こんにちは。腕時計のある人生、RYです。
1年前の今日、2019年11月3日、このブログ腕時計のある人生をスタートしました。
あれからちょうど1年が経ったので、今日はこれまでの軌跡の振り返りとこれからのことについて書いてみたいと思います。
目次
腕時計のある人生を始めようと思ったきっかけ
私が腕時計にハマり始めたのは2016年10月18日です。
この日、ロレックスの正規店で、サブマリーナーノンデイトに出会い、突然のことで迷いながらも清水ダイブで購入。
あまりの素晴らしさに、どっぷりと時計好きになっていきました。
当時の葛藤や、なぜロレックスのサブマリーナーノンデイトを買ったのかは以下の動画で話しています。
それからというもの、時計のことをどんどんと調べて情報をひたすらにインプットしていきました。
しかし一つ問題がありました。
それは、周りに時計好きの友人がいないということです。
私は元々、好きなことを語るのが好きだったのですが、語れる友人がいなかったのです。
そうしてひたすらと悶々として、3年が経過しました。
2019年の夏頃、私の背中を押してくれる出来事が起こります。
それは、職場の後輩の存在(Aくん・仮)です。
彼は、いわゆるザ・オタクで、好きなものはゲームとライトノベル小説。休みはひたすらゲーム三昧でした。
しかしある時Aくんはこう思ったそうです。
「あーもっとこんなゲームとか、あんなゲームがあったらいいのになあ」と。
しかし実際には、Aくんの思い描くゲームは存在しませんでした。
そこで彼はなんと、某有名サイトでWeb小説を投稿し始めます。
彼はWeb小説の中で、自分の理想のゲームを想像し、プレイヤーとしてそのゲームをやっていったのです。
正直な話、彼にはとても文才があるとは思えませんでした。
というのも、私が先輩ですので、彼の仕事のレポートや書類などをみていたのですが、文才がある!という感じではなかったのです。
ところが、彼の小説はネット上で人気を博し、数ヶ月後には有名出版社から書籍化のオファーを受け、小説家としてデビューすることになったのです。
それを横でまざまざと見ていた私は衝撃を受けました。
と同時に、その姿勢から「好きなことを世の中に発信することの素晴らしさ、行動する勇気」を教えてもらいました。
行動しない理由はいくらでも頭に湧いてきます。
・時間がない
・経験がない
・お金がない
・才能がない
・やり方がわからない
・勇気がない
これらは全て当時の私に当てはまっていました。
しかし後輩Aくんの行動と結果は、そんなネガティブを一蹴するほどの衝撃を私に与えてくれたのです。
ブログの立ち上げ
そんな経緯があってブログを立ち上げるぞ!!と決意したものの、でもどうやってやるの??状態でした汗
それで、いろいろネットで調べてみると、アメブロやはてなブログのような無料でできるものと、ワードプレスなどの有料で始めるものがあることがわかりました。
私は、自由にカスタムしてブログを運営したかったので、後者を選びました。
しかし、この設定がめんどくさいのなんの。
ネットで調べても全くわかりませんでした。
そんな時、YouTubeで調べたところ、以下のマナブさんの動画に出会いました。
この動画を見て、マナブさんの指示通りに一手一手ポチポチセットアップし、3日ほどかけてようやく完了しました。
それからよし!一記事目を書こう!と思うのですが、でも何を書けばいいんだろう?
ということで、また一記事目のコツをネットで調べて、、、。
そうして、このブログの立ち位置や決意表明を書いてみました。
嬉し恥ずかし、記念すべき一記事目→腕時計のある人生
記事を除いてもらえればわかると思うのですが、いろんなカラーや太字、アンダーバーや画像などが付けられています。
しかしこれらができるようになったのは、ブログを初めて数ヶ月後のことです。
はじめは、色や画像の入れ方すらもわからず、ただの文字のみでした。
コンセプト、名前、ロゴの決定
コンセプトは明快でした。
1. 腕時計を人生のパートナー、歴史を刻む装置として捉える
2. 時計好き人口を増やしたい
3. 初めて時計を買おうという方の助けとなるような情報を発信したい
ブログ名は、何個か候補がありましたが、一番最初に思いついた「腕時計のある人生」がしっくり来たのでこれを採用しました。
ロゴは、特に決めておらず、ブログを初めて数ヶ月後に適当に決めた気がします。笑
(決まるまでの最初期は、上の車の写真のヘッダーでやっていました)
確か、フリー素材の時計のロゴを引っ張ってきて、自分好みに着色しました。
ただ、「ネイビー×ゴールド」というのは決めていました。
なぜなら私は海で働いておりネイビーが好きだし、私っぽいかなあと思ったこと。
それからネイビーの差し色はゴールドが一番かっこいいと私の中で思っていたからです。
このように、腕時計のある人生は、3歩進んでは2歩下がる、牛歩のようにスタートをしたのです。
立ち上げ当初、アクセス数は0。
初めてPVが数件ついた時は、天にも登るような嬉しさでしたが、そのPVは自分のアクセスだったことを知り愕然としたのも良い思い出です。
YouTube開始
段々と勝手が分かり、ブログも順調に記事数を増やし、PVも伸びていきました。
そして、ブログを始めてから約5ヶ月後の2020年3月30日、YouTubeへ最初の動画を投稿しました。
この時、ブログが50記事に到達したので何か新しいチャレンジをしたいと思っていたんですね。
当時の心境→僕が腕時計ブログを立ち上げた理由と根底にあるもの【Youtube開設も】
それから、新型コロナウィルスの影響で、ステイホームが本格化したことも一因です。
何か家でできることが、YouTube挑戦でした。
しかしYouTubeなんてやったことないので、これも調べながらやっていきました。
そして、上の100日生きたワニの動画が記念すべき一本目の動画です。
今見返すと、声は暗くて聞こえにくい、椅子がギーギーうるさい、BGMついてないなど、ひどいもんです。汗
しかし当時の自分としてはこれが精一杯だったんですね。
それからというもの、ブログとYouTubeを並行して投稿を続けていました。
FORZA STYLEで連載コラム「腕時計羅針盤」開始
YouTube開始約4ヶ月後の2020年7月22日、FORZA STYLEという講談社のウェブマガジンのYouTube企画「腕時計魂」に出演させていただきました。
出演者募集のフォームがあったので、出たいですとオファーを出したら採用していただいという流れです。
その出演した回が上の動画です。いつも見ていた番組なだけに、私緊張しております。笑
そして驚いたのが、あのロック福田さんが「腕時計のある人生」YouTubeを見てくれていると発言してくださったのです。
「え!見てくださってるんですか?」と私が聞き返すと、
「うん、昨日も観てました。面白いなと思って」と答えてくださり、とても嬉しかったのを覚えています(確かこの時、登録者数5000人強)。
番組も無事終了し、数日後、プロデューサーさんからメールが届きました。
内容は、「腕時計のある人生ブログを読んで感動した。情報量がすごく、SEO対策もきっちりされている。FORZA STYLEで1コーナー持って、腕時計コラムを連載してみないか?」とい趣旨でした。
非常に嬉しかったです。ブログをやってきて本当に良かったと思った瞬間でした。
FORZA STYLEで書いているコラム→腕時計羅針盤 【日本人の5割以上が時計をしない?】 機械式時計を持つと起こるかもしれない3つのイイこと
ブログの素晴らしいところは、YouTubeの良い台本になるということだと思います。
YouTuberは、ほぼ皆さん台本を用意してから撮影しています。
もしYouTubeしかしていなければ、台本が死に役になってしまうんですよね。
その点、ブログというベースがある私は、ブログの記事として台本を書けば、YouTubeとブログの両方に活かすことができるのです。
加えて、ブログという土台があったがために、動画の構成や分かりやすく伝えるという話の組み立てなどが訓練されていたと思います。
私のYouTubeはかなり早いペースで成長できたと自負しているのですが、これはブログという下地がしっかりしていたからだと信じています。
3足のわらじ
と、ここまで腕時計のある人生の1年間を殴り書きで書いてきました。
この一年間を振り返って、自分が作ってきたものを数えてみました。
腕時計のある人生ブログ: 100記事
腕時計のある人生YouTube: 71動画
FORZA STYLE 腕時計羅針盤: 11記事
合計: 182作品
一年間は365日なので、ちょうど二日に1つ作品を作っている計算になります。
もちろん本業は別で行っています。
私の本業は船乗りです。海外の海上に年の半分以上います。その間はインターネット通信が制限され、YouTubeは愚かブログ更新もできません。
そう考えれば、私が陸上にいる間、つまり1日1作品以上作っている計算になります。
一般に、腕時計というジャンルはネタが続かないと言われています。
他のアイテムと異なり、高級が故に次から次へと買うことができません。
車やバイクのように、カスタムすることができません。
しかも、圧倒的マイノリティーなジャンルなので、そもそも愛好家の人口が圧倒的に少ないです。
ある程度年齢のいった男性が主体です。それだけ見られる数も少なく、発展性に乏しいジャンルです。
しかも私の場合は、時計屋さんでもなければ、大量の時計を保有するコレクターでもなければ、経験も4年程度と浅く、あくまでも趣味ベースで私一人の完全個人でやっています。
その状況下にあって、これだけの数字は客観的に見て、ちょっと驚異的だと思います(自画自賛すみません)。
しかし、ここまで熱中してできているのは、いつもこのブログを読んでくださる皆様、YouTubeを見てくださる皆様のお陰様です。
心の底からそう思います。これがアクセスが0とかだったら、ここまで続いていませんし、モチベーションも保てていません。
みなさまいつも本当にありがとうございます。
腕時計のある人生3.0へ
さてこれからの腕時計のある人生ですが、バージョン3.0へと挑戦しようと考えています。
ブログ時代が「腕時計のある人生1.0」
YouTube時代が「腕時計のある人生2.0」
そして次に目指すのが「腕時計のある人生3.0」
です。
3.0のコンセプトは2つです。
1. 画面から飛び出る
2. 腕時計を購入したその先を楽しめるように
です。
1つ目の「画面から飛び出る」ですが、これはまさに画面から飛び出て行動しよう!ということです。
具体的には、
・色んな方に会って時計インタビュー・トークする
・時計関連グッズを作る
です。
時計コレクターはもちろん、初めて機械式時計を買った方、いつもこのブログやYouTubeを見てくださってる方にお会いして、時計とのエピソードトークなどインタビューをしていきたいと考えています。
そしてそれを動画にしたいです。インタビュー受けてやっても良いぜ!という方は、下の問い合わせからご連絡いただければ嬉しいです。
時計関連グッズは、まだ構想中ですが、こんなグッズがあったらいいのになを実際にグッズ化したいと考えています。
これは相当にハードルが高いです。まだまだ勉強中なので、2021年中に実現できたらいいなと思っています。
こちらもこんなグッズがあれば欲しい!などリクエストあれば問い合わせからお願いいたします。
もう一つの「腕時計を購入したその先を楽しめるように」ですが、これまでこのブログやYouTubeは初めて時計を買う方をメインに置いて情報発信してきました。
今度は、購入後ももっと楽しめるようなアイデアやグッズ、システムを構築したいなと考えています。
これも相当にハードルが高いです。まだまだ勉強中なので、2021年中に実現できたらいいなと思っています。
もちろん、今まで通りブログ、YouTube、FORZA STYLEは続けていきますが、2021年は具現化していきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
蝶々を見つけよう
ここまで読んでくださりありがとうございます。時間がない中で書いているので、かなり読みにくい文章になっているかと思います。すみません。
さて、ここまで読んで、どのような感想を持たれたでしょうか?
なんだか図に載ってるな。自画自賛がうざいな。
あれこれを手を出して大変そうだな。忙しそうだな。
そう思われたかもしれません。
確かにプライベートの時間をほぼ全てを腕時計のある人生に費やしているので、忙しいのは確かです。
しかし大変だと感じたことは一度たりともありません。むしろ本当に楽しくて、ずーっとやっていたいくらいです。
今この記事も、朝目を覚まして、ベッドの横からパソコンをとり、ベッド上で書いています。もうかれこれ3時間くらい経っているでしょうか。
記念すべき100記事目の最後に「蝶々」の話をしたいと思います。これは私が、日本国民全員に伝えたい話です。
一つ質問です。
「天才とはどういう人のことを指すでしょうか?」
これは、いつだったか忘れましたが、遠い昔にどこかで耳にしたお話です。ただなぜか、内容は忘れることなく頭にこびりついています。
「天才とはどういう人のことを指すのか?」
答えは出たでしょうか?
「天才とは、目の前の蝶々を追いかけていたら、知らぬ間に高い山の山頂に登っているような人」
だと言います。
つまり、周りから見れば、あんなに高くて急な山を登ってるぞ。大変そうだな。と見えるのですが、当の本人は目の前の蝶々に夢中で、頑張っている、努力している、大変だという感覚は一切ないのです。
その結果、気づいた時には大変な偉業を成し遂げているということです。
これはイチローの「努力は夢中には勝てない」という言葉にも通ずるものがあると思います。
努力している、頑張っているという意識があるうちは、いずれ辛くて限界がきてしまいますし、休みを求めてしまいます。モチベーションを保つのが難しいでしょう。
一方で、夢中になっている人は、休む必要がなく、自ら学び欲するので、成長スピードが段違いです。
結果的に、努力と夢中では大きな差が生まれてしまうわけです。
私は、幼稚園の頃から父の教えで野球の”英才教育”を受けてきました。
小学校の頃には、朝5時に起きて学校へ行き、父にボールを投げてもらいバッティング練習。
夜は、家の中で新聞ボールとカーテンでティーバッティング。
まさに野球の英才教育だったと思います。
しかし芽は出ませんでした。
小学校、中学校までは良かったのですが、高校ではベンチに甘んじていました。そして高校を最後に野球から離れました。
当時は自分で野球が好きだと思い込んでいたのですが、今思えば好きではなかったと思います。
TVはプロ野球よりもアニメやバラエティが観たかったですし、甲子園も興味がありませんでした。
練習はきついし、雨が降らないかなとよく思っていたものです。
自主練習もみんながやっているので、なんとなく自分も残ってやる日々。
まさに、”夢中”ではなく”努力”だったわけです。今になってわかりました。
一方で、いつも自分にとっての蝶々はどこなんだろう?とも考えていました。
そして26歳の10月18日、ロレックスのサブマリーナーを手にした時、これが自分にとっての蝶々だと思えました。
決して私が天才であると言いたいわけではありません。しかし、目の前に蝶々がいるとはっきり言えます。つまり夢中になっているわけです。
まだ、山は登り始めたばかりですが、この一年間は夢中になって蝶々を追いかけてきました。そしてこれからも追いかけていくつもりです。
努力している、頑張っているという感覚はありません。ただ、楽しいからやっている。もっともっとやりたいという感覚です。
あの時の野球とはまるで感覚が違います。毎日が楽しく、幸せに感じます。
さて、皆さんは蝶々を見つけていますか?
もしまだ見つけていないのであれば、なんでも良いので行動してみる、色んな経験をしてみる、色んなものに触れてみると良いと思います。
蝶々を見つけることができれば、人生とても楽しく充実したものになるはずです。
余計なお節介失礼致しました。
まとめ
走り書きになってしまいましたが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。
かなり調子に乗って生意気もたくさん書いてしまいました。
が、自分を追い込むという意味でも消さずに残しておこうと思います。
無事一周年を迎えることができたのは、皆さんのおかげです。
本当に、本当にありがとうございます。そして今後ともよろしくお願いいたします!
それではまた!ありがとうございました!