Watches & Wonders (旧SIHH: ジュネーブサロン)が開幕され、主にリシュモングループのブランドが2020年の新作を発表しましたね。
まだ未発表のブランドもあるので、少し気が早いですが、気になっていたブランドはほぼ出揃ったので、個人的に気になった2020年新作腕時計5本をピックアップしたいと思います。
目次
【Watches & Wonders 2020(旧SIHH)】気になった新作腕時計5本の感想
1. ランゲアンドゾーネ「オデュッセウス ホワイトゴールド」
1本目は、ランゲアンドゾーネのオデュッセウスです。
これまでステンレス製のスポーツウォッチを作ってこなかったランゲアンドゾーネが、2019年に遂にステンレス製スポーツウォッチ「オデュッセウス」を作り話題になりましたよね。
2020年の新作は、そのオデュッセウスの、ホワイトゴールド版です。
そして文字盤がグレーになっており、なんとラバーベルトになっています(革ベルトもあり)。
第一印象としては、おおお攻めてきたな~という印象です。
ホワイトゴールドxラバーという組み合わせがランゲらしくないというか、ウブロとか前衛的なブランドが好む手法だと思うので、保守的なランゲがそれをするとは全く想定していませんでした。新たな扉を開いたなという感じがします。
もしブレスレットもホワイトゴールドだったら、価格がさらに上がりそうなので、これは嬉しいですね。あと個人的にラバーベルト好きというのもあります。
グレー文字盤が上品で素敵ですね。ラグジュアリースポーツウォッチは、ブルーが王道であり人気ですが、このオデュッセウスに限っては、グレーの方がキャラクターにマッチしていると思います。
それは、オデュッセウスが他のラグスポ時計に比べてスマートな印象の外見であることと、ドイツやランゲアンドゾーネのイメージカラーがグレーという印象があるからかもしれません。
正直、2019年のブルー文字盤のオデュッセウスはあまり触手が動かなかったのですが、これはかなり期待してしまっています。早く実物が見て見たいです。
個人的には、グレー文字盤xステンレス製xラバーベルトが出れば理想だなあ~と思います。
価格: 40,600ドル
サイズ: 40.5mm x 11.1mm
2. IWC「ポルトギーゼ オートマティック40」
2本目はポルトギーゼ オートマティック40です。
これを見た時に、やっと来たか!と思いました。
というのも、これまでのポルトギーゼ(クロノグラフ)は、個人的に美しく素晴らしい時計だと思っていたのですが、あまりクロノグラフは要らないと思っていたのと、やや大きいかなと思っていたためです。
遂にクロノグラフが無くなり、サイズも小さくなり、待ってました!と言いたい気分です。
さらに裏透けで、IWCの美しいムーブメントが拝められますね。僕は裏透けよりもソリッドなケースバックの方が好きなのですが、これについては裏透けの方が良いと思います。
特に、ローターが本当にカッコいいです。
そして、クロノグラフをなくしたことにより、より1939年のオリジナルのポルトギーゼに近づいたのも嬉しいポイントです。
IWCのドレスウォッチといえば、これまでポートフィノだったと思うのですが、これでポルトギーゼもドレスウォッチとしてかなり有力候補になるのではないかと思います。
カラー違いや、42mmサイズも展開されるそうなので、好みの一本を見つけやすそうですね。
早く実物が見たいです。
価格: 7,250ドル
サイズ: 40.4mm x 12.3mm
3. ジャガールクルト「マスター コントロール クロノグラフ カレンダー」
3本目はジャガールクルトのマスター コントロール クロノグラフ カレンダーです。
これを目にしたときに「すげえな…さすがジャガールクルトだわ…」と思わず感嘆の声が漏れてしまいました。
文字だけで、「クロノグラフxトリプルカレンダーxムーンフェイズ」と見ると、そんなことできるの?!という感じですし、そもそもドレッシーにしたいのかスポーティにしたいのかどっちやねん!とも思ってしまいます。
ところがどっこい、それを可能にしてしまうのがジャガールクルト。さすがの技術力。
そして、それ意味ある?!的な組み合わせや機能を実現してしまうのもジャガールクルト。さすが、いい意味で変態です(いい意味で)。
これだけの複雑な機能をよくもまあこれだけ綺麗にまとめたなという感じがします。
デザイン的に全く破綻が無いですし、ドレッシーにまとまっていますよね。
これも早く実物が見て見たいです。
価格: 1,716,000円
サイズ: 40mm x 12.05mm
4. ヴァシュロンコンスタンタン「フィフティシックス ブラウンダイアル」
4本目はヴァシュロン・コンスタンタンのフィフティシックス ブラウンダイアルです。
2018年にシルバー文字盤のフィフティシックスが出てから、ブルー文字盤が続き、今年はブラウン文字盤が出てきましたね。
やはり人気なんだなあという事が感じ取れます。
まず「デイリー・ラグジュアリー」というコンセプトが良いですよね。
いままでありそうでなかった、痒いところに手が届くような存在で、コンセプト勝ちというか、絶対人気出るだろうなという予感が2018年からしていました。
今年はブラウン文字盤ということで、ゴールドとの組み合わせが最高ですね。
トラッドなスーツやクラシカルなファッションにすごくマッチしそうです。これを着けているおじ様いたら、めちゃくちゃかっこいいなあと思います。
これも早く実物が見たいです。
価格: 18,700ドル
サイズ: 40mm x 9.6mm
5. モンブラン「1858 オートマティック 24H」
5本目は、モンブランの1858 オートマティック 24Hです。
これを最初に見た時に、どゆこと!?と思いました。
針が一本しかありません。そして24時間表記で、文字盤の周りには方位計、中央には北極からみた北半球地図が描かれています。
ジャンル的にフィールドウォッチになるんだと思います。
針はおそらく24時間で一周し、針と太陽を使って、方角を読み取ることができるようになっているのだと思います。
モンブランの中でもこの1858シリーズは、フィールドウォッチ系で、ロゴも山が描かれていて、クラシカルで良いですよね。個人的にモンブランの中で一番好きなラインです。
ここ最近の新作は、この1858シリーズが多く、かなり良作が多いなと言う印象でした。
そこで今年は、まさかの1針時計ということで、かなり個性出してきたな~!という感じです。
モンブランによくある、限定で価格がべらぼうに高いという商品化と思いきや、限定という情報は見当たらず、価格も3030ドルという事で比較的手の出しやすいモデルですね。
しかし、そうは言っても30万円以上はするので、トリッキーさと相まって、初めての時計でこれ買います!という人は少なそうですね。
金銭的に余裕のある時計愛好家が、トリッキーな時計や面白さを求めて買うような時計という位置づけになりそうです。
僕は、全然金銭的に余裕はありませんが、そのクラシカルな雰囲気と、圧倒的トリッキーさが気に入りました。
あと、ブラスも使っているので、経年変化でさらにヴィンテージツール感が出そうですね。
早く実物を見てみたいです。
価格: 3,030ドル
サイズ: 42mm x 11.2mm
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、Watches & Wonders 2020の気になった新作腕時計5本の感想を書いてみました。
もう一度おさらいすると、
- ランゲアンドゾーネ「オデュッセウス ホワイトゴールド」
- IWC「ポルトギーゼ オートマティック40」
- ジャガールクルト「マスター コントロール クロノグラフ カレンダー」
- ヴァシュロンコンスタンタン「フィフティシックス ブラウンダイアル」
- モンブラン「1858 オートマティック 24H」
です。
やはりリシュモングループということで、ドレッシーな時計が光るなあという印象です。
実物を見れる日が待ち遠しいですね。
それではまた!ありがとうございました!
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