『安くて良質な、本格的な時計が欲しい』
そんな風に思ったことはありませんか?
この記事を読めば、【5万円以下で買える 良質な本格機械式】を知ることができます。
10代20代をはじめ、どんな方にもお勧めできる腕時計10本です!
目次
1. 新成人にもおすすめしたいホンモノの腕時計とは?
本物を知り本物に近づくには、本物により多く触れることが必要だと思います。
では本物とは何か?
それはよりオリジナルに近いものだと私は考えています。
オリジナルとは、原点。つまり0から1を生み出したものです。
これには尋常ではない想像力と努力、そして意志の強さが必要です。
模倣品とは訳が違います。
オリジナルに近いものほど、開発者の思想や努力が色濃く残されていると思います。
そして、模倣品になればなるほど、”ホンモノ感”が薄れてしまうと思います。
では時計においてホンモノとはどれか?
例えばダイバーズウォッチであれはロレックスのサブマリーナーやブランパンのフィフティファゾムスがオリジンですし、ドレスウォッチではパテック・フィリップのカラトラバが丸型時計の模範とされています。
しかし、それらは非常に高額です。
今回は、新成人にもおすすめできるように、5万円以下というルールを設けているので、5万円以下でよりオリジンに近い腕時計を挙げたいと思います。
まず第一に、機械式腕時計であること。
やはり腕時計の元になったのは懐中時計(ポケットウォッチ)、そしてそれは機械式時計だからです。
第二に、歴史ある時計ブランドの腕時計であること。
ファッションブランドも時計を展開していますが、そのほとんどは安価な外注クォーツムーブメントに、ブランドの外装とロゴを載せているに過ぎません。
やはり本物からは遠ざかってしまうでしょう。
第三に、流行に流されない定番の腕時計であること。
時計界にも一時的な流行はあります。そしてその流行に乗った時計は、一時的には良いものの、長い目で見れば、着けづらくなるものが多いです。
やはり歴史ある定番の時計が、長く使えて良いでしょう。
これから紹介する腕時計は、これらの条件を満たした良質な腕時計たちです。
新成人はもちろん、はじめて腕時計を買おうとしている方にもおすすめできるので、ぜひ参考にしてみてください。
2. 5万円以下で買えるホンモノの機械式腕時計 10選
5万円と以下と書いておきながら、少しオーバーしてしまうものも1,2本出てしまいました。すみません。
楽天ポイントやキャッシュレス還元で何とか5万円以下に収まると思います。
1: セイコー「SKX007」”ブラックボーイ”
1881年に創業されたセイコー。
今では世界中に愛される偉大な日本の時計メーカーですが、特にセイコーのダイバーズウォッチは、出れば必ず外国でニックネームが付けられるほどの愛されものです。
(しかも、そのどのニックネームも聞けば「ああ、なるほど確かに…」と妙に納得できるから面白い)
セイコーのダイバーズウォッチの歴史は1965年から始まります。
世界初のダイバーズウォッチから遅れること12年、1965年にセイコーは日本初のダイバーズウォッチを完成させ、1966年から南極観測越冬隊の装備品として寄与します。
そこからエベレスト登頂や深度3000mの深海への帯同など極限の環境への挑戦を続け、進化してきました。
ここで紹介するSKX007は、数あるセイコーダイバーズウォッチの中でも、最も価格の安い部類に入る”末っ子”として愛されている時計です。そのニックネームはずばり”ブラックボーイ”。末っ子感溢れる名前です。
しかし末っ子と侮るなかれ、防水はきっちり200mを備え、ベゼルのクリック数は120個を誇ります(高価な物でも60クリックが多い)。しかも自社製ムーブメントを搭載しています。
正直、これだけの内容・品質ならば、他のメーカーであれば3~5倍の値段をつけていてもおかしくないと思います。それくらい圧倒的なコスパです。
私も海上勤務で使用していますが、非常にタフで頼もしく、しかもカッコいいので大のお気に入りです。
また、価格が安いため海外旅行やキャンプなどにも気軽につけていきやすいのも良いところだと思います。
ちなみに、MODと言われるSKXのカスタムがひそかに人気を博していて、専用カスタムパーツも海外サイトで売られているほどです。
バイクやクルマのようにSKXを改造して、自分だけのSKXを造ってみても面白いと思います。
2: セイコー「SARB017」”アルピニスト”
セイコー「SARB017」は、別名「アルピニスト」と言い、その名の通り、登山家のためのフィールドウォッチです。
文字盤の周りには、簡易方位計が付いており、太陽が出ていれば、おおよその方角が分かるようになっています。
また、防水性は200mとフィールドウォッチとしては十分すぎるほどで、急な土砂降りや雪山にも対応できる耐久性の高さです。
サイズはケース径39mmと、非常に扱いやすいサイズ。リューズにはセイコーの頭文字「S」が彫られており、細部までクオリティが高いです。
文字盤は緑色に金色の文字、ベルトは茶革と、クラシカルながら自然によく調和するネイチャーカラーになっています。
他のセイコー商品と同じく、この価格帯では信じられない程、外装の質が高く、ムーブメントは自社製、最高のコストパフォーマンスです。
そのため、世界中のセイコーファンの投票では、数えきれないほどのセイコーの時計の中でも一番人気の称号を得ました(非公式のイベント)。
私は安定して人気のあるダイバーズウォッチのSKX007に投票したのですが、アルピニストは一番にふさわしい納得のクオリティです。
残念なことにこのSARB017は2019年に生産中止(次世代機へのアップグレード)が決定となったので、今後値段が上がっていく可能性も考えられます。
山や自然が好きな人に、ぜひおすすめしたい腕時計です。
3: セイコー「SARB033」”ベイビーグランドセイコー”
セイコー「SARB033」は、「ベイビーグランドセイコー」と言われるほど高い質感をもつ腕時計です。
シンプルな3針時計は、凛としてスポーティな雰囲気を漂わせています。
その雰囲気とシャープさは、都会によくマッチします。そのため、スーツを着る仕事の方にもおすすめです。
新成人の方や、新入社員の方にもきっと最適な時計だと思います。
セイコーという安心感があり、一歩引いた感じ出しつつ、しかし良いモノを選ぶセンスを見せることができると思います(私がこの時計をしている新入社員がいたら、こやつ…できる…!と思ってしまいます笑)。
しかも、セイコーはこの時計を全く前面には押し出していないため、この時計を見つけてくる審美眼が凄いと思ってしまいます。
このように、SARB033はマイナーながら高い質感とコストパフォーマンスを併せ持つ、隠れた名手です。
4: オリエント「バンビーノ」
前身の東洋時計製作所は1920年、それを受け継いだオリエント時計は1950年の創業。あまり知られていませんが、れっきとした日本のブランドです。
しかも、世界でも数少ないマニュファクチュール(時計のムーブメントを自社一貫製造するメーカー)です。
日本にはセイコー・シチズン・カシオといった超有名ブランドが並びますが、オリエントの時計には独自の雰囲気が漂っており、高いコストパフォーマンスと相まって、世界中にファンがたくさんいます。
個人的には、クルマで言うところの”マツダ”のようなものを感じています。
ビッグブランドではないが、独自のデザインと哲学を持ち、その道を邁進することで、根強いファンを獲得している点などは、そっくりだと思います。
そんなオリエントの中でも特に人気の高いモデル「バンビーノ」を選出しました。
このバンビーノは第1~第4世代までシリーズがあり、好きなデザインを選ぶことができるのですが、ここでは、特に人気の高い第2世代のモデルを紹介したいと思います。
ドーム型の風防と玉ねぎ型のリューズがより一層クラシカルな雰囲気を助長しています。
カラーの選択肢も多いのですが、よりクラシカルさを楽しみたい人はクリーム色の文字盤が良いかと思います。インデックスは植字のローマ数字で、上品さと高級感があります。
これだけの内容でありながら、1,2万円台で買えると言うのは、ちょっと信じられません。スイスのブランドで同じ内容なら、軽く10万円は超えて来るでしょう。
いかにコストパフォーマンスが高いか、そして世界中にファンいる理由がわかります。
低価格なので、初めての一本にもおすすめの時計です。
5: シチズン「NB1041-84 シリーズ」
日本が世界誇る時計ブランドの一つであるシチズン。
シチズンは特にクォーツ式時計や、ソーラー電池などエレクトリカルな時計を得意にしています。
しかしこの「NB1041-84シリーズ」は機械式。シチズンの中で機械式はマイナーな存在ですが、高いクオリティを持ちます。
特に文字盤は“塗装研磨”と呼ばれる手法で、美しい色合いを見せます。
カラー展開は、黒・白・ブルー・ブラウン・ゴールドがありますが、個人的には特にブルーが気に入っています。
さらに裏蓋はサファイアガラスになっており、機械式のムーブメントを眺めることができます。
針やインデックスも単なる平面ではなく、立体的な加工が施されており、この価格帯らしかぬ高級感が漂います。
防水性は100m防水、ガラスは傷に強いサファイアガラス、サイズは41mm、日本製、自社ムーブメントなど高い実用性があります。
スーツ仕事にも非常に相性が良いので、ビジネスマンに非常におすすめです。
6: マラソン「ジェネラルパーパス フィールドウォッチ メカニカル」
“カナダの軍用時計ブランド「マラソン」。
1939年にカナダで設立されました。ブランド名が浸透していないのは、一般用ではなく各国の政府や軍隊に特化して時計や計器を作り続けてきたためです。
第ニ次世界大戦中、英国軍には「プレシスタ」、カナダ軍には「アダナック」、米軍には「ギャレット」とブランド名の付いた軍用時計が納入されていました。
なんと、これら全ての時計作りに関わっていたのが「マラソン」です。
当時、スイス時計業界では、時計ケースやムーブメントなど、パーツを製造する様々な会社が、国境やメーカーを越えて時計作りを行なう伝統がありました。
スイスに生産工場を持つ「マラソン」はそのネットワークの中においても、あえて社名を出さずに時計作りを行ってきた経緯があります。
その後、ベトナム戦争、湾岸戦争でも「マラソン」の時計は米軍に大量に納入され、フィールドと共に駆け抜けてきました。
そして現在でも、「マラソン」はアメリカ政府の依頼を受け、アメリカ軍に腕時計を製造・支給し、制式採用品となっています。すべての時計はスイスの工房にて生産されています。”(引用: mono shop)
マラソンの時計は、パイロット用の「ナビゲーター」、海兵隊用の「SAR (サーチ and レスキュー)」などがありますが、今回紹介するのは「ジェネラルパーパス」。
直訳すると、ジェネラル(一般的な)パーパス(目的)ということで、”汎用品”と捉えて良いと思います。
そのため、非常にシンプルなデザインで、まさにどんな環境下にも対応できる万能さを持っています。
時計には珍しく、樹脂製のケースを持っており、コンパクトなサイズもあって、非常に軽くできています。
文字盤には蓄光のいらないトリチウム管を採用。さらに「U.S GOVERNMENT」の表記。
カラー展開は「ブラック」、ジャングルを想定した「セージグリーン」、砂漠を想定した「デザートタン」など実戦を想定されています。
現役のミリタリーものが欲しい人、軽い時計が欲しい人、人と違う時計が欲しい人におすすめの時計です。
7: ラコ「アウクスブルク」
第二次世界大戦時、ドイツ空軍は5つの時計メーカーにパイロットウォッチを依頼していました。
その内の1社がLACOです(ほかにランゲアンドゾーネ、STOWA、ヴェンペ、IWCがある)。
このとき、ドイツ空軍は、パイロット用の時計をタイプAとタイプBに分けていました。
特に特徴的なBタイプは、5~55まで”秒”が大きく表示されています。
第二次世界大戦では、戦闘機の戦術や精度が戦況を左右し、まさに秒単位で精度が求められたためです。そのため、偵察機や爆撃機が目標を夜間でも正確に目標を捉えるために、あえて秒を大きくしていました。
さらにドイツ軍は、時計のサイズからデザインまで全て統一しました。その為、当時の時計にはメーカーのロゴが入っていません。
それに対して、ここで紹介している「アウクスブルク」はAタイプと呼ばれる標準的なデザインで、日常生活でも使いやすくなっています。
今日では、当時のフリーガーを作っているメーカーは限られてしまいましたが、LACOは現在も製造を続けています。
当時の面影を色濃く残す同社のパイロットウォッチは、正真正銘のフリーガーパイロットウォッチです。
8: オリエント「マコⅡ」
この価格帯のダイバーズウォッチというと、セイコーがとても有名ですが、オリエントも良質なダイバーズウォッチを展開しています。
それが、この「マコⅡ」です。
このマコⅡは200m防水を備えているだけでなく、手巻き機能やハック機能など、先述したセイコー「SKX007」にはついていない機能が付いています。
そして、ブレスレットも重厚感のある造りになっています。
このように価格に対して高いスペックを誇っています。
一方で、ペプシと呼ばれるカジュアルなカラーリングと、オリエントというチョイスが良い外しになっていて、おしゃれなチョイスだと思います。
このまま着用しても良いですが、NATOベルトに着せ替えるとさらにおしゃれ度がアップすると思います。
高いコストパフォーマンスの時計、少し外した感のある時計、カジュアルな時計を探している人におすすめの時計です。
9: ハミルトン「カーキフィールド」
1892年アメリカのペンシルバニアに創業されたハミルトン。
創業翌年に作られた、ブロードウェイリミテッドという懐中時計が、時間の正確さを求めていた鉄道会社に採用され、それがステップとなり鉄道時計メーカーとして地位を確立していきました。
第二次世界大戦中には、全ての生産ラインを軍用時計に切り替え、計100万個以上の軍用時計を生産し、アメリカ軍に重用されました。
1950年代に世界初の電池式腕時計、デザイン的にも卓越したベンチュラを発表するなど技術力にも定評があるだけでなく、500作品以上のハリウッド映画にも時計を供給しています。
まさにアメリカの開拓から発展まで、国と共に歩んできた時計ブランドです。
現在は、スイスに拠点を移し、さらに自社製品に磨きをかけています。
ここで紹介する「カーキフィールド」は、1940年代アメリカ陸軍で採用されていた時計の復刻版です。
復刻版というと、どうしても現代的な大きなものになったり、日付表示がついてしまったりしまうのですが、このカーキフィールドは忠実に当時のものを再現しています。
焼け感のある針、見やすい大きなアラビア数字、カーキ色のNATOベルトなどは、ミリタリールーツを感じさせてくれます。
サイズは38mmとやや小ぶりでヴィンテージ感あるサイズ、しかしムーブメントは最新式で80時間というロングパワーリザーブを実現しています。
パワーリザーブとは、フルでゼンマイが巻き上がった状態からパワーが無くなるまでの時間です。
ミリタリーものが好きな人、アメリカが好きな人、ヴィンテージなものが好きな人におすすめの時計です。
10: タイメックス「マーリン」
タイメックスは1854年創業、150年以上の歴史を誇るアメリカの老舗時計メーカーです。
実質的にアメリカに唯一残る時計メーカーとして知られ、昔から低価格で革新的な時計を提供しています。
ミッキーマウスウォッチや、ダラーウォッチなどが、かつてとても流行りました。
また、高級腕時計でないにも関わらず、ビル・クリントン(就任演説で着用)をはじめ、ジョージ・W・ブッシュなどアメリカの有名人や政府の要人が度々着用しています。
安価でありながら信頼性の高い時計として、第二次世界大戦のアメリカ軍の時計としても活躍しています。
そんなタイメックスの1950年代に発売されていた時計「マーリン」の復刻盤が最近になって登場しました。
同じ復刻版でも、ハミルトンのカーキフィールドとは異なり、現代的な要望を鑑みて、日付表示を付けて、サイズは40mmへと拡大されています。
文字盤はミニマルなバーインデックスながら、膨らんだアクリルの風防からレトロな雰囲気が漂い、きれい目レトロに着けることができます。
ミニマルなものが好きな人、きれい目なものが好きな人、レトロなものが好きな人におすすめの時計です。
3. まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は新成人にもおすすめしたい「5万円以下で買えるホンモノの機械式腕時計 10選」を紹介しました。
こうしてみると、日本ブランドが飛びぬけて多いですね。やはり、安価で高品質なモノづくりは日本のお家芸といったところでしょうか。
タイプ別に見て見ると、満遍なく色んなタイプの時計が並んでいるので、ライフスタイルに合った時計を選んでもらえればと思います。
機械式腕時計の入門編として、新成人はもちろん、はじめて腕時計を考えている人におすすめのラインナップです。
やはり機械式腕時計の魅力は、所有してみないとわからないことが多いので、まずは安価なもので試してみることをおすすめします。
もしまだ腕時計選びで悩んだり、迷っているようでしたら「たったの3ステップで理想の腕時計を見つける方法」をまとめたので、これを読めば理想の時計にぐんっと近づくと思います。
ではまた!ありがとうございました。
4. 追伸: RYの回想と小話
今回の記事は主に新成人の方に向けて書いてみました。
その中で、自分の20歳の頃はどんなだったかと回想したので、少し書いてみたいと思います。
9年前の今日、私も成人式を迎えました。
大学に通いながら、アルバイトをしていたのですが、月の貰える額は5万円前後でした。
そのお金で、20歳の記念で腕時計と靴を買ったのを今でも覚えています。
腕時計はポールスミスの黒文字盤の「ファイナルアイズ」4万4千円。
靴はABCマートで見つけたイタリアのファクトリーブランドの「黒スウェードのチャッカブーツ」1万7千円。
どちらも当時の自分にとってはとても高額な買い物で、ドキドキしました。
特にポールスミスの腕時計は、お店の棚にキラキラと飾られていて、店員さんも白い手袋をしていて、「特別なものを買うんだ」という高揚感があったことをはっきりと覚えています。
買った後もその熱は衰えず、大学の講義中もその時計に見惚れていました。
この2つの買い物は、当時の自分の価値観を大きく変えたと今でも思います。
それまで、私の買う服の平均価格は4千円くらいでしたが、その2つを買ってからは1万円平均くらいになったと記憶しています。
そして、それらは今でも使えるものが多く、結果的に安く済んでいます。
特に黒のチャッカブーツは今でも大のお気に入りで、手入れしながら履いています。
一つ後悔があるとすれば、当時買った腕時計が、時計ブランドの機械式時計であればもっと良かったなと思います。
もちろん、ポールスミスのクォーツ式時計でも良い時計で気に入っているのですが、いつかは生産中止になり動かなくなる可能性が高いです。
そうなれば、今後誰かに引き継ぐ際に、動かないままになってしまいます。
もし時計ブランドの機械式時計であったら、修理できる可能性は高くなり、稼働品として引き継ぐことができるからです。
それと、この時期から、行動の仕方も大きく変わったと思います。
その2つの買い物が関係しているのかはわかりませんが、このころから、とにかく前向きに行動するようになりました。
そうすると、物事が好転し、貴重な経験をたくさんさせて頂くことができました。
21歳の時には市の成人式で司会を務め、22歳で国立大学を主席で卒業し、現天皇陛下と御食事もさせて頂きました。
社会人になってからはアメリカ大陸横断や、ヨーロッパ周遊、中東の砂漠をバイクで走ったり、ビジネスアイデアコンテストに出たり楽しく過ごしています。
20代のうちはとにかく行動してたくさんの経験を積むことが大事だと思います。
20代は人生の土台を形成する時期。その時期にどれだけたくさん行動して、経験値をためることができるかで、土台の厚さが変わってくると思います。
土台が厚いという事は、この後積み上げられるものがより多く、高くなるという事です。
土台がスカスカだと、積み上げられるものが少なくなってしまいます。
この「腕時計のある人生」も、そんな行動の一環ではじめました。
ブログのノウハウもなければ、文章力もない。だけど、「腕時計が大好きで、それを発信したい」という思いから始めました。
そうすると、ブログの作り方や、文章の構成の仕方、ちょっとしたプログラミングの仕方など、本当に勉強になることが多いです。
今まで何気なく読んでいたブログも、「あ、こういう構成にすると読みやすいんだ」とか「こういう視点があるのか」と、今では見え方がまるで違います。
「時間が無い、わからない、できない、めんどくさい」は禁句です。人生の幅と可能性を縮めてしまいます。
「時間は作れる、調べればわかる、やればできる、動けば好転する」です。
なんだか、説教臭くなってしまいましたが、これは私が20代の終わりに差し掛かったいま感じる率直な思いです。
長文を読んでいただき、ありがとうございました。それでは、また!