「腕時計を中古で買っても大丈夫?どんなことに注意したらいい?」
こんな疑問をお持ちではないでしょうか?
この記事を読めば【中古時計を買う前に絶対に見るべき5つのポイント】を知ることができ、安心して中古時計を買うことができるようになります。
逆に、このポイントをチェックしないで買うと、後で泣くことになるかもしれないので、中古時計の購入を検討している方はぜひ読んでみて下さい。
目次
1. 中古の時計を買う前に絶対にチェックするべき5つのポイント
✔外装の状態
✔ムーブメントの状態
✔付属品の有無
✔お店のアフターサービス
✔お店自体の評判
中古の時計を買うときにチェックするべきポイントは上記の5つです。
では具体的にどのようにチェックしていくのか、見ていきましょう。
1-1. 外装の状態
✔ケースや風防(ガラス面)のキズ
✔エッジの立ち具合
✔ブレスレットのたるみ
✔文字盤の焼け具合
✔針やインデックスの錆
✔可動部の固着具合
外装をチェックする上で、まず大事なのが、「キズの具合」です。ケースやブレスレットはもちろん、風防(ガラス面)もチェックしてみてください。
ケースやブレスレットであれば、研磨することである程度キズを取ることはできますが、風防がサファイアガラスだと研磨ができず、どうしてもキズが気になる場合は丸ごと交換になるので高額になります。
また一見キレイな状態の時計でも、研磨のし過ぎにより、エッジが丸くなってしまっているものもあります。
「エッジの立ち具合」も見てみると良いでしょう。
「ブレスレットのたるみ」もチェックポイントです。長年使っていると、金属ブレスレットでも伸びてきてしまい、だるんだるんになっているものもあります。
もし気に入らなければ、安い汎用品に交換も可能ですし、高額にはなりますが純正品に交換も可能です。
「文字盤の焼け具合」もチェックしましょう。アンティーク時計では、焼け具合を個性と捉え、マニアには人気のポイントです。
もし気に入れば良いのですが、焼け具合が嫌であれば、その個体は避けた方が良いでしょう。
「針やインデックス(アワーマーカー)が、錆びていないか」どうかも同様です。
また、「時計の可動部が固着していないか」どうかも動かしてみて確認してみて下さい。
例えば、ダイバーズウォッチであればベゼルの回し心地、クロノグラフであれば、プッシュボタンなどです。
これらの外装の状態をチェックしてみて、自身の許容値内であれば、OKでしょう。
ネットではわからないところなので、極力自分の目で確認することをおすすめします。
1-2. ムーブメントの状態
✔精度が著しく悪化していないか
✔最後のオーバーホールはいつしているか
✔リューズを巻き上げときに違和感がないか
「精度」は、ムーブメントの状態を知る一つの目安です。
その時計本来のスペック以内の精度かどうか?をチェックしてみて下さい。
例えば、ロレックスであれば日差+/-2秒以内のはず(製造年による)なので、中古品の日差がそれ以内に収まっているかどうか?をチェックします。
その時計の精度は、たいていの場合、ネットであれば商品ページに書いてあります。もしなければ、問い合わせるのが良いでしょう。
店頭の場合であれば、店員さんに聞いてみて下さい。
また、「最後のオーバーホールがいつ行われたか?」も大事なポイントです。
機械式時計は、およそ3~5年に一度オーバーホールがあります。
3年以上オーバーホールされていないものであれば、購入後すぐにオーバーホールしなければならない可能性もあり、そうなれば高額出費が重なってしまいます。
これもネットの商品ページか店員さんに問い合わせするのが良いでしょう。
これは、時計初心者の方には難しいかもしれませんが、「リューズを巻き上げた時に違和感や異音がないかどうか」もチェックポイントです。
通常は、スーッスーッとかジーッジーッと巻き上がるのですが、どこか一点で引っ掛かりを感じたりした場合は、中のパーツに異変がある場合があります。
精度がきっちり出ているのであれば、大抵大丈夫なので、そこまでシビアになる必要もないと思います。
ムーブメントについては、目で見えないことが多いので難しいかと思います。店員さんか、詳しい友人に聞いてみるのが良いでしょう。
1-3. 付属品の有無
✔保証書やギャランティカードの有無
✔ブレスレットのコマの有無
✔箱の有無
付属品の中で最も大切なものは、「メーカーの保証書」です。
保証期間が残っていればそれに越したことはありませんが、切れていても問題ありません。
保証書が無くても、ほとんどのメーカーは修理やオーバーホールを受け付けてくれますが、やはり保証書があると安心感があります。
逆に保証書がなければ、価格が安くなるので、あえてそちらを狙うのもありです。
ちなみに、昔は紙のタイプの保証書がメインでしたが、最近はカードタイプのギャランティーカードが多いです。
意外に大事なのが、「ブレスレットのコマの有無」です。
せっかく良い個体を見つけても、ブレスレットが短くて腕が入らなければ、”コマ”を追加しなければなりません。
もし追加のコマが無ければ、純正品で買わなければならず、一コマ数万円の出費と言う可能性もあります。
「箱の有無」は、気持ちの問題ですね。
無くても良ければ良いのですが、個人的にはやっぱりあると嬉しいです。
ちなみに、箱だけメルカリで買うという裏技もあります。
1-4. お店のアフターサービス
✔保証期間
✔オーバーホール
✔買取システム
「保証期間」がどれくらいあるかチェックしてみましょう。
ここで言う保証とは、メーカーの保証ではなく、「お店の保証」です。
大体、3~12カ月くらいの保証が付いていると思います。
この保証期間内の故障であれば、買った店が保証で修理してくれます。
一切保証が無い場合もあるので注意が必要です。
また、「オーバーホール」してくれるかどうかも重要なポイントです。
優良店であれば、時期が来たらしっかりオーバーホールをしてくれ、長く付き合うことができるので安心です。さらに割引価格でしてくれるお店もあります。
逆に、売り切りで、その後は修理もオーバーホールも受け付けてくれないお店もあります。そのようなお店は心配です。
そうなると、メーカーのオフィシャルのオーバーホールを受けることになります。安心ではあるのですが、かなり高額になる可能性もあります。
「買取システム」は、「購入から1年以内なら、販売価格の7割で下取りします」といったサービスです。
無くても良いですが、あればラッキーかなという感じです。
1-5. お店自体の評判
✔実店舗があるかどうか
✔歴史があるかどうか
✔お店の口コミ
「実店舗」があるかどうかは、重要なポイントです。
実店舗があれば、インターネットで見つけても、実物を手に取ってみることができます。
また、実店舗があれば、へたなことはできないので、比較的信用度は高いです。
逆にインターネットのみの販売は、怪しいと思って良いです。そこからは買わない方が良いでしょう。
また、実店舗がどれくらい長くやっているかも一つの目安になります。
やはり長く続いているという事は、評判が良く、経営がうまく行っている可能性が高く、また今後も長く続きやすいです。
時計は非常に寿命が長いので、やはり買ったお店も長く経営が続いている方が、何かと安心できます。
最後に、お店の口コミも調べてみて、より良い口コミが多く集まるお店だと良いと思います。
2. まとめ
✔外装の状態
✔ムーブメントの状態
✔付属品の有無
✔お店のアフターサービス
✔お店自体の評判
いかがだったでしょうか?
今回は、中古で時計を買う前のチェックポイントについて書かせていただきました。
やはり、ほとんどの場合、中古時計はコスパが良いので、はじめての時計としても十分ありだと思います。
その際に、今回書いた内容をチェックすれば、そうは失敗しないと思います。
以下の動画で、今回の内容を映像で分かりやすく解説してます。
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ではまた!ありがとうございました。