労働者はどうなるか?

二極化すると思います。AIを使う側か、AIに使われる側か…。

いずれにせよ、2040年には日本は相当苦しくなっていると思います。スイス時計は今以上に超高級品に見えているでしょう。ロレックスを買うなんて、夢のまた夢になっているかもしれません。

こんなこと、学校じゃ教えてくれないし、テレビでも流れません。

私もちょっと前まで知りませんでした。大衝撃でした。

何となく人口が減って、高齢化社会になっていくんだな~程度にしか認識していませんでした。要は思考停止だったんですね。

ただただ真面目に働いて、将来のために漠然と貯金をするばかり。でもそれでは危険だという事をようやく認識しました。

正直、このチャンネル(ブログ)を見て下さっている方のなかでも、こんな現状を知らなかった人も多いと思います。

人間どうしても、自分の好きなことの情報を集めてしまうので、こういった情報に触れない人は一生触れないままでしょう。そして気づかぬうちに厳しい状況に陥ってしまいます。

私は、自分のチャンネルやブログを見て下さっている方にそういった状況に陥ってほしくないんです。

なので今回、あえて、無理やり時計に絡めて、この話をぶっこんでみました。

そうしないと、時計好きは時計の情報ばかり収集してしまうので…(;^_^A笑 (私がそうでした)

せっかくこれを見てくれた方、20年後も好きな時計を買えるように、今から副業を始めるなり、投資を始めるなり、勉強するなり、スキルアップするなり、自分で備えなければなりません。

これ以上話すと長くなってしまうので、いつかYoutubeの2ndチャンネルを作ったら、そちらで話していきたいと思います。

2-6. コングロマリットの再編

かつて、”クォーツショック”が起きた際、スイスブランドは生き残りをかけて、コングロマリット(大グループ)を形成しました。

今後スマートウォッチがさらに攻勢に出てきたとき、再びコングロマリットの再編が活発化するのでは?と考えています。

特に、ファッション系のカジュアルなクォーツ式時計を多く展開している「ケリング」や「フォッシル」、「インヴィクタ」あたりは危ないんじゃないかなと思います。

一気にアップルウォッチをはじめとするスマートウォッチに食われかねないと考えています。先にも述べたように、これから半端なクォーツ式時計は苦しい時代になると思います。

その点、シチズンはそのことを念頭においてか、近年M&Aを加速させているような印象ですね。個人的には、将来への備えを一足早く切ったように思っています。

出典: Morgan Stanley
出典: Morgan Stanley

独立系ブランドは、相当体力が無ければ厳しくなると思います。上の表で言えば、ロレックス、カシオ、セイコー、あたりは大丈夫だと思います。

パテック・フィリップやオーデマ・ピゲは大丈夫だとは思いますが、どこかの資本を受け入れなんかもするかもしれませんね。

2-7. オンライン試着とEコマース

時計のオンライン試着は既にいくつかのブランドや時計屋さんがアプリで行っていますよね。

でも正直まだまだ、納得できるレベルではないと思います。これで、よし買おう!とはなかなかなりにくいかなと。

しかし、2040年には、VR/ARのレベルが格段にあがり、よりリアルにくっきりはっきり見えるようになり、さらに時計の重さも感じられるようになるのではないかなと考えています。

また、近年時計ブランドのEコマースが始まり話題になりましたよね。

VR/ARの品質が向上することで、Eコマースは当たり前の存在になっていることかと思います。

そうすることで、在庫切れのロレックスやロイヤルオークも全種類試着でき、新作もリアルタイムで試着できるようになると思います。

2-8. 誰でもバーゼルワールド

これは、バーゼルワールドに限った話ではなく、時計の国際見本市全体に言えることだと思います。

先ほども述べたVR/ARの品質向上、通信環境の整備により、世界中の人が国際見本市にリアルタイムで参加できるようになると思います。

今もYoutubeなどで、ほぼリアルタイムに新作発表を見ることができますが、より臨場感あふれるように、まるで自分が特等席に座っているかのような感覚になると思います。

2-9. 人気時計は相変わらず品薄

パテック・フィリップ ノーチラス
出典: パテック・フィリップHP

2040年になっても、ロレックスのスポーツモデルやノーチラス、ロイヤルオークなどは品薄のままだと思います。

まず機械式時計の存在自体の立ち位置が今よりも向上し、よりステータス性や趣味性が向上、そして高額化するでしょう。

そうすることによって、世界の富裕層はますます時計に関心を持つようになると思います。その結果、常に品薄状態になると考えています。

また、ブランド側も、生産能力はありながらも、流通量をコントロールすることによって、自社ブランドの立ち位置をキープすると思います。

2-10. ヴィンテージロレックスやヒストリカルピース、現在の人気時計はさらに高騰

ロレックス サブマリーナ ノンデイト

では、我々が今所有している時計の立ち位置はどうなっていくのか?

個人的には、今人気の時計(ロレックスのスポーツモデルやラグスポ)は、さらに価値を高めると思います。

さらにロレックスは知っての通り、モデルチェンジをすると旧モデルは価値を高める傾向にあるので、今お持ちのロレックスは大切にした方が良いと思います。

人気のあるヴィンテージ時計もそうですね。

さらに、今はさほど何でもない時計でも、歴史的な一本も価値を高めると思います。例えば、世界初のクォーツ式時計である初代アストロンや、初代G-SHOCKのDW5000Cなどです。

そういった歴史的に重要な役目を果たした一本は、価値が認められるのでは?と考えています。

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3. 人気ブランド10社の天気予報

ここまで、時計業界全体の話をしてきましたが、ここからは個別ブランド10社を選んで、2040年までにどのような道を歩んでいくのか、「天気予報」をしたいと思います。

3-1. カシオ: 曇りのち晴れ
3-2. シチズン: 雨ときどき曇り
3-3. オリエント: 曇りときどき晴れ
3-4. セイコー: 曇り
3-5. タグホイヤー: 晴れときどき曇り
3-6. グランドセイコー: 晴れときどき曇り
3-7. ロレックス: 晴れ
3-8. ランゲアンドゾーネ: 晴れときどき曇り
3-9. ヴァシュロン・コンスタンタン: 曇り
3-10. オーデマピゲ: 曇り

3-1. カシオ: 曇りのち晴れ

トップバッターはカシオです。

カシオは「曇りのち晴れ」としました。

カシオはG-SHOCKを中心とする腕時計事業は悪くないようですが、他の事業が振るわず、会社全体としては芳しくないようですね。

ただ今回は、あくまで「腕時計事業」にだけフォーカスしたいと思います。

カシオの腕時計と言えば、言わずと知れたG-SHOCKが屋台骨ですよね。1983年登場以降、世界中のどこでも使われている、時計界でも際立った存在だと思います。

2040年までにクォーツ式時計は徐々に衰退していくと予想しますが、G-SHOCKはその地位を守れると思います。

しかしそれだけでは、ダメで、スマートウォッチを拡充できるかどうかが、20年後に笑えるかどうかのカギになると私は考えています。

G-SHOCKという歴史的名作があるので、それを活かさない手はありません。

既に”G-SQUAD”というスマートウォッチがありますが、正直微妙だと思います。

まず名前が良くないと思います。G-SHOCKとスマートウォッチを全くイメージできません。互いのいいところを打ち消し合っていると思います。

もっとG-SHOCKシリーズのスマートウォッチであることを直感的に分かるような名前にすべきかと思います。

例えばSMART-Gとか、SMART-SHOCKとか…

それから、デザインも個人的には微妙かなと思います。ワークアウト用に特化されているのはいいのですが、これではG-SHOCKのアイデンティティがあまり感じられないデザインかなと思います。

自分たちで自分たちの歴史を否定している気がします。

せっかくなら、初代G-SHOCKのDW-5000Cのデザインでスマートウォッチ化すれば、一目でG-SHOCKだと分かりますし、歴史やストーリーの延長線上にあることが感じられます。つまり正統進化と言えるわけです。

散々書きましたが、元々計算機屋さんであること、G-SHOCKという確固たる柱を持っていることから、それらをうまく生かせば20年後も笑っていられるポテンシャルは十分にあるということで、「曇りのち晴れ」としました。

3-2. シチズン: 雨ときどき曇り

続いてはシチズンです。

正直国産メーカーではシチズンが一番苦労するのではないかなと思います。

なぜなら、シチズンはクォーツ式時計を中心においており、またカシオのG-SHOCKのような屋台骨が無いからです。

確かにエコドライブワンやザ・シチズンは魅力的な時計ですが、機械式でない時計にあれほどまでの大金を出せる人がどれほどいるでしょうか?

個人的にはエコドライブワンの、圧倒的な薄さや軽さ、そして精度の高さやラグスポチックなデザインなどかなり魅力的でしたが、さすがに50万円は出せないと思っていました。

せいぜい出しても10万円台、そこまで値が落ちるのを待とうと思っていました。が、それよりも前に、スマートウォッチの波が押し寄せてきました。

実際、2019年の前期では国内大手3メーカーでシチズンのみが赤字です。

シチズンもこのことをだいぶ前から予見していたのかもしれません。積極的に海外の他ブランドを買収して、グループを拡大しています。

歴史あるラグジュアリーブランドのアーノルド&サンを始め、フレデリック・コンスタント、カンパノラ、アルピナ、ブローバなどです。

機械式時計を得意とするブランドを取り入れたのは良い判断だと思いました。

しかし、どのブランドも状況を一変させるだけのパンチ力に欠ける印象もあります。

唯一、フレデリックコンスタントは業績を上げていきそうだなと思えます。

しかし他はなかなか苦戦しそうです。競合する価格帯に、もっと歴史があり、もっと名の通ったブランドがたくさんいるからです。

シチズンは買収した以上、しっかりとそれらを育てていかなければ勝ち目は薄いと思います。

しかし、アーノルド&サンやアルピナなどは、インターネットで名前を検索しても、公式ホームページすら出てきません。

これでは先行きが不安です。

ではシチズンのスマートウォッチはどうかというと「CITIZEN Eco-Drive Riiiver」があります。

充電要らずの光発電という点がいいですね。ここは素晴らしいと思います。しかしそれ以外は、センス×だと思いました。

まずホームページからしてわかりにくく、この時計が他のスマートウォッチと比べて何が優れているのかが全く伝わってきません。

名前もデザインも直感的には理解しにくく、スマートさに欠けている印象です。それこそ、エコドライブワンのようなシンプルなものにすればどんなに良いかと思います。

あれもこれも取り付けて、結局使いにくくなっている「日本メーカーあるある」にハマっている気がします。

個人的には、シチズンがこれから戦っていくには、光発電の技術を他のスマートウォッチメーカーに売りに出すことが一番有効だと思います。

あるいはかつての機械式時計の名作を復刻させて、比較的手の出しやすいモデルとして売っていくのも有効だと思います。

そんなところから「雨ときどき曇り」としました。

3-3. オリエント: 曇りときどき晴れ

三社目はオリエントです。

オリエントは比較的マイナーですが、クラシカルで安価な機械式時計を作っており、エントリー級のブランドとして、いい立ち位置を取っているなあと思います。

粛々と自分たちの強み・個性を活かして戦っている感じがしますね。

オリエントはこれまでのブランドと異なり、スマートウォッチを作っていません。それで良いと思います。

オリエントはこのままのスタイルで、自分たちの歴史的モデルを大切に、手の届く機械式時計を作り続けていけば、割と勝算はあるかなと思います。

個人的には、クォーツ式時計の事業をさらに縮小or撤退し、完全メカニカルのみに特化するとさらに良いのではと思います。

加えて、他のブランドができないような独自の取り組み、例えば和時計の腕時計などを作ると、2040年には時計の趣味性と芸術性がさらに高まっているでしょうから、海外にウケが良いと思います。

あるいは、機械式時計とスマートウォッチの融合時計なんかもいいかもしれません。

しかし一方で、オリエントと言えばこれ!といった圧倒的な商品を生み出せておらず、オリエントというブランドが秘密兵器のまま終わってしまう可能性もあります。

そういった柱となる時計を作り、さらに認知度を高められるといい波に乗れそうな気がします。

まだ隠れているけど、ポテンシャルは感じるという点で「曇り時々晴れ」としました。

3-4. セイコー: 曇り

四社目はセイコーです。かつてクォーツ式時計時計を開発し、世界中にクォーツショックを起こしたセイコー。

今度は自らが”スマートショック”に晒されるが、果たしてどうなるか。。。

セイコーは時計界の総合デパートと言えるほど、レパートリーが豊富ですよね。機械式もクォーツも揃えています。

が、やはりまだ比重がクォーツ寄りかなという印象があります。その分、今後じわじわときつくなっていく気がしますが、機械式も良作を多くそろえているのでリスクヘッジはできそうです。

既にセイコー5はアップデートして、若者に訴える良いラインナップに進化したと思います。

個人的には、プロスペックスをアップデートして、あの「X」のロゴを取り除いて欲しいと切に願いたいです。笑

あれを外すだけで、売り上げ10%くらい増すんじゃないかなと思う程です。時計の雰囲気やキャラクターとミスマッチだと感じています。

スマートウォッチは、時々限定モデルとして展開していますが、まだ本気度は薄そうです。

バンド側にスマートウォッチ機能を持たせるという点は素晴らしいと思います。デザインも悪くなく、セイコーの巧さというか、さすが懐と引き出しが多いという感じがします。

しかし、それでも結局スマートウォッチ買うならアップルウォッチだよねとなってしまう気するんですよね。

それから、最近高級化路線へと舵を切っているように見えます。世間一般的には、ブーイングが聞こえてきますが、私個人的としては賛成です。

それは、SEIKOのクオリティに対して、まだ価格は安いように思えるからです。

また、日本の実質賃金は30年間全く上がっていませんが(それどころかどんどん下がっている)、世界的にはほぼどこも上がっています。

今や、時計に限らずどの商品もターゲットは人口減少と購買力の減退が著しい日本ではなく、勢いのある世界に目を向けて作ることは、企業運営を考える上で当然の流れでしょう。

そう考えれば、SEIKOが時計の価格を上げていくことは納得できますし、その分より良い時計開発に資金を注いでくれれば嬉しいです。

なんだかんだ2040年も上手いこと立ちまわっていそうだが、主力のクォーツがある程度減産する可能性大ということで「曇り」としました。

3-5. タグホイヤー: 晴れときどき曇り

五社目はタグホイヤーです。

歴史もあり、機械式クロノグラフの名門で、中価格帯の中心的なブランドです。普通であれば、安定して動きが鈍化しそうですが、動きが早いですね~。

スマートウォッチ「タグホイヤー コネクテッド」はなんと2015年から手掛けています。アップルウォッチと同じ年です。さらには超複雑機構であるトゥールビヨンを200万円台で売り出すなど、非常に意欲的なブランドです。

日本でも、ロレックス、オメガに次いで第三位の人気ブランドになっています。

個人的には、これからの20年はタグホイヤーにとって追い風になるのではないかなと思います。

それは、メジャーな時計ブランドのスマートウォッチの先駆け的存在であり、先行者優位があると思います。スマートウォッチが欲しい、でもいいモノ感を感じたいという方には打ってつけのだと思います。

それに加えて、主力の機械式時計も健在なので、スマートウォッチと機械式時計で二極化するであろう将来、タグホイヤーは両取りできるわけです。

しかもタグホイヤーコネクテッドはのケースはパーツ交換可能、しかもスイスに専用工房を作り職人さんの手作りということもあり、質感が高いです。

圧倒的なスタイリッシュさがあり、正直、タグホイヤーの機械式よりもスマートウォッチが欲しくなってしまうレベルです…汗笑

ただ、ケース径がまだ45mmと大きいこと、防水性が50mであること、バッテリー持ちが1日であることから、さらに人気を博すには、もう少し技術的進歩が必要かなという感じがします。

基本的には晴れだが、まだ雲が掛かっている状態ということで、「晴れときどき曇り」としています。

3-6. グランドセイコー: 晴れときどき曇り

六社目はグランドセイコーです。

個人的に今後20年間で最も期待しているのがグランドセイコーです。

グランドセイコーは1960年に、高級時計市場を独占するスイス勢と戦うためにセイコーから設立された日本屈指のハイブランドです。

2017年にはセイコーから完全に独立し、グランドセイコーブランドになりました。そして、本格的に海外進出を果たしたばかりです。

グランドセイコーの外装クオリティは、同価格帯のスイスブランドと比べても頭一つ抜けていると思います。特にドレッシーな時計は十分世界に通用していると思います。

しかし一方で、ブレイクスルーが必要だと思うのはサイズです。

グランドセイコーの美しい仕上げは、ドレッシーな時計と非常に相性が良いと考えています。しかし、ただ一点で、あぁ~と残念に思う点があります。それがサイズです。

せっかく美しい時計でも、サイズが40mm越え、厚さも13mm越えではちょっと買うのにためらってしまいます。

もしケース径38mm、厚さ10mmでこのクオリティを再現出来たら…と、毎年心待ちにしているのですが、そういったモデルは出たとしても数百万円の限定モデルだったりします。

そんな小ぶりなドレスウォッチがポンポン出せるようになったら、グランドセイコーは躍進できると思っています。

特に、ドレスコード意識のあるヨーロッパ圏で受け入れられると思います。

したがって、世界と十分以上に戦えるクオリティを備えておきながら、あと少しのブレイクスルーが必要という意味で「晴れときどき曇り」としました。

3-7. ロレックス: 晴れ

七社目は泣く子も黙るロレックスです。

ここは文句なしで「晴れ」だと思います。そもそもここら辺の層からクォーツ式時計はほとんど作っていません。そのため、基本的にはダメージを受けることがあまりないと思われます。

それどころか、機械式時計のステータス性、趣味性がさらに向上し、ロレックス以上のメジャーブランドはその波に乗りやすい環境にあると考えています。

今人気時計は、2040年でも人気で品薄状態が続いていると思います。

買いたい人は山ほどいるでしょうし、仮に供給が間に合っても、ロレックスが流量をコントロールし、供給過多となるようなブランド価値を下げるようなことはしないでしょう。

それどころか、ヴィンテージロレックスや絶版モデルはさらに値を上げ、さらに評価を高めることになると思います。

ただ一点、気がかりなのは永久修理でないということです。

基本的に絶版になってから30年程度パーツは取っているそうですが、20年後ということは、その分修理できる時計の数が減っているということです。

もし、ロレックスが「○○年以降に作られた製品であれば。永久に修理します」などとアナウンスをすれば、それこそバブルがやってくると思います。

ロレックスがさらなる高みへ行くための、大きな一歩はそこにあると考えています。

3-8. ランゲアンドゾーネ: 晴れときどき曇り

ランゲアンドゾーネ ロゴ

八社目は、世界五大時計の一角、ランゲアンドゾーネです。

私の予想では、20年後ランゲアンドゾーネは、そろそろ世界三大時計に格上げして考える人が多くなっていると思います。

ブランド再興を果たしてからまだ30年程度ですが、その圧倒的な美しさと作りこみは、あのパテック・フィリップに唯一双璧を成せるブランドだという人もいるくらいです。

実際私もそう思います。それくらい素晴らしい時計を作っていると思います。

しかし、盤石の世界三大時計を崩すのは容易ではわりません。そこはもはや時計界の禁足地、何人たりとも崩すことができない業界の掟のような雰囲気があります。

が、もしランゲアンドゾーネがさらにクオリティ上げて続けていけば、その牙城もほころびを見せるのでは?と考えています。

また、ランゲアンドゾーネは二度組という非常に手間のかかる作業をしているため、年間生産本数が約6000本と、極めて少量になっています。

先述の通り、2040年、機械式時計はさらにステータス性と芸術性、趣味性を高めるだろうと私は考えています。

そういった流れと、ランゲアンドゾーネ時計つくりは非常に時代にマッチしていると思います。

今はまだ、ランゲアンドゾーネの名前は時計愛好家だけのものですが、2040年にはもう少し知られた存在になることで、富裕層が買い求める可能性も考えられます。

あとは認知度をどうやって上げていくか。そこが若干の懸案事項です。ということで、「晴れときどき曇り」としました。

3-9. ヴァシュロン・コンスタンタン: 曇り

九社目はヴァシュロン・コンスタンタンです。

先述の通り、ランゲアンドゾーネが実直に素晴らしい時計を作り続けることで、世界三大時計のうちヴァシュロン・コンスタンタンとオーデマ・ピゲにはプレッシャーがかかることになると思います。

もちろん、”世界三大時計”というのは、”通称”であって、どこかの格付け会社が決めたということではありません。なので、プレッシャーなぞ感じる必要は全くないです。

しかし、時計好き界隈でランゲアンドゾーネを世界三大時計にするなら?という議論が巻き起これば、じゃあどこが外れる?という話になりますよね。

パテック・フィリップは不動だとして、そうなると候補はヴァシュロン・コンスタンタンかオーデマ・ピゲでしょうか。ちょっと考えてみたいと思います。

ヴァシュロン・コンスタンタンは、継続経営している世界最古の時計ブランドという、何にも変えがたい偉大な記録を持ちます。

いわば時計界の大長老のようなもので、歴史の語り部でもあるわけです。

そんなヴァシュロン・コンスタンタンのポリシーは「控えめで、愛好家向けの目利きブランド、少数精鋭のブランド」です。

弱点はそこにあると思います。少数精鋭過ぎて、認知度が無さすぎては売り上げを上げることができません。もっと認知度と顧客を増やす必要があると思います。

ヴァシュロン・コンスタンタンもそのことは把握していたのでしょう。2018年にフィフティシックスという破格の130万円程度の時計を出してきました。

しかも同社のアイデンティティでもあった、ジュネーブシールを取らないという選択をしてきたのです。これはホントに業界を驚かせましたし、賭けに出たという感じでした。

なぜなら、自社のブランド価値を下げてしまう事になりかねないからです。

これは私が思うに、今のところ功を奏しているように見えます。かなりインパクトありましたし、多くの層がヴァシュロン・コンスタンタンに興味を持ったのではないでしょうか。私もその一人です。

今まで世界三大時計なんて考えもしなかったのに、その時計のおかげで、ヴァシュロン・コンスタンタンを調べるようになり、オーヴァーシーズをはじめとするその他の魅力的なモデルを知ることができました。

その結果、購入を真剣に検討しましたし、将来の夢にもなったわけです。同じような人はきっと多いと思います。

そしてオーヴァーシーズの人気がさらに高まると思います。

既にパテック・フィリップのノーチラス、オーデマ・ピゲのロイヤルオークが世界的に大人気で並行価格が急騰していますが、オーヴァーシーズはまだそこまでではありません。

が、あと20年のうちに、世界の富裕層の次のターゲット探しが始まると思います。そうなれば、オーヴァーシーズに視線が集まるのは自然の流れだと思います。

そしてオーヴァーシーズには彼らを満足させるだけの品質が備わっていると思います。

唯一危惧しているのは、モデルチェンジです。

オーヴァーシーズは、ノーチラスやロイヤルオークと違い、モデルチェンジするたびにデザインを変えてきました。そうすることで、定番化するチャンスを逃し、他の二本に後塵を拝している印象です。

確かに第一、第二世代は若干デザイン的に改良の余地ありという漢字でしたが、現行の第三世代はかなり良いと考えています。なので、次のモデルチェンジこそデザインを変えず、定番化の道をひた走ってほしいと思います。

そうすることで、オーヴァーシーズはさらなる高みへと昇華されるはずです。

なので、今後のカギは新たな客層を取り込み売り上げを伸ばせるか、オーヴァーシーズを定番時計へ昇華できるかどうか、だと思います。

でもまあ結局、今も昔も変わらないだろうという事で、「曇り」としています。

1755年から今まで継続形成してきたヴァシュロン・コンスタンタンからすれば、今後の20年なんて瞬きする程度の時間なのかもしれません。

3-10. オーデマ・ピゲ: 曇り

十社目はオーデマ・ピゲです。

ヴァシュロン・コンスタンタンと同じように、もしランゲアンドゾーネが世界三大時計に入ると囁かれ始めたら?という体で考えてみたいと思います。

オーデマ・ピゲはロイヤルオークという、最強の矛を持っています。現在大人気のラグスポの原点ともなった歴史的一本であり、世界の憧れの時計です。

一方で、ロイヤルオークに頼りっきりになってしまっている感も拭えないかと思います。

オーデマ・ピゲもそれを危惧していたのか、2019年に26年ぶりとなる新作腕時計「CODE 11:59 byオーデマ・ピゲ」が発表され、時計業界が揺れました。

発表当初は、賛否両論でしたが主に、否の意見が多かったと記憶しています。

しかし最近は、その複雑な作りこみ、オーデマ・ピゲならでは仕上げなど、徐々に理解されてきたのか、否定的な意見は見なくなりました。今後世間の評価がどうなっていくか注目です。

ロイヤルオークは、相変わらずの好調で、2040年も買わないことだろうと思います。

よって、今後のカギはCODE 11:59を軌道に乗せられるかどうか、コレクションを増やせるかどうか、だと思います。

まあこちらも結局変わらないだろうという事で、「曇り」としています。

5. まとめ

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出典: https://pixabay.com/

いかがだったでしょうか?

今日は2040年の時計業界と人気ブランドの天気予報についてお話させて頂きました。

もう一度まとめると、
1. 2040年の世界

2. 2040年の時計業界
2-1. スマートウォッチの独壇場
2-2. クォーツ時計の衰退
2-3. 機械式時計の高級化
2-4. アフターサービスの充実
2-5. 日本にとってスイス時計は超高級品に
2-6. コングロマリットの再編
2-7. オンライン試着とEコマース
2-8. 誰でもバーゼルワールド
2-9. 人気時計は相変わらず品薄
2-10. ヴィンテージロレックスやヒストリカルピースはさらに高騰

3. 人気ブランド10社の天気予報
3-1. カシオ: 曇りのち晴れ
3-2. シチズン: 雨ときどき曇り
3-3. オリエント: 曇りときどき晴れ
3-4. セイコー: 曇り
3-5. タグホイヤー: 晴れときどき曇り
3-6. グランドセイコー: 晴れときどき曇り
3-7. ロレックス: 晴れ
3-8. ランゲアンドゾーネ: 晴れときどき曇り
3-9. ヴァシュロン・コンスタンタン: 曇り
3-10. オーデマピゲ: 曇り

です。

今回はかなり辛口になってしまいました汗

しかし、それくらい今後20年で大きな変化を迎えることになります。

20年後笑っていられるためには、時計ブランドも我々も変化に対応できるように、柔軟な姿勢でいなければならないことを伝えたくてこの記事を書きました。

今回の記事が皆さんの時計選びの参考になれば幸いです。

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それではまた!ありがとうございました!

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RY
年の半分以上を海外で過ごすアラサー。26歳の時に初めて機械式時計を買ってから時計の世界にどっぷりとハマる。2018年有名高級時計雑誌クロノスにて「ワナバイウォッチグランプリ コメント大賞」受賞。2019年ブログ「腕時計のある人生」開設。好きなものは時計、クルマ、バイク、スーツ、靴、野球、浦和レッズ、映画、アニメ、クラシカルなもの、テラス席。YoutubeとTwitterもやってます。