「時計をコレクションするかはわからないけど、とりあえず一本、失敗しない時計が欲しい」
こんな風に考えたことはありませんか？
今回は、そんな悩みを解決するため、最初の一本におすすめの腕時計を予算別に合計17本紹介します！
これを買えば間違いない！という、マルチに活躍するシンプル万能腕時計ばかり集めたので参考にしてみてください。
ちなみに、予算別おすすめ時計の記事は以下のものがあるので、合わせてご覧さい。
30歳男性スーツ仕事できれい目服好き必見！80万円以下おすすめ時計8選
10万円前後で一目置かれる！スーツに似合うシンプルな腕時計10選
安くて良質な時計が欲しい人へ！5万円以下で買える機械式時計10選
目次
最初の時計はこれを買うべし！初心者におすすめシンプル腕時計まとめ
今回ターゲットにしている人は、
フォーマルスーツやオフィスカジュアル着で仕事をしている男性。休みの日は、カジュアル着も着るし、アウトドアもたまにする。
という人を想定しています。
そんな方におすすめな時計は、ズバリ「3針スポーツウォッチ」です(上の表参照)。海外では「Everyday Watch」という呼ばれ方もしているほどです。
シンプルで色んな服装やTPOに合わせやすく、ある程度の耐久性を持つ、扱いやすいモデルになっているため、初めての一本におすすめの時計となっています。
さらに、防水性能が100m(10気圧)以上あるものが望ましいでしょう。
コチラも合わせてご覧ください→万能な高級時計が欲しい人へ！ラグスポ時計の選び方とおすすめ10選
今回は、そんな3針スポーツウォッチを中心に、予算別に僕のおすすめモデルを紹介していきます。
なお、予算別に選べるブランドは、おおよそ以下のようになっているので、参考にしてみて下さい。
この表や格付けの詳しい内容はコチラ→1記事でわかる！時計ブランド44社の特徴と格付け 2020年度版
予算 5万円
ハミルトン「カーキフィールド」
ハミルトンのカーキフィールドは、シンプルな黒文字盤で、ジャケパンやビジネスカジュアルやカジュアル着ももちろん、ON/OFF満遍なくカバーできる優秀な時計です。
防水性能は10気圧防水、パワーリザーブ80時間、風防はサファイアクリスタルと、この価格では信じられないスペックとなっています。
サイズ38mmと42mmと選べるのも嬉しいポイントです。
5万円以下では、これ一択になるのではないかと思う程、優れた万能時計だと思います。
予算 10万円
セイコー「SARB033」
セイコーSARB033は、「ベイビーグランドセイコー」と言われるほど高い質感をもつ腕時計です。
シンプルな3針時計は、凛としてスポーティな雰囲気を漂わせています。その雰囲気とシャープさは、都会によくマッチします。
ケース径は37mmとやや小さめとなっており、スーツを着る仕事の方にもおすすめですし、キレイ目カジュアルにもぴったりだと思います。
100m防水という事で必要十分な耐久性も備えていますね。
オリス「ビッグクラウン オリジナル ポインターデイト」
創業以来、100年以上機械式時計のみを作り続けているオリス。
オリスのビッグクラウンは1910年代、航空機の黎明期のパイロットへ供給していた時計がルーツになっています。
それが1938年に現在の形になりました。
もともとミリタリー感の強いパイロットウォッチでしたが、この時計は白文字盤にゴールド数字を配し、ドレッシーに仕上げています。
そのためスーツにもカジュアル着にもマッチすると思います。そして安心の100m防水です。
コインエッジベゼルに、クラシカルなコブラ針、オリスのアイデンティティであるポインターデイトに、ギョーシェ彫りの文字盤など、この価格では有り得ないくらいの内容です。
予算20万円
モーリスラクロア「アイコン」
やはりこの価格帯の3針スポーツでは、このアイコンが頭抜けてスペックもデザインも機能も素晴らしいと思います。
色はラグスポらしく、爽やかなブルーにして、ON/OFF共に良い気分転換をしてくれると思います。またこの時計は、革ベルトも金属ベルトも工具無しで自分でさっと交換できるので良いですね。
文字盤は、美しいクル・ド・パリ装飾が施されており、光に当たると美しい表情を見せます。
サイズはケーズ径42mmで厚さは11mmという、王道のサイズ感です(最近になって、39mmサイズも発表)。
さらに防水性は200mと、このジャンルの中では随一の防水性を確保しています。
まさに、オールラウンダー。この時計1本あるだけで相当守備力(カバー力)が上がると思います。
アイコンについてより詳しく書いている記事はコチラ→万能な高級時計が欲しい人へ！ラグスポ時計の選び方とおすすめ10選
ノモス「クラブ」
ノモスはドイツのメーカーで、デザインは機能に準ずるという概念を持つ“バウハウス”と呼ばれる芸術を時計に取り入れているブランドです。
そのため、非常にシンプルでクリーンなデザインをしており、ミニマリストに好まれています。
クラブは、その中でも少しポップな色使いとデザインで遊び心があるため、カジュアル着にも合いやすくなっています。
38mmというサイズも多くの日本人に合いやすい素晴らしいプロポーションです。
同社にはタンジェントというモデルもありますが、クラブの方が100m防水と水に強くなっているため、扱いやすいのはこちらだと思います。
ジン「556」
ジンというブランドは、時計好きでもマイナーな存在だと思います。
それもそのはず、彼らは売り上げのほとんどを広告費ではなく、研究・開発費に充てているため、認知度は低いのです。
究極の計器としての時計を日々開発しているドイツのブランドです。正式名称はSinn特殊時計会社。
その名の通り、他のブランドでは実現できないような特殊機能を研究・開発し、時計に落とし込み、世界各国の特殊な環境で働く者たちの心強いパートナーとなっています。
そんなジンの入門機がこの556です。
航空機のコックピットクロック由来の読み取りやすいダイヤルと、ソリッド感の高いサテン仕上げのステンレススチールケースを備えた556シリーズの基本モデルです。
時計の必要最小限の機能である時・分・秒と日付表示のみに特化したシンプルなデザインで、耐衝撃性、防磁性、防水性などすべてのDIN規格（ドイツ工業規格）に基づき製作されています。サファイアクリスタルの風防と裏蓋で20気圧の防水も備えた高品質モデル。シンプルなバーインデックスは長く使い続けられる普遍的なデザインであり、あらゆる場面でスタイルを選ばないデイリーユースとして理想的な逸品です。(引用: Sinn HP)
200m防水とダイバーズウォッチ並みの防水性や、ジン品質の堅牢性は心強いと思います。
予算30万円
チューダー「ブラックベイ 36 or 41」
ロレックスのセカンドラインとして誕生したチューダー。
ロレックス譲りの使い心地の良さや堅牢性が光るモデルが多い中、最も万能な時計はブラックベイ36か41だと思います。
これは、36mmサイズ、41mmサイズを表しています。個人的には36mmがデザインにしっくりきて好みです。
防水性も150mと3針スポーツウォッチでは優れています。
シンプルなので、ON/OFFともに合わせやすい時計です。
グランドセイコー「SBGR287」
この時計はドレスウォッチに分類され、3針スポーツウォッチではないので入れるか迷ったのですが、価格に対してあまりにもクオリティが高いので入れました。
防水性能は100mと、今回の選考基準を満たしています。
ケースサイズは37mmとドレスウォッチとして素晴らしいサイズです。一方、Tシャツなどには少し小さく映るかもしれませんが、きれい目私服にはぴったりです。
ドレスウォッチに全振りしつつ、防水性も兼ね備えた時計が欲しいという方におすすめです。
グランドセイコーについて熱く語っている記事はコチラ→知ってた？あの有名時計ブランドのロゴと誕生秘話ベスト5
ブライトリング「アビエイター8」
ブライトリングのアビエイター8は、元々パイロットウォッチの派生系ということで、少しヴィンテージミリタリーな雰囲気も漂っています。
それをブルー文字盤にすることで、さわやかさも加わっていますね(黒文字盤もあります)。
サイズも41mm、厚さも薄く、ON/OFF両方に対応できる守備範囲を兼ね備えています。
防水性能も100m防水となっています。
パイロットウォッチについて詳しく書いている記事はコチラ→パイロットウォッチとは？選び方とおすすめベスト10【ロマンある時計】
予算60万円
ロレックス「オイスターパーペチュアル」
堅牢性・頑丈さ・精度・資産価値・知名度などあらゆる点でトップレベルの優秀さを持つロレックスの中でも、最も万能なユーティリティープレイヤーが、このオイスターパーペチュアルか後述のエクスプローラー1だと思います。
極めてシンプルなため、ON/OFFともに活躍します。サイズ展開やカラーも豊富なので、自分にぴったり合う時計を見つけやすいでしょう。
何と言ってもロレックスならではの高品質さ、堅牢さが魅力です。防水性は100mと必要十分、精度は日差+/-2秒以内を誇り、使用されている904Lステンレススチールは、傷や錆にめっぽう強くできています。
オメガ「シーマスター アクアテラ」
この時計の一番の売りは圧倒的な耐磁性、ランニングコストの安さ、クロノメーター級の精度の高さです。これらは全て、オメガのムーブメント“コーアクシャル”によるものです。
仕事を考えると、PCなど電子機器が多く、磁力が気になってきます。しかし、このアクアテラは時計界トップの耐磁性を持ち合わせ、MRIに入れても大丈夫なほどです。
また、オーバーホール周期が2倍で良いので、ランニングコストも安く、精度もクロノメーター級を誇っています。
シンプルなため、ON/OFFマルチに活躍してくれる時計だと思います。
IWC「インヂュニア」
質実剛健とよく言われるIWCの万能時計はこのインヂュニアです。
この時計はもともと放射線技師のために作られた時計で、高い耐磁性を誇ります。
シンプルでありながらも、IWCならではの控えめな品がありつつも、カッチリとしたイイモノ感が漂う時計です。
予算80万円
ロレックス「エクスプローラー1」
エクスプローラー1は、人類のエベレスト初登頂を記念して1953年に誕生しました。
堅牢性・頑丈さ・精度・資産価値・知名度などあらゆる点でトップレベルの優秀さを持つロレックスの中でも、もっとも万能なユーティリティープレイヤーがこの「エクスプローラー1」(と後述のオイスターパーペチュアル)だと思います。
スポーツモデルでありながら、極めてシンプルなため、通常レベルのスーツは問題なくいけます。カジュアルな私服にも相性抜群です。
その昔、キムタクがドラマでこの時計をしていて、日本中からこの時計が買い占められたというほどの売れ筋です。
サイズは現行機は39mm、2009年以前のものは36mmとなっています。
防水性は100mと必要十分、精度は日差+/-2秒以内を誇ります。
資産価値が持続し、頑丈な時計、ユーティリティ性の高い時計が欲しい方におすすめの一本です。
カルティエ「サントス」
「サントス」は、1904年にルイ・カルティエが友人であり飛行家のアルバート・サントスのために作った時計です。そして、世界で初めてのメンズ腕時計でもあります。
数あるサントスの中でも、「サントス ドゥ カルティエ」は、必要十分な防水性(100m防水)とスポーティなプロポーションも備えています。
そして文字盤には、高貴なローマ数字を配し、クラシカルでありながらも現代的で、絶妙なバランスを実現しています。
さらにストラップもワンタッチで変える事ができ、タキシードからデニムまで合わせることができる守備範囲の広さは魅力的です。
まさに飛行服からタキシードまで着こなしていた、サントス・デュモンのように、これ一本で様々なTPOに合わせることができます。
他とは違う四角い時計が欲しい、歴史ある時計が欲しいという方にもおすすめです。
ジャガールクルト「ポラリス オートマティック」
超絶技術屋集団のジャガールクルトから、ポラリスを選びました。
インナーベゼルを備えており、ダイバーズウォッチという事もできるかもしれませんが、防水性は100mとなっています。
一方でサイズは41mm、厚さは11.2mmと、もはや3針スポーツウォッチと言えるスマートなプロポーションを持っています。
シンプルなデザインとスペック、そしてジャガールクルトという玄人ウケ抜群のブランド性、おすすめの一本です。
予算無制限
オーデマ・ピゲ「ロイヤルオーク」
予算無制限という、夢のような基準で考えると、ロイヤルオークがまず思い浮かびます。
1972年に発表されたロイヤルオークが、現在大人気を博している”ラグスポ”というジャンルの原点となっています。
それから、50年弱経っていますが、初代と現代ではほとんどデザインの変更がありません。初めから完成されたデザインであり、いつの時代もタイムレスな時計です。
ステンレス製ということで、貴金属に比べると傷に強いということ、そしてステンレスとは思えない煌びやかさと存在感が魅力です。
防水性は5気圧と、必要最低限ですので、強い雨や手洗いには気を付ける必要がありますが、通常生活の中では比較的安心できるスペックを備えており、薄さも10mm強と、シャツの袖の下に収まりが良いです。
歴史的意義、資産価値、ステータス性、質感、デザイン、汎用性などあらゆる面で最高レベルにバランスが取れている時計はごくわずかだと思います。
ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ」
260年以上途切れることなく時計を作り続けている世界最古の時計ブランドであり、世界三大時計ブランドの一角ヴァシュロン・コンスタンタンから、「オーヴァーシーズ」を選びました。
その名の通り、「旅への誘い」をテーマとして「世界を飛び回る人へ向けたエレガントなトラベルウォッチ」として位置付けています。
私の考える、オーヴァーシーズの一番の強みは高い「実用性」と「耐久性」です。
飛行機に乗る際にの手荷物スキャンで磁気帯びをしないように、2万5000A/mの高い耐磁性を備え、防水性も150mを実現しています。
さらに、金属ベルトのほかにレザーベルトとラバーベルトが付属されており、シーンに応じて工具無しでワンタッチでベルトを交換することができます。
このように、高いスペックとベルト交換システムなどによるユーティリティの良さは、長く使う上で非常に重要な要素です。
また、ブルー文字盤の美しさは、すべての時計の中でも一番だと個人的には思います。
ベルト交換機能や、スペックの高さ、サイズ感などから、全時計の中でもトップの万能さだと思います。
高い実用性やユーティリティを求める方、ヴァシュロン・コンスタンタンという通なブランド性に魅力を感じる方におすすめの一本です。
まとめ
いかがだったでしょうか？
今回は、初心者におすすめなシンプル万能時計をまとめてみました。
もう一度おさらいすると、
- ハミルトン「カーキフィールド」
- セイコー「SARB033」
- オリス「ビッグクラウン オリジナル ポインターデイト」
- モーリスラクロア「アイコン」
- ノモス「クラブ」
- ジン「556」
- チューダー「ブラックベイ 36 or 41」
- グランドセイコー「SBGR287」
- ブライトリング「アビエイター8」
- ロレックス「オイスターパーペチュアル」
- オメガ「シーマスター アクアテラ」
- IWC「インヂュニア」
- ロレックス「エクスプローラー1」
- カルティエ「サントス」
- ジャガールクルト「ポラリス オートマティック」
- オーデマ・ピゲ「ロイヤルオーク」
- ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ」
ここで紹介した時計はどれもスペックが高く、ON/OFF共に使えるマルチプレイヤーのため、着ける頻度が高くなり、自然と満足度が高くなると思います。
ぜひ、参考にして時計を選んでみて下さい。
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