✔時計を「歴史を刻む装置」として捉える
✔時計を切り口として人類の歴史や芸術、社会問題など派生させて考える
✔腕時計の購入を考えている方に有益かつ多面的な情報を発信する
「親から子へ、子から孫へ」とは、時計界の頂点のブランド”パテック・フィリップ”のキャッチコピーですが、これこそが時計の醍醐味であると思っています(上の画像はパテック・フィリップHPより)。
言い換えるならば、時計は「歴史を刻むウェアラブル(着用可能な)装置」であり、いつもそばにいる存在とも言えます。
それは近代史に残る人類の偉業が証明しています。
人類で初めて月に降り立った宇宙飛行士の腕に
人類で初めてエベレストの山頂に登頂した冒険者の腕に
人類で初めて航空機で大西洋を飛び越えたパイロットの腕に
腕時計はありました。
それらの時計は歴史的偉業の瞬間に立ち会い、挑戦者たちの記録を後世に語り継ぐように、今もなおDNAを引き継いで生産され続けています。
私がはじめて機械式時計を手にしたのは3年前、2016年の10月。
それまでは、「時間が分かれば何でもいい」と、スマホやすぐ壊れてしまうような安い時計ばかりを使って来ました。
しかし、1本の腕時計に出会ってから、私の考えは大きく変わりました。
時計を「時間を見る道具」から、「歴史を刻む装置」として見るようになったのです。
「良い時計は豊かな時間を運んできてくれる」と言いますが、これは言い得て妙だと感じています。
実際、その時計を手にしてから、お金の使い方や、物の見方がガラリと変わり、行動の仕方も変わりました。大げさに言えば、流れる時間の感覚が変わったとさえ思います。
はじめての1本を手にしてから3年間、深淵なる時計の世界への興味は尽きず、子供のころから大好きだった、クルマやバイクを抑えて、脳内容量を最も占有しています。
しかし、厄介な事に、高い時計=良い時計ではありません。
これが他のジャンルと違うところであり、面白い所でもあります。1万円台の時計でも素晴らしいものはありますし、100万円のものでも首をかしげたくなるものもあります。
だからこそ、星の数ほどある時計の中から、その人がどの時計を選んで、どのように維持し、どう付けこなしているかは、その人のセンスや考え方が垣間見えるひとつの指標になり得ると考えています。
それだけに、考える事はたくさんあり、私は1本の時計を買うのに1年近く熟慮してしまいます。
そこで、腕時計の魅力や、腕時計購入時に悩んだこと・検討したこと、役に立った歴史や雑学などを自身の言葉で伝え、誰かの腕時計購入の参考にしてほしいと思い、”腕時計購入サポートブログ”をここに立ち上げる事にしました。
ブログタイトルは色々悩みましたが、シンプルに、
「腕時計のある人生」
にしました。
私が一番時計に魅力を感じるのが、「歴史」や「受け継ぐものとしての側面」だからです。
“Start your own legacy”
あなたにとって、素敵な1本が見つかりますように。
腕時計購入サポートブログ「腕時計のある人生」ここに開幕します。