腕時計のある人生

腕時計オリンピック 初戦全16試合の戦評【まさかの結果…ベスト16出揃う】

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ロレックスvsブレゲ, グランドセイコーvsパテック・フィリップ, ジャガールクルトvsヴァシュロン・コンスタンタン…夢の対決が目白押しとなった腕時計オリンピック初戦。

全16試合を終えてベスト16が出揃いました!今日は、全16試合の振り返りと戦評を行いたいと思います。

正直、驚きの連続…波乱の幕開けとなっています。

なぜ腕時計オリンピックなる企画をしようと思ったのか?どのようにトーナメントを組んだのかについて、あわせて読みたい記事はコチラ→腕時計オリンピック2020開幕!人気32ブランドのトーナメント戦

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腕時計オリンピック TOKYO 2020 トーナメント表

まず初めにこちらをご覧ください。これが出場32ブランドです。ここからベスト16を予想してみて下さい。何個当てられることができるでしょうか?

基本理念

1. 人気No.1の時計ブランドを決める

2. こんな時だからこそ、誰でも楽しめる企画にする

3. 時計に興味がない人にも、時計に興味を持ってもらえるような企画にする

ルール

1. この対戦は、ツイッターのアンケート機能で行う。

2. 例えばロレックスvsブレゲの場合、好きな方のボタンを押して投票する。

3. 毎日正午12時ごろにスタート(専用のツイートをします)、翌日の10時に締め切り。

4. 投票の数が多い方が勝ち進む。

5. これを優勝が決まるまで行う。3位決定戦も行う予定。

6. 対戦は一日二試合。

腕時計のある人生のTwitterアカウント

↑上のリンクをクリックして、アカウントをフォローしてもらえれば、対戦に参加できます(フォローしなくてもOKです。ただフォローして頂いた方が最新の情報をお届けできるかなと思います)。

もしくはツイッターで「@watch_life_blog」「腕時計のある人生」と検索して頂ければ出てくると思います。

腕時計オリンピック初戦 全16試合の戦評

ちなみに、各ブランドの階級(クラス)が度々出てきますが、僕が作成した上の表を元にクラス分けしています。参考までに。

詳しいクラスの解説や表の見方はコチラ→1記事でわかる!時計ブランド44社の特徴と格付け 2020年度版

大会第一日目 第一試合: セイコー VS タイメックス

いきなり日米対決ですね~。

僕のクラス分けでは、セイコーがベストエントリー級、タイメックスはエントリー級ということで、セイコーの方が一段クラスが上です。

どちらも19世紀に創業され、色んなモデルを製造している総合型ブランドです。タイメックスはややミリタリーライクな時計に特化しているような印象です。

この試合は、セイコーが危なげなくストレート勝利!やはりホームの利を活かした戦いだったのでしょうか。全く隙を見せることなく合衆国最後の砦を攻略!

大会第一日目 第二試合: ロレックス VS ブレゲ

優勝最有力候補ロレックスの登場です。

ロレックスは工業製品の頂点級、ブレゲは世界五大時計級ということで、ブレゲが2クラス格上です。

しかし、ロレックスの人気と知名度は時計界でも随一。果たしてどうなるのか?非常に興味深い一戦でした。

結果は…ダブルスコアでブレゲの勝利!!これには衝撃を受けました。

僕の予想ではロレックスが優勝だったので、この時点で僕の予想ピッタリ賞はなくなりました。泣

おそらく僕の予想ですが、ロレックス好きはたくさんいて、あまり試合に投票せず、逆にブレゲ好きは積極的に投票したのかもしれません。

ファンの信者度?が明暗を分けたのかもしれません。

大会第二日目 第一試合: ベル&ロス VS ティソ

この対決は、新興特化型ブランドvs老舗総合型ブランドという両極端の対決になりました。

非常に予想が難しかったのですが、近年の勢いを考えるとベル&ロスがやや有利かという予想をしていました。

しかしふたを開けてみると、一票差でティソの勝利となりました!老舗の意地をみた気がしました。

大会第二日目 第二試合: カルティエ VS IWC

この対決はリシュモン同門グループ対決となりました。宝石類も展開しているカルティエはリシュモンの盟主、IWCがグループ所属ですが時計専門という構図。

僕は両者ともに、実用時計の最高峰というクラスに分類していますが、IWCの方がやや上かと思います。

そんな両者の対決は、IWCの圧勝となりました。

実はカルティエは、非常に深い時計作りの歴史を持っているのですが、どうしてもジュエラーのイメージが強いことが響いてしまったのかもしれません。

またIWCは時計愛好家にファンが多いブランドなので、相性が悪かったかもしれません。

大会第三日目 第一試合: ノモス VS オリス

この対決も、新興特化型ブランドvs老舗総合型ブランドという両極端の対決になりました。あ

僕のクラス分けでは、どちらも新興&古豪級という事で互角です。

個人的には、オリスが若干総合力が上かなという印象でしたが、結果は同点!!

今大会初めてのサドンデスルールが適用されました。次の一票が入った方が勝ち進みというルールです。

延長17分、ノモスに一点入り、ノモスの勝ち進みとなりました!非常に良い対決でした。

大会第三日目 第二試合: オーデマ・ピゲ VS ゼニス

今大会初めて、世界三大時計が登場です。時計界の無敵艦隊オーデマ・ピゲ!対するは、クロノグラフの超名門ゼニス!

ロイヤルオークとエルプリメロと、両者ともに歴史に残る、超名機を有している対決。非常に興味深い一戦です。

クラス分けでは、オーデマ・ピゲの方が、3階級上ということで、圧倒的に有利と思われました。

しかし、試合終了時点でまさかの同点!!サドンデスルールに入ります。

延長17分、オーデマ・ピゲに一点入り、オーデマ・ピゲの勝ち進みとなりました!非常に良い対決でした。ゼニス大健闘です。

大会第四日目 第一試合: スウォッチ VS チューダー

この対決はエントリー級vs実力者級ということで、チューダーが3階級上ということで、かなり有利ですね。

結果は、チューダーの圧勝でした。

大会第四日目 第二試合: ブライトリング VS ランゲアンドゾーネ

パイロットウォッチに特化したブライトリングvsドレスウォッチに特化したランゲアンドゾーネ。両極端な対決となりました。

実用時計の最高峰vs世界五大時計ということで、ランゲアンドゾーネが3階級上で圧倒的有利。しかしブライトリングも根強いファンがいるブランドです。

結果は、ランゲアンドゾーネの圧勝でした。ブライトリングは相手が悪かったと思います。

大会第五日目 第一試合: ロンジン VS ハミルトン

この対決から、投票アンケート方式の対決に移行しました。そのため、画像の情報も少し変えています。

この対決は古豪級vsベストエントリー級ということで、歴史的にもロンジンやや有利かと思います。

両者ともに、幅広い時計を作っている総合型のブランドですね。

得意とする顧客年齢層が、年配層vs若年層という対決のようにも見えます。そう考えれば、若年層が多いTwitter上での戦いはハミルトンに地の利があると見えそうです。

結果は…僅差でハミルトンの勝利でした!やはり、年齢層での差が出たのでしょうか。良い勝負でした!

大会第五日目 第二試合: ジャガールクルト VS ヴァシュロン・コンスタンタン

この試合は、初戦で僕が最も注目したい試合です(もう一つがグランドセイコーvsパテック・フィリップ)。

階級的には、ヴァシュロン・コンスタンタンの方が2階級上なのでクラス的には有利なのです。

しかし、ヴァシュロン・コンスタンタンは「少数精鋭かつ控えめ」を是としているブランド。固定ファンの数は多くないと見えます。

対してジャガールクルトは、ムーブメントの天才集団。時計愛好家はムーブメント好きが多く、必然とジャガールクルトのファンは多くなります。しかも熱狂的。笑

そのような理由から、僕はジャガールクルトをHシードに配しました。

この対決は、正直どうなるか全く読めませんでした。

結果は…!!!なんと同点!!!序盤はジャガールクルトが圧倒的リードだったのですが、ヴァシュロンが徐々に追いつき逆転!ジャガールクルトが追い付き逆転!このまま終了かと思いきや、最後にヴァシュロンが同点ゴール!!

ここまでで、最多得票を記録したこの対決は、同点ということで、サドンデスマッチへ。僕の投票で決まることになりました。汗

いや~どっちも大好きなブランドなので、かなり迷いました。しかし、最終的には、ヴァシュロン・コンスタンタンを選びました(オーヴァーシーズが大好きなので)。

自らの手で、好きなブランドを下すというのは、非常につらいですね。汗 もう二度と同点にしてくれるなと思いました。笑

非常に見ごたえのある、名勝負になりました。

大会第六日目 第一試合: オリエント VS カシオ

この対決は日本勢対決になりましたね。

エントリー級vsエントリー級、創業もほぼ同じ。カシオはG-SHOCKという大エースを有している分、有利かという見立ててです。

一方オリエントも、バンビーノをはじめとする、クラシカルでセンスの良い時計を作り、ファンを多く持ちます。

結果は、カシオの勝利でした。しかし、思ったよりも差がつかず、オリエントも爪痕を残しました。

大会第六日目 第二試合: ウブロ VS ブランパン

この対決も面白い組み合わせとなりましたね。

まさに新興ブランドの星vs世界最古の大老舗重鎮という、ジェネレーション対決です。

非常に予想の難しい対決です。ウブロはどちらかというと、お金のある若年層、特にまだ時計を詳しく知らない人が買うイメージです。

一方、ブランパンはどっぷりと時計に浸かった玄人が買うイメージ。ここでも両極端の客層です。

Twitter上では、若干ウブロに地の利があるかという感じですが、若年層でも時計に詳しい人でウブロファンはあまり見かけないイメージです。

そう考えると、Twitterの年齢層で考えればウブロ有利、時計のハマり具合で考えればブランパン有利という入り組んだ構造をしています。いずれも僅差の勝負になりそうです。

その結果は…1点差でウブロの勝利!!となりました。やはり僅差での試合となりましたね。新星の勢いが、重鎮を上回りました。

大会第七日目 第一試合: シチズン VS ジン

この対決は日独対決です。

エントリー級vs実力者級ということで、階級的にはジン有利でしょうか。

しかし、ホーム日本ということで、ホーム票もあるかもしれないことを考えると、そこまで差はないかもしれません。

おそらくシチズンのオーナーは多いでしょう。しかしジンも特殊な時計で、コアなファンがいます。

結果、ジンの勝利となりました!

大会第七日目 第二試合: オメガ VS パネライ

この対決は、両者ともに「実用時計の最高峰」クラスです。しかし、ややオメガがリードかという印象です。

オメガはスウォッチグループのエース的存在、たいしてパネライはリシュモングループの中堅的なブランドでしょうか。

時計界の覇権を争う二大グループの代理戦争という構図です。

また、オメガは総合型なのに対して、パネライは特化型のブランドです。

結果は、意外にもオメガの圧勝となりました。

大会第八日目 第一試合: モンブラン VS タグホイヤー

この対決は、両者ともに実力差級の対決です。しかし、タグ・ホイヤーはこのクラスの大エース。

一方、モンブランは時計としては新興ブランドです(名門ミネルバを買収し、自社ムーブメントであることを評価してこのクラスにした)。

しかも、ここまでの対決を見ていると、時計専業でないブランドは大苦戦しているので、この対決はタグ・ホイヤーがかなり有利と見ました。

結果、タグホイヤーの圧勝となりました。

大会第八日目 第二試合: グランドセイコー VS パテック・フィリップ

さあ、初戦最後の対決です。個人的に一番楽しみにしていた対決がやってきました!

日本の鏡グランドセイコーが絶対神パテック・フィリップ相手にどこまで戦うことができるか。非常に見ものです。

両者ともにドレスウォッチを得意とするブランドで、時計玄人から素人まで人気があるブランドです。

階級的には、パテック・フィリップが5階級上で、圧倒的有利です。

しかし、ここ腕時計オリンピック日本大会ということで、ホームの利がグランドセイコーは少し期待できそうですが、果たしてどうなるか、、。

結果、グランドセイコーもかなり健闘したのですが、パテック・フィリップの勝利となりました。パテック・フィリップおそるべし。世界の壁はまだまだ高いですね。

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腕時計オリンピック ベスト16

ベスト16が出そろいました!どうでしょうか?予想通りでしょうか?それとも意外?

僕個人としては、かなり意外な結果となりました。特にロレックス初戦敗退は大衝撃です。

そして第二回戦で、オーデマ・ピゲvsランゲアンドゾーネが実現するんですね~!ビッグマッチです!!!

まとめ

かなり勢いではじめたこの企画。徐々に参加者が増えてきて、ありがたい限りです。

コロナで、自宅に籠らざるを得ない方が多いと思いますが、家でも楽しめる時計の企画ということでやっています。

まだ参加されていない方は、今からでもまだまだ参加できますので、ぜひ参加してみて下さい!(むしろこれからが盛り上がってくるところ)

腕時計のある人生のTwitterアカウント

↑上のリンクをクリックして、アカウントをフォローしてもらえれば、対戦に参加できます(フォローしなくてもOKです。ただフォローして頂いた方が最新の情報をお届けできるかなと思います)。

もしくはツイッターで「@watch_life_blog」「腕時計のある人生」と検索して頂ければ出てくると思います。

次回の記事では、ベスト8を掛けた戦いの僕なりの予想をしていきたいと思います。

ではまた!ありがとうございました!

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