【時計は人生を物語る】あの偉大な男たちが愛した腕時計10選

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皆さん「有名人の腕時計」って気になりませんか?

私は結構気になるタイプで、TVを見ていてもいつも演者の腕元ばかりに注目してしまいます。

というのも、「時計はその人の人生を物語るもの」だと思うからです。

今回紹介したいのは、世界的に著名な偉人とその腕時計を10本です。

どの分野にも傑出したカリスマやリーダーがいます。そして彼らの腕には、その人を支えた時計があり、その人生を物語っています。

時計好き界隈では有名なものや、知らなかった意外な時計が見つかるかもしれません。

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 偉大な男たちが愛した腕時計 10選

top10

1: スティーブ・マックイーン: タグホイヤー「モナコ」

出典: https://inthelife.club/a21026/

1人目は、スティーブ・マックイーンです。

スティーブ・マックイーンについては、大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」で分かりやすく解説されているので引用したいと思います。

“The King of Cool”と呼ばれる、男が憧れる男スティーブ・マックイーン

1930年に誕生した彼は、1980年に50歳でこの世を去るまで、TVシリーズ『拳銃無宿』(1958~61年)から、映画『荒野の七人』(1960年)、『大脱走』(1963年)、『砲艦サンパブロ』(1966年)、『ブリット』(1968年)、『ハンター』(1980年)など、多数の作品に出演、伝説のハリウッドスターとして、今なお世界中に多くの信奉者を擁している。

そんな彼の魅力は、セリフに頼らない存在感と役柄に成り切るリアリティ。それは、海兵隊に所属した経験や、クルマ、バイクのレース、飛行機の操縦、武道、それにヴィンテージアイテムに精通するなど、彼の本物を求める拘りの私生活から滲み出てくるものだ。

劇中のマシーンや小道具を使いこなし、必要があれば私物をも用いる。だからこそ、ファンは彼の所作を模倣し、彼が使ったアイテムを欲するのだろう。”(引用: 大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」)

そんな彼の作品の中で、カーレース映画の傑作と名高い『栄光のル・マン』で彼が愛用している時計は、タグホイヤーの「モナコ」です。

「モナコ」はその名の通り、ヨーロッパ屈指の富豪国家のモナコ公国で開催されるF1グランプリをオマージュして1969年に誕生します。

モナコの凄いところは、世界初の自動巻きクロノグラフを搭載しただけでなく、世界初のスクエア型の防水時計であったことです。

スクエア型は、技術的に防水性を高めることが非常に難しかったのですが、ホイヤーはデザイン的な面白さを求めて開発に挑戦します。

その努力が実って、モナコは誕生しました。しかし、力作であったにも関わらず、発売当初あまり売れなかったと言います。

そんなモナコに転機が訪れます。1971年にカーレース映画「栄光のル・マン」が公開されたのです。

この映画で、ハリウッドスターであった「スティーブ・マックイーン」がモナコを着用したことで、その知名度が飛躍的に上がることになりました。

ホイヤーはスティーブ・マックイーンとスポンサー契約を結んでいたわけではありません。スティーブマックイーン自身が、数ある時計の中からモナコを選んだと言います。

常に本物を求める男、男が憧れる男が選んだ時計「モナコ」。現在でも、特にイタリア人やファッショニスタに愛される名作時計です。

モナコとクロノグラフについて興味がある方にオススメの記事はコチラ→車好き必見!この1記事で学べるクロノグラフの選び方とおすすめ5選

2: エルヴィス・プレスリー: ハミルトン「ベンチュラ」

出典: https://parade.com/722291/paulettecohn/elvis-presley-eight-facts-you-may-not-know-about-the-king-of-rock-n-roll/

2人目はエルヴィス・プレスリーです。

“エルヴィス・アーロン・プレスリー (Elvis Aron Presley, 1935年1月8日 – 1977年8月16日)は、アメリカのミュージシャン、映画俳優。

全世界の総レコード・カセット・CD等の売り上げは6億枚以上とされている、「世界史上最も売れたソロアーティスト」のトップ。「キング・オブ・ロックンロール」と称される” (引用: Wikipedia)

そんな彼が愛した時計が、同じくアメリカの時計ブランドであるハミルトンの「ベンチュラ」です。

ベンチュラは、1957年に世界で初めての”電池式時計”として誕生し、その画期的なテクノロジーとアイコニックなデザインによって世界中でヒットしました。

エルヴィス・プレスリーは、1961年に映画「ブルーハワイ」でベンチュラと共演し、以降も愛用していたと言われています。

そして今なお、世界中で“エルヴィス・ウォッチ”として、世界中で人気を博している時計です。

3: ジョン・F・ケネディ: オメガ「スリムライン・ウォッチ」

出典: https://edition.cnn.com/2016/02/25/politics/gallery/kennedy-life-and-career/index.html

3人目はジョン・F・ケネディです。

“ジョン・フィッツジェラルド・”ジャック”・ケネディ(英語: John Fitzgerald “Jack” Kennedy、1917年5月29日 – 1963年11月22日)は、アメリカ合衆国の政治家。

第35代アメリカ合衆国大統領。名前のイニシャルをとってJFKと呼ばれることも多い。

大統領就任時の年齢は43歳で、アメリカ合衆国の歴史上、選挙で選ばれた大統領としてはもっとも若い大統領であった。“ (引用: Wikipedia)

1961年1月20日、アメリカ大統領就任式の演説で着用していた時計がオメガの「スリムライン」です。

出典: オメガHP

このオメガの時計は、1960年の大統領選を控えていたころ、友人のグラント・ストックデールからケネディに贈られます。

そして驚くことに、この時計の裏面にはこう刻印されていました。

「アメリカ合衆国大統領 John・F・Kennedy 友人のGrantより」

まだ選挙も始まっていないのに、友人のグラントは“アメリカ合衆国大統領”と刻印したのでした。

そして見事に選挙に勝利し、史上最も若くして大統領になったケネディは大統領就任演説の際、あのオメガの時計を着用して臨みました。

その後、ケネディからグラントに向けて書かれた手紙の末には、こう添えられています。

「君がこれを知ったら喜ぶだろう。私は今また”ストックデール・ウォッチ”を着けていると」

出典: オメガHP

4: マイルス・デイビス: ブライトリング「ナビタイマー」

出典: https://www.hodinkee.jp/articles/twelve-of-the-greatest-missing-watches

4人目はマイルス・デイビスです。

“マイルス・デューイ・デイヴィス三世(Miles Dewey Davis III、1926年5月26日 – 1991年9月28日)は、アメリカ合衆国出身のジャズトランペット奏者、作曲家、編曲家。

アルバム『ウォーキン』『カインド・オブ・ブルー』『ビッチェズ・ブリュー』など多くの作品で知られている。

日本には彼を「モダン・ジャズの帝王」と呼ぶジャズ・ファンやジャズ評論家もいる。いわゆるジャズの巨人の一人。時代に応じて様々な音楽性を見せ、ジャズ界を牽引した。”(引用: Wikipedia)

彼が着用していたのは、ブライトリングの「ナビタイマー」です。

マイルス・デイビスがどのような経緯でナビタイマーを愛用していたかは明らかにされていません。

しかし、彼を映した最も有名な写真では確かに、ナビタイマーが着用されています。

これは私の考察ですが、彼は常に「速いもの」を追い求めていたからではないでしょうか?

彼の人物像は、”速い物を好み常にフェラーリなどのスポーツカーを乗り回していた。また彼曰く最速のスポーツである事から、ボクシングをたしなんでいた。この速さへのこだわりは車で移動すれば1時間のところを、飛行機に乗る事に固執し、3時間かかってしまった事にも現れている。”(引用: Wikipedia)

からもわかるように、“根っからの速いもの好き”です。

そうであれば、選ぶべき時計は飛行機やモータースポーツと関連の深い「クロノグラフ」一択でしょう。

そして、クロノグラフの原型を構築した「ブライトリング」のパイロットウォッチの名作「ナビタイマー」を選ぶことは何ら不思議ではありません。

出典: https://www.rolexmagazine.com/2008/05/jazz-legend-miles-davis-wearing-his.html

その世界でトップを張る人間は、型破りであることが多いのは世の常。

上の写真のように、ストラップのダブルスーツには通常、ドレスウォッチを合わせるのがセオリーです。そしてセレブリティであったマイルス・デイビスもそれは百も承知だったでしょう。

それを知ったうえで、あえてスポーツ時計であるクロノグラフを合わせてハズしてくるあたりに、モダンジャズの帝王の貫禄と粋が表れていると思います。

ナビタイマーとパイロットウォッチについて興味がある方にオススメの記事はコチラ→いい大人の休日時計!パイロットウォッチの選び方とおすすめ10選

5: ジェームズ・ボンド: ロレックス「サブマリーナ」

James-Bond-Watches
出典: https://www.chrono24.com/magazine/james-bond-watches-from-rolex-to-omega-and-beyond-p_20958/#

5人目はジェームズ・ボンドです。

“イギリスの作家I.フレミング作《カジノ・ロアイヤル》(1953)から《オクトパシー》(1966)までの小説の主人公として登場する、イギリス情報部のスパイ007。

美男子で超人的能力の持主で、しかもイギリス紳士の典型のような彼は、世界をまたにかけて活躍し、多くの女性たちを魅了する。”(引用: コトバンク)

そんな彼が愛用するものは、どれも超一級品で、世界中の男の憧れでもあります。

初代007であるショーン・コネリーが愛用したのはロレックスの「サブマリーナ」です。

サブマリーナは、ダイバーズウォッチのアイコンであり、原点にして頂点です。

1953年の初登場から、デザインはほぼ変わらず現在まで続いていおり、まさに永世定番と言える時計です。

ショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドは、タキシードにこのダイバーズウォッチを合わせました。

今でこそ、よく見る組み合わせですが、当時は非常に斬新で、型破りな組み合わせでした。

これは、ジェームズ・ボンドが「イギリス海軍中佐」という肩書があることや、時には水中活動もしなければならないという背景があるためだと私は考えています。

しかしそれにしても、ダイバーズウォッチをドレッシーに着こなす様は、さすがジェームズ・ボンドだと言わざるを得ません。

この着こなしがあってこそ「フォーマル着+ダイバーズウォッチ」という組み合わせが、容認され始めたのだと思います。

サブマリーナとダイバーズウォッチについて興味がある方にオススメの記事はコチラ→タフな時計が欲しい!ダイバーズウォッチの選び方とおすすめ10選

以下の動画で、上記の5人分の内容を映像でさらに分かりやすく解説しています。

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6: チェ・ゲバラ: ロレックス「GMTマスター」

6人目はチェ・ゲバラです。

チェ・ゲバラ(1928年6月14日 – 1967年10月9日)は、アルゼンチン生まれの政治家、革命家で、キューバのゲリラ指導者。

医学部生だったゲバラは、23歳の時友人とボロボロのバイクで南米縦断の旅に出かけます。

そこで見聞きした様々な理不尽に憤慨し、次第にマルクス主義(労働者が資本家から搾取されているとする、マルクスの社会思想を基とした共産主義)に傾倒していきます。

フィデル・カストロと出会ったゲバラは、カストロの想いに感銘を受け、反乱軍の軍医として82名の仲間と共に8人乗りのレジャーボートでキューバに密航。

キューバでは政府軍との戦闘の中でその忍耐強さと誠実さ、状況を分析する冷静な判断力、人の気持ちをつかむ才を遺憾なく発揮し、当初は軍医としての参加であったがカストロのナンバー2として認知されるようになり、キューバ革命を成就させました。

ちなみに、「チェ」は、アルゼンチンで「ねえ 君」という意味を表す言葉で、革命軍の間で定着したニックネームです。

あのジョンレノン「世界で最もカッコいい男」いう程に、今なお世界的に人気のあるカリスマ指導者です。

そんな彼が愛用していたのが、ロレックス「GMTマスター」です。

GMTマスターⅠは、旅客機による旅行の黎明期、1955年に誕生しました。

それまでは海外旅行と言えば、船舶による旅行がメインで、乗客たちは毎日数分ずつ時刻をずらす事によって、二国間の時差を埋めて来ました。

しかし、旅客機の登場によって人々は”時差”を体感することになります(時差を英語で”Jet Lag”というのはこのため。Time lagではない)。

これはパイロットにとっても問題でした。そこでロレックスは、第二の時針を取り付け、さらに24時間表示の回転ベゼルを取り付け、二か国間(or三か国)の時間を同時に表示できるようにしました。

GMTマスターの特徴のひとつは、ベゼルのカラーリングにあります。

これは、二か国目の時間が昼か夜かを判断する為に、2色で色分けしています。その色のパターンによって、”ペプシ”や”コーク”、”バッドマン”などニックネームがファンによって名付けていて、面白いな~と思います。

出典: https://www.pinterest.ph/pin/483362972490888954/

7: ニール・アームストロング: オメガ「スピードマスター」

出典: https://www.dazzling.news/a2462/neil-armstrong-broke-his-silence-before-death-and-48-years-after-landing-on-the-moon

7人目は、ニール・アームストロングです。

“ニール・オールデン・アームストロング(Neil Alden Armstrong, 1930年8月5日 – 2012年8月25日)は、アメリカ合衆国の海軍飛行士、テスト・パイロット、宇宙飛行士、大学教授。人類で初めて月面に降り立った人物”(引用: Wikipedia)

ニール・アームストロングはアポロ11号の船長として、1969年7月24日人類初の月面着陸に成功しました。

彼の愛用していた時計は、オメガの「スピードマスター」です。

スピードマスターは1957年に誕生しました。その名の通り、元々モータースポーツでの使用を目的として開発された時計です。

1960年代、ロシアとアメリカは宇宙開発を競い合っていた時代。アメリカのNASAは、宇宙での使用に耐えうる時計を探していました。

様々なブランドの一般販売品を買って来て、あらゆる試験を行った結果、唯一宇宙での活動に耐えられると合格したのがスピードマスターでした。

それからスピードマスターは、NASAの公式装備品となり、1969年の月面着陸という人類初の偉業達成の一員となったのです。

これにより、今日では「月面に降り立った時計: ムーンウォッチ」としてその名を馳せています。

スピードマスターと宇宙開発について興味がある方にオススメの記事はコチラ→宇宙好き必見!あの宇宙飛行士を支えた腕時計とその物語 5選

8: マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(キング牧師): ロレックス「デイトジャスト」

出典: https://www.mensjournal.com/gear/two-very-different-watches-worn-by-dr-martin-luther-king-jr/

8人目はキング牧師です。

“マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(英語: Martin Luther King, Jr.、1929年1月15日 – 1968年4月4日)は、アメリカ合衆国のプロテスタントバプテスト派の牧師である。

キング牧師(キングぼくし)の名で知られ、アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者として活動した。

「I Have a Dream」(私には夢がある)で知られる有名な演説を行った人物。1964年のノーベル平和賞受賞者。本人死後、2004年の議会名誉黄金勲章受章者。

アメリカの人種差別(特にアフリカ系アメリカ人に対する差別)の歴史を語る上で重要な人物の一人である。”(引用: Wikipedia)

そんな彼が愛用した時計が、金のロレックス「デイトジャスト」です。

これは、ロレックスからキング牧師に贈られたギフトのようです。

キング牧師は、このデイトジャストを愛用し、特に重要な場面では着用していました。

今やゴールドのデイトジャスト歴代アメリカ大統領の御用達アイテムとしても知られ、海外では「Power Tool Watch」という呼び方もあるほどです。

9: パブロ・ピカソ: ジャガールクルト「トリプルカレンダー ムーンフェイズ」

出典: https://www.youmightfindyourself.com/post/89937572728/picasso-wearing-a-jaeger-lecoultre-triple

9人目はパブロ・ピカソです。

“パブロ・ピカソ(Pablo Picasso [ˈpaβlo piˈkaso], 1881年10月25日 – 1973年4月8日)は、スペインのマラガに生まれ、フランスで制作活動をした画家、素描家、彫刻家。

ジョルジュ・ブラックとともに、キュビスムの創始者として知られる。

生涯におよそ1万3500点の油絵と素描、10万点の版画、3万4000点の挿絵、300点の彫刻と陶器を制作し、最も多作な美術家であると『ギネスブック』に記されている。”(引用: Wikipedia)

そんな彼が愛用していた時計は、ジャガールクルト「トリプルカレンダー ムーンフェイズ」です。

ジャガールクルトは、1833年の創業以来、数々の発明や特許、1000種類以上のムーブメントを製造し、あの世界三大時計の全てにムーブメントを供給していた程の真のマニファクチュールです。

その技術力の高さ故、時計だけではなく「時計製造のための機械」における発明を繰り広げ、ミクロン単位を測定できる史上初の計器「ミリオノメーター」なども発明しています。

さらに発想も良い意味で変態的で、室内の気圧差だけで半永久的に動き続ける時計や、クオーツ時計のようにステップ運針する機械式時計など、他のメーカーには到底できない離れ業も持ち合わせています。

まさに「超絶技巧の技術屋ブランド」です。

そんなジャガールクルト故に作れる複雑時計のトリプルカレンダームーンフェイズ。

ピカソが愛用していたものは、1940年代から1950年代にジャガー・ルクルトから発売されていたもので、1984年の創業150周年記念にアンティークのパーツを使用し復刻されたモデルです。

長年、彼の死後行方不明となっていましたが、最近になって、ピカソの娘であるパロマ・ピカソの夫のラファエル・ロペス・カンビル氏が着用しているのが発見されました。

出典: https://quillandpad.com/2019/09/13/found-the-dramatic-case-of-pablo-picassos-jaeger-lecoultre-triple-calendar-moon-phase/

10: ポール・ニューマン: ロレックス「デイトナ」

10人目はポールニューマンです。

“ポール・ニューマン(Paul Newman, 1925年1月26日 – 2008年9月26日)はアメリカ合衆国出身の俳優である。3度のアカデミー賞受賞を初めとして数多くの受賞歴を持つ。

また食品製造会社「ニューマンズ・オウン」の設立者であり、1982年の設立以降挙げた純利益2億2千万ドルを全額寄付。

その他レーサー、政治運動家としても多くの功績を残した。1950年代以降半世紀以上にわたり第一線で活躍した人物である。”(引用: Wikipedia)

そんなポールニューマンの愛した時計は、ロレックス「デイトナ」です。

デイトナは、アメリカのデイトナビーチで行われるカーレースに名前が由来されるように、モータースポーツととても関係が深いです。

レーサーでもあり、3度のアカデミー賞を受賞した大俳優でもある「ポール・ニューマン」もこの白いデイトナRef.6239を着用していました。

このデイトナRef.6239の裏蓋には、「DRIVE CAREFULLY ME (安全運転で)」と、妻からのメッセージが刻印されていたのです。

出典: https://hauteliving.com/2017/07/paul-newmans-personal-rolex-cosmograph-daytona-coming-up-for-auction/639577/

レーサーである夫の安全と無事を何よりも願う妻の想いが込められた一品でした。

ポール・ニューマンはこの時計を娘のボーイフレンドに託します。

彼は大事に保管し続け、2017年に財団を立ち上げ、寄付するためにオークションに出します。

その結果、それまでの最高落札価格5.8億円を大きく上回る、史上最高価格の20億円で落札されたのです。

出典: https://www.rasin.co.jp/blog/rolex/paul-newman/

ちなみに、ポール・ニューマンはデイトナRef.6239を娘のボーイフレンドに譲った後、黒のデイトナを着用します。

その黒のデイトナの裏蓋には、妻からのメッセージ「Drive Slowly(ゆっくり運転してね)」となんともウィットに富んだメッセージが込められていました。

偉大な男たちが愛した腕時計 まとめ

時計の歴史
出典: https://pixabay.com/
偉大な男たちの腕時計まとめ
1. スティーブ・マックイーン: タグホイヤー「モナコ」

2. エルヴィス・プレスリー: ハミルトン「ベンチュラ」
3. ジョン・F・ケネディ: オメガ「スリムライン・ウォッチ」
4. マイルス・デイビス: ブライトリング「ナビタイマー」
5. ジェームズ・ボンド: ロレックス「サブマリーナ」
6. チェ・ゲバラ: ロレックス「GMTマスター」
7. ニール・アームストロング: オメガ「スピードマスター」
8. マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(キング牧師): ロレックス「デイトジャスト」
9. パブロ・ピカソ: ジャガールクルト「トリプルカレンダー ムーンフェイズ」
10. ポール・ニューマン: ロレックス「デイトナ」

いかがだったでしょうか?

今回は「偉大な男たちが愛した腕時計」について書いてみました。

こうしてみると、ロレックスやオメガなど“実用時計の最高峰”のブランドが多いですね。

そしてどの時計も、それぞれ持ち主のキャラクターが反映されているなあと思いました。

また、世界五大時計が無いことは意外でした。

しかし改めてこの面々を見返すと、宇宙飛行士や革命家、レーサーや俳優、大統領などハードワーカーが極めて多いことがわかります。

そして、そんな彼らの仕事を支えるのには堅牢で正確な時計が必要だったのでしょう。そう考えれば、実用時計の最高峰ブランドが名を連ねるのは当然かもしれません。

逆に、歴代天皇陛下や各国王侯貴族の愛用時計を調べると、世界五大時計ブランドが多く見つかります。

やはり、「腕時計はその人のライフスタイルやストーリーを映す鏡」なんだなあと思った次第です。

以上、皆さんの時計選びになれば幸いです!

以下の動画で、後半5人分の内容を映像でさらに分かりやすく解説しています。

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RY
年の半分以上を海外で過ごすアラサー。26歳の時に初めて機械式時計を買ってから時計の世界にどっぷりとハマる。2018年有名高級時計雑誌クロノスにて「ワナバイウォッチグランプリ コメント大賞」受賞。2019年ブログ「腕時計のある人生」開設。好きなものは時計、クルマ、バイク、スーツ、靴、野球、浦和レッズ、映画、アニメ、クラシカルなもの、テラス席。YoutubeとTwitterもやってます。