みなさんこんにちは。腕時計のある人生、RYです。
先日ロレックスの新作発表が行われ、非常に盛り上がりましたね。私も存分に楽しませて頂きました。
こういったお祭りのような雰囲気を楽しめるのも時計好きになって良かった思うことの一つです。
さて、激動の2020年も9月に入り、残り4分の1となりましたね。
大方、各ブランドの新作腕時計が出揃ったかと思うので、数ある今年の新作腕時計の中から、個人的にグッときたモデルベスト10を発表したいと思います!
ただし、よりリアルに考えるため、100万円以上の時計と、数量限定モデルの時計は除外させて頂きます。
なお、今回の内容は以下の動画で、映像と写真を使って、このブログの100倍わかりやすく解説しています。ぜひご覧ください。
目次
2020年「新作腕時計大賞」グッときた腕時計ベスト10
第一位: ブライトリング クロノマット
ブライトリングのフラッグシップモデルであるクロノマットがメジャーチェンジしましたね。
これはもう画像や動画でみてグッときましたし、手にとっても素晴らしいと感じたモデルです。
今までのクロノマットもカッコ良かったのですが、私にとっては大きすぎたのと、ギラギラが強かったのですが、この新作は42mmサイズに収まり、全体的に品格漂う雰囲気に。
なんというか、品のあるロックな感じ?の外装がめちゃくちゃかっこいいなあと。ルーローブレスレットも個性的でカッコ良く、さらにつけ心地が最高です。
あまり評判の良くない新ロゴですが、このクールなクロノマットには非常によくマッチしていると思います。
それから、パイロットウォッチ&クロノグラフでありながら200m防水というのも高ポイントです。
カラー展開が多いのも嬉しいですが、個人的にはセンターセコンド針もシルバーであるJAPAN限定エディションが一番好きですね。
正直、ナビタイマーを持ってなかったら買っていたレベルです。
それくらいグッときた時計で、堂々の2020年新作時計個人的第一位です!
第二位: カール・F・ブヘラ マネロ フライバック クロノグラフ ブルー
比較的マイナーなスイスの高級時計ブランドのカール・F・ブヘラのクロノグラフシリーズ「マネロ フライバック クロノグラフ」に新色の青文字盤が追加されました。
まず、このニュースを知ったときに、美しそうなブルーの文字盤よりも先に、ブレスレットに目がいきました。
コマが小さい9連ブレスレットは、画像で見る限り美しく、つけ心地が良さそうですよね。それに、スポーティさを強調してくれています。
2カウンターの文字盤デザインや、楔形のアワーインデックス、シンプルな形状のプッシュボタンがクラシカルさを出しているのに対して、特徴的な中抜きされた針やブレスレットがスポーティーさを出してくれて、ちょうど良い塩梅だと思います。
その塩梅の良さがブルーの持つ雰囲気に絶妙にマッチしているなあと思いました。
よくを言えば、ケース径が43mmなところを41mm程度に抑えてくれればさらに良いかなと思いましたが、ラグの長さを抑えることで、座りの良さを確保しているようです。
実物は10月ごろに日本に入ってくるそうなので、期待して待ちたいと思います。
第三位: ロレックス オイスターパーペチュアル
つい先日発表されたロレックスの新作のOP。サブマリーナーの噂が際立っていたために、思わぬ伏兵に驚きました。
私も含め、世間の目はサブマリーナーに注がれましたが、その後冷静になってみると「いや待てよ、オイスターパーペチュアル凄く良くないか??」という感情が込み上げてきました。
まずパッと目を引くカラー展開の豊富さ、サイズの豊富さ(39mmがなくなってしまうのは残念)、新ムーブメントのCal.3230はパワーリザーブが70時間になった事が大きなトピックです。
そして、いつものロレックス通り、100m防水、精度 +/-2秒、904Lオイスタースチールなど極めて高い実用性を有しているはもはや当たり前ですが、当たり前になりすぎてこれがどれほど凄いことか忘れてしまいそうです。
もっとすごいのが、これだけのスペックを有してなお50万円代で売られるということです。いや、ちょっと凄すぎる。
で、個人的に最も気になっているのが、36mmサイズのシルバーダイアルモデルです。
最高の実用性と、どこにでもつけて行きやすいデザイン、そして何歳になっても似合うであろうシックな色合い。実用時計の最適解を見た気がします。
第四位: Sinn U50
兼ねてからSInnの時計はいつか欲しいと思っていて、中でも有力候補がU1でした。
ただU1は44mmと私には大きく、試着させてもらった時に、重たすぎて怯んでしまった経験があります。
いつか、もっと小ぶりで軽いものが出てくれないかなあと思ってから早2年、ついに出ました!”City Diver”に優しいU50!
ケース径は41mm、厚さ11.2mmとなり、びっくりするくらい扱いやすそうなサイズ感です。重さもベルトなしで74gとかなり良さそうです。
しかし、スペックは500m防水、Uボートのスチール素材など、Sinnらしい屈強なスペックを備えたリアル・ツールウォッチです。
これもまだ試着できていませんが非常に楽しみな一本です。
第五位: チューダー ブラックベイ 58 ブルー
もともとチューダーのブラックベイ58シリーズにはグッと来ており、この価格帯のダイバーズウォッチで最も訴えるものがあった時計でした。
そして近年の流行に乗って、今年はブルーモデルが誕生。個人的にはこの”ソフトタッチ”ストラップがかなりグッと来ました。
マットな質感のベゼルとマッチして、クラシカルで非常にお洒落な雰囲気だなあと思います。
サイズは39m、厚さ11.9mmと扱いやすいサイズ感、クロノメーターの自社製ムーブメントも嬉しいポイントですね。
第六位: IWC ポルトギーゼ オートマティック40
これを見た時に、やっと来たか!と思いました。
というのも、これまでのポルトギーゼ(クロノグラフ)は、個人的に美しく素晴らしい時計だと思っていたのですが、あまりクロノグラフは要らないと思っていたのと、やや大きいかなと思っていたためです。
遂にクロノグラフが無くなり、サイズも小さくなり、待ってました!と言いたい気分です。
さらに裏透けで、IWCの美しいムーブメントが拝められますね。僕は裏透けよりもソリッドなケースバックの方が好きなのですが、これについては裏透けの方が良いと思います。
特に、ローターが本当にカッコいいです。
そして、クロノグラフをなくしたことにより、より1939年のオリジナルのポルトギーゼに近づいたのも嬉しいポイントです。
実際に試着してみたのですが、クリーンになった文字盤、優美なリーフ型の針、アラビア数字、日付表示なし等が、どこか余裕のある柔らかい大人を演出してくれると感じました。
しかし一方で、まだ少し大きいと感じてしまったのも事実です。
そもそもポルトギーゼは1939年に、ポルトガル商人の長い航海でも精度を保てるようにと、懐中時計用のムーブメントを用いて腕時計を作ったことから誕生しています。
そう考えれば、大型のサイズというのは正当性があるのですが、個人的な理想を言えば、38mm程度にして、文字盤をギュッと詰めればさらにバランスがよくなるのではないかと、夢をみてしまいます。
何れにせよ、2020年の新作腕時計の中で、ドレスウォッチ部門においてトップレベルにグッときた時計であることに変わりはありません。
第七位: カルティエ サントス ドゥ カルティエ オールブラック
オールブラックの時計に一度は憧れたことのある男性は、実は意外と多いかもしれません。私もそのうちの一人です。
強くてクール、何にも染まらない。そんなストリートな感じがかっこいいですよね。
しかし実際、オールブラックの時計を探してみるものの、これだ!と思えるものに出会えておらず。
気がつけばその熱も冷め、無難な時計に熱中する日々。
このサントスドゥカルティエのオールブラックモデルを最初にネットで見たときに、昔のオールブラック時計への憧れを思い出しました。
そもそもカルティエというブランド自体、きれい目というかドレッシーな印象が強いブランドですよね。
そんなカルティエがオールブラック?ということでまず驚きました。でも、一見相反する雰囲気が絶妙にバランスを取ってくれていると思います。
ドレッシーなんだけどクール、高貴な雰囲気が漂いつつも、ストリートな風味もあるというか。
意外と若者からご年配まで似合いそうだなあとも思いました。
100m防水、イージーチェンジストラップ機能など使いやすさも素晴らしいです。これは人気でそうだなあと思いました。
第八位: フォルティス フリーガー F-43 バイコンパックス
フォルティスのフリーガー、パイロットウォッチの新作です。
これを最初に目にしたときに、単純にかっこいいと思いました。
何かこう、1980~90年代、夜のドライブで見えるがふと頭をよぎったのです。このノスタルジックな雰囲気がかなりグッと来ました。
それはこの文字盤のグリーン×オレンジのカラーリングが、どこかこう少し古い時代のアナログな雰囲気を漂わせているからだと思います。
文字盤の特徴的な12時位置から+/-5秒のオレンジラインは「シンクロライン」と呼ばれるもので、アクロバット飛行のパイロットが正確な隊列を組むために使用する、オレンジ色の蛍光仕上げのラインです。これが凄くかっこいいです。
それから、ダイバーズウォッチのような文字盤の深さが個人的に萌えポイントですね。
防水性は200m防水、クロノグラフ、GMTベゼルなど実用性も高くなっています。
サイズが43mm、厚さ15.7mmとなっているので、少しスケールダウンしてくれればさらに良いなあと思いました。
第九位: ボーム&メルシエ クリフトン デイデイト ムーンフェイズ
初めてこの時計を見たときに、こんなムーンフェイズもあるのか!と驚きました。
ムーンフェイズの下半分がスケルトンになっていて、隠れている方の月を見たり、あとどれくらいで月が出てくるのかな?というのを見たりできますよね。
それから、何気に日付と曜日表示もあり、パワーリザーブ120時間という実用性もすごいポイントだと思います。
第十位: モンブラン 1858 モノプッシャークロノグラフ
このモデルを見たときに、これまた面白い時計だなあと思いました。
まずクロノグラフなのですが、モノプッシャーということで、プッシュボタンがリューズ位置にあるということ、それからテレメーターが備えられていることです。
テレメーターとは光と音の到達差を利用して距離を測るメーターのことです。その昔、戦争で大砲が用いられたときには大砲とこのテレメーターを使って距離を測っていたようです。
また、最近激しい雷を使っても、雷が落ちたところから自分の位置までの距離を測る事ができます。
この1858シリーズのルーツが、1920~30年代のミネルバ社のフィールドウォッチに由来していることを考えればテレメーターというのは合点がいきます。
このレトロな雰囲気や変化球な機能がたまらなくグッとくる時計です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、2020年の新作腕時計でグッと来た腕時計ベスト10を発表してみました。
もう一度まとめると、
1. ブライトリング クロノマット
2.カール・F・ブヘラ マネロ フライバック クロノグラフ ブルー
3. ロレックス オイスターパーペチュアル
4. Sinn U50
5. チューダー ブラックベイ 58 ブルー
6. IWC ポルトギーゼ オートマティック40
7.カルティエ サントス ドゥ カルティエ オールブラック
8.フォルティス フリーガー F-43 バイコンパックス
9. ボーム&メルシエ クリフトン デイデイト ムーンフェイズ
10.モンブラン 1858 モノプッシャークロノグラフ
こう見ると
クロノグラフ: 4本
3針スポーツウォッチ: 2本
ドレスウォッチ: 2本
ダイバーズウォッチ: 2本
という事で、クロノグラフが豊作だった年なのかなと思います。
その他にも、
ブライトリング スーパーオーシャンヘリテージ57
タイメックス M79
セイコー プレザージュ
ブローバ A-15
ティソ ヘリテージ1973
なども非常にグッと来て、候補に上がりました。
また、相変わらずブルーがトレンドですね。
今年も残すところあと4分の1、来年はどんな新作時計が誕生するのか今から楽しみです。
なお、今回の内容は以下の動画で、映像と写真を使って、このブログの100倍わかりやすく解説しています。ぜひご覧ください。
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それではまた!ありがとうございました!