『女性におすすめな腕時計は?』『表面的なファッションアイテムではなく、本物の財産になる腕時計が欲しい』
『指輪の代わりに腕時計を贈りたい』『四角い腕時計が欲しい』
こんな風に思っている方へ向けた【女性用おすすめ腕時計ランキングベスト8】を発表、解説していきます。
この記事を読めば、女性を格上げしてくれる上品な腕時計8本とブランドについて学ぶことができます。
さらに、腕時計にお金を掛けるのってどうなの?という疑問に私なりの考えを最後に書きたいと思います。
この記事を書いている僕は、腕時計愛好家歴4年、有名雑誌の時計レビュー企画で1000通の中から大賞に選ばれたり、腕時計コンサルタントとして一人ひとりにぴったりの腕時計を見つけるお手伝いをしています。
目次
女性用腕時計ランキング ベスト8【レクタンギュラー・スクエア型】
私が女性におすすめしたい時計の条件は「四角い」ことです。
なぜなら四角い時計は、「クラシカル」で「知的」「上品」という印象を見る人に与えることができるからです。
もちろん男性にもおすすめではありますが、女性をより魅力的にしてくれるカタチだと私は思っています。
(ちなみに時計の世界では長方形を「レクタンギュラー」、正方形を「スクエア」と呼ぶので、覚えておくと良いかもしれません)
第1位: ジャガールクルト「レベルソ・クラシック・スモール・デュエット」
女性を格上げしてくれる上品な腕時計第一位は、ジャガールクルトの「レベルソ・クラシック・スモール・デュエット」です。
カタカナが並んでチンプンカンプンかと思います。笑 一つ一つ解説していきますね。
まずこの時計ブランド「ジャガールクルト」について。
ジャガールクルトの創業は1833年の大老舗です。ジャガールクルトを形容するなら「超絶技巧の技術屋ブランド」です。
創業以来、数々の発明や特許、1000種類以上のムーブメントを製造し、あの世界三大時計の全てにムーブメントを供給していた程の真のマニファクチュール(自社一貫製造ブランド)です。
時計の中身のムーブメント(=クルマで言うところのエンジン)作りにおいては他を圧倒しています。一方、その外装や見た目は、控えめで主張は強くありません。しかし、確実に良いモノというオーラが漂わせています。
したがって認知度は低いものの、時計愛好家にファンがとても多く、「審美眼がある人」「玄人」「知的で上品」というイメージが定着しているブランドです。
ジャガールクルトについてさらに詳しく解説している記事もぜひ読んでみてください→人と違う腕時計が欲しい人へ!時計愛好家も唸る通な時計ブランド5選
次にこのモデル「レベルソ・クラシック・スモール・デュエット」について。
「レベルソ」は、ジャガールクルトの看板モデルの名前です。ラテン語で「反転する」という意味です。
レベルソの誕生は1931年。インド駐在中のイギリス将校から、ポロの競技中でもガラスが割れない時計が欲しいという依頼に応えて誕生しました。
当時のガラスの質は悪く、激しい衝撃があっては壊れてしまうものばかりでした。そこで、ジャガールクルトはなんと、文字盤を反転させることを思いつき、この「レベルソ」を開発したのです。
レベルソについてさらに詳しく解説している記事はコチラです→【名作に宿る歴史と物語】生涯付き合える大定番の傑作腕時計12選
「クラシック」は、その名の通り古典的なデザインであることを表しています。クラシックの他には「ワン」と呼ばれる文字盤に放射線を模したシリーズがありますが、こちらもとてもおすすめです。
レベルソ・クラシックとワンの違いを見るにはコチラ(ジャガールクルト公式サイト)→ジャガールクルト レベルソ
「スモール」は、サイズのことです。スモールは女性用、ミディアムは男女兼用、ラージは男性用サイズです。
「デュエット」は、時計の文字盤が表と裏の二面にあることを表しています。どういうこと??と混乱するかもしれませんね。
先述の通り、この時計は「反転」することができます。この時計には、表が白の文字盤、裏が黒のダイヤ付きの文字盤になっています。時計を反転することで、二種類の時計が楽しめるようになっているのです。
例えば、昼のビジネスシーンでは「清楚な白文字盤」、夜のディナータイムには「セクシーな黒文字盤」と場面に合わせて顔を変えることができるのです。TPOで小物を使い分けている人がいたら素敵すぎると私は思います。
まるでキューティーハニーか峰不二子ですね。(例えが古い笑)
このように、ジャガールクルトの「レベルソ・クラシック・スモール・デュエット」は、中身も外見も素晴らしく、イメージも良く、時計愛好家からも評価が高く、歴史も深く、TPOに合わせて顔を変えられる時計です。
ここまで才色兼備な時計は他に思い当たりません。完璧を目指す女性にぴったりです。
第2位: パテック・フィリップ「TWENTY~4」
女性を格上げしてくれる上品な腕時計第二位は、パテック・フィリップの「TWENTY~4」です。
またカタカナが並んでいます。笑 一つ一つ解説していきます。
まずこの時計ブランド「パテック・フィリップ」について。もしかしたら、ちらっと名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。
パテック・フィリップの創業は1839年です。パテック・フィリップを形容するなら「時計界の頂点ブランド」です。
外装の仕上げの美しさ、内部ムーブメントの正確さと芸術性、資産価値の高さ…どれをとっても超一級品として時計界に君臨しています。
そんなパテック・フィリップのキャッチコピーは「親から子へ、子から孫へ」です。
パテック・フィリップを所有するという事は、自分の人生だけではなく、まさに“家宝”として今後何世代にも渡って引き継がれていくことになります。
そしてパテック・フィリップは同社の製品では「永久修理」を謳っており、たとえ100年前の同社の時計であっても直してくれます。
パテック・フィリップを頂点とする時計界のブランド格付けについては、コチラの記事です。わかりやすく表にしています→1記事でわかる!時計ブランド44社の特徴と格付け 2020年度版
次にこのモデル「TWENTY~4」について。
“1999年に発表されたTwenty~4は、時を超越した女性のエレガンスを体現しています。
若く、活動的な現代の女性のための、このプレステージ溢れるレディスウォッチは、日常生活のあらゆるシーンを彩るタイムピースです。”(引用: パテック・フィリップHP)
このTWENTY~4は電池を入れて使うクォーツ式です。
通常、クォーツ式は電子パーツを使っており、これが壊れれば修理は困難なのですが、パテック・フィリップは「永久修理」を謳っておりクォーツ式も例外ではありません。
クォーツ式って何?機械式との違いやメリット・デメリットは何?という方はコチラの記事を読んでみて下さい。分かりやすくまとめています→腕時計の機械式とクォーツ式の違いとは?どちらが買いか?
残念ながらこのTWENTY~4は、2019年頃で生産中止となってしまったので、在庫品か中古品のみ買う事ができる状態です。
TWENTY~4は、革ベルトではなくブレスレットなので、少しスポーティなイメージになるかと思います。しかし煌びやかなダイヤモンドが配されているので、エレガントさも漂います。
圧倒的なステータス性、資産価値の高さ、永久修理と永続性が魅力的な一本です。
第3位: カルティエ「タンク」
女性を格上げしてくれる上品な腕時計第三位は、カルティエの「タンク」です。
女性に大人気のジュエラーですね。私よりもこれを読んでいる方の方が詳しいかもしれません。
カルティエと言えば「王の宝石商、宝石商の王」と言われる宝石ブランドの泣く子も黙る大ブランドです。
しかし実は、時計の歴史も長く、それどころか時計史に残る大偉業を残しています。それは「世界で初めてメンズ腕時計を作った」ということです。
この時計は飛行機の黎明期に、カルティエの三代目党首ルイ・カルティエが友人のパイロットのために作った時計です。1904年のことです。
その物語を書くと非常に長くなってしまうので、気になる方はコチラの記事を読んでみて下さい。→いい大人の休日時計!パイロットウォッチの選び方とおすすめ10選
そんなカルティエの「タンク」はどのような時計なのか?
タンクは1917年、大量の機械兵器がはじめて導入された第一次世界大戦直後に誕生しました。
終戦を決定づけ、再びヨーロッパに平穏な日々をもたらした平和の象徴である戦車=タンクをモチーフにしたことから、「タンク」と名付けられました。
タンクでぱっと目を引くのは、その直線を基調とした独特の造形かと思います。これは、”アール・デコ”と呼ばれる新しい芸術の特徴です。
“アール・デコは1925年のパリ「アール・デコ展」(現代装飾美術・産業美術国際博覧会)を機に開花し、「世界で初めて世界を一周した芸術」などともいわれる、世界中を席巻した芸術です。
そしてそのアール・デコは、実はカルティエの創案した様式であり、またアール・デコの主役はカルティエでした。
ところがそれ以前に、カルティエは「タンク」で既にそれを体現していたのです。
「タンク」の幾何学的な直線性を強調したかたちや、白と黒の対比といった、独特のデザインコードは、そのままアール・デコのもの。
すなわち「タンク」は、カルティエが生み出したアール・デコの最初期の代表作のひとつ。
時計という以前に、全デザイン史のなかで語られるべき、歴史的芸術作品であるのです。” (引用: 雑誌Leon)
このような背景もあってか、イヴ・サンローランをはじめとする歴史的に著名なアーティストやデザイナー、俳優などがこぞって愛用しています。
私のおすすめは、アンティークのタンクです。現行品ももちろん素晴らしいのですが、まだ製造機械の精度がそれほど高くなかった時代のタンクは、なんとも形容し難い、独特の妖艶なオーラを醸し出しています。
また時代が古いほど、時計の主流サイズは小さくなるので、小ぶりで付けこなすのも、とてもクラシカルでエレガントだと思います。
タンクやその他、エレガントなドレスウォッチについてもっと詳しく知りたい方はコチラの記事がおすすめです→全ての紳士必見!ドレスウォッチの選び方とおすすめ10選
第4位: ロレックス「チェリーニ」
女性を格上げしてくれる上品な腕時計第四位は、ロレックスの「チェリーニ」です。
ロレックスと言えば、圧倒的な認知度を誇る時計界の王様的な存在です。
ロレックスよりもステータスの高い時計はたくさんありますが、それらはどちらかと言えば「工芸品」とも呼べるような、複雑性や芸術性を売りにしています。
一方で、日常的に使用する「工業品」としての時計ブランドの中では、ロレックスが頂点に立っています。
ロレックスの売りは、圧倒的な高精度と堅牢性です。芸術性の高い金やプラチナよりも、耐久性の高いステンレスの時計が多いのも、ロレックスが一貫し実用性を追い求めるが故です。
ロレックスの何がそんなに凄いのか?なぜ人々はロレックスに熱狂するのか?気になる方はコチラの記事がおすすめです→なぜ、最初の高級時計にロレックスが最適か?5つの理由とおすすめモデル紹介
そんなロレックスのチェリーニは、1928年に登場したラインナップです。
“イタリア・ルネッサンス期の有名な金細工士「ベンベヌート・チェリーニ」の華麗な作風にインスピレーションを得て作られた「チェリーニ・コレクション」は、タフな機械式時計のイメージが強いロレックスの中で、完全なるドレスウォッチとして製作された珍しいモデルです。”(引用: Ginza Rasin HP)
そのため、タフで有名なロレックス独特の構造を捨てて、華奢で美しいスタイルを実現させています。
このように、チェリーニは、“ロレックスだけどロレックスらしくない”特殊性、しかしロレックスという安心感が入り混じる、かなりレアかつセンスある選択だと思います。
一点だけ。残念ながらこのレクタンギュラー(長方形)の形のチェリーニはかなり昔に生産中止になっています。
そのため中古でのみ手に入れることができます。上の画像は、今のところ日本で一本だけ見つけられたものです。もし気に入った方は、お早めに買う事をお勧めいたします。
中古時計って買っても大丈夫なの?どこを注意して買えば良いの?という疑問がある方はコチラの記事で詳しく解説しています→【重要】中古の時計を買う前に絶対にチェックするべきポイント5つ
第5位: エルメス「ケープゴット」
女性を格上げしてくれる上品な腕時計第五位は、エルメスの「ケープゴット」です。
言わずと知れた、ハイブランドの中のハイブランド「エルメス」。
1837年、フランスのティエリ・エルメスがパリに高級馬具の製造工房を開業したところから、エルメスの歴史は始まりました。
意外にもエルメスの時計の歴史は長く、1920年にまで遡ります。エルメスが馬具製造から革製品製造へとシフトしていた時期でした。
エルメスの上質な革ベルトを使った時計は、瞬く間に人気を博したそうです。
そんなエルメスのなかで特におすすめしたいのが、「ケープゴット」です。
ケープゴットは、”1991年、それまでカレのデザインを主に手がけてきたアンリ・ドリニーがエルメスの代表的なシルバージュエリー「シェーヌ・ダンクル(イカリの鎖)」から着想を得て、デザインしたのがはじまり。
“長方形のなかに正方形をデザインする”、そんな常識にとらわれない発想から生まれた「ケープコッド」は、機能美を追求したシンプルなデザインが特徴です。
よく見るとケースの枠や文字にいたるまで細部に滑らかな曲線を描き、女性らしい柔らかな印象を併せ持ちます。”(引用: GINZA・TOKYO・JAPANマガジン)
そして、1998年にはこのベルトを二重に巻くタイプが誕生します。
これらケープゴットのベルトは交換可能という事で、その日のコーデに合わせて付け替えるなんてのもオシャレでいいですね。
ちなみに、ケープゴットとは、アメリカ東海岸の避暑地として有名な高級リゾート地です。
エルメスの時計の看板といえば、ケースの形が「H」の形をしている「Hウォッチ」ですが、個人的にはあれは主張が強すぎて好きではありません。
こちらのケープゴットの方が、上品かつエルメスの上質な革を堪能できるのでセンスが良いなと思います。
第6位: オメガ「デ・ビル」
女性を格上げしてくれる上品な腕時計第六位は、オメガの「デ・ビル」です。
オメガと言えば、日本ではロレックスに次いで人気のあるブランドで、世界的にも非常に人気のあるブランドです。
ロレックスと同じく、工業製品的な高精度で頑丈な時計を作ることを得意としています。
オリンピックの公式スポンサーや、アポロ計画で月面に着陸した腕時計、世界的スパイ映画ジェームズボンドの腕時計など、その名の通り極限の環境で活躍する時計が数多く存在するブランドです。
そんなオメガの「デ・ビル」は、1960年にオメガの看板モデルであるシーマスターの派生系として誕生しました。
そして1967年、シーマスターシリーズから独立し、「デ・ビル」という独立したラインナップになりました。
デ・ビル(De Ville)は、フランス語で「都会・街」という意味があり、その名の通り街での生活に溶け込むようにエレガントに作られています。
しかし上の画像のようなレクタンギュラーやスクエアのデ・ビルはかなり昔に生産中止となってしまったので、中古でしか手に入りません。
ロレックスのチェリーニに比べれば、出回っている数が多いので、自分の一番好みのデ・ビルを探すのも良さそうですね。
第7位: ティファニー「イースト ウエスト ミニ」
女性を格上げしてくれる上品な腕時計第七位は、ティファニーの「イースト ウエスト ミニ」です。
ニューヨークを代表するジュエラーとして高い名声をもつティファニー。実は時計製造の歴史もあり、特にアメリカの時計史と結びつきが強いことはあまり知られていません。
ティファニーの創業は1837年。創業からわずか10年後には時計の販売を始めます。さらにパテック・フィリップと契約を締結し、パテック・フィリップの時計販売も行います。
1874年にはスイスのジュネーブに自社工場を構えて時計製造を開始し、時計のデザインはニューヨーク、製造はスイスという体制になりました。
その後もニューヨークにある400以上の時計の整備を手掛けたり、ルーズベルト大統領が愛用している時計を手掛けたりしています。
そんなティファニーのおすすめ時計は「イースト ウエスト ミニ」です。
この時計は、1940年代のトラベルクロック(旅行用時計)に着想を得てデザインされた時計です。
長方形で横向きに配置された文字盤がとてもユニークでアイコニックです。唯一無二の存在として際立った存在だと思います。
第8位: ハリー・ウィンストン「エメラルド」
女性を格上げしてくれる上品な腕時計第八位は、ハリー・ウィンストンの「エメラルド」です。
1932年ニューヨークで創業されたジュエリーブランド。「キング・オブ・ダイヤモンド」と言われるほど、ジュエラーのトップブランドです。
時計の製造は1989年から始まりました。ダイヤモンドをカットする技術を用いて時計作りをしています。
そんなハリーウィンストンのおすすめ時計は「エメラルド」シリーズです。
ブランドロゴにも用いられている創始者ハリー・ウィンストンが最も愛したエメラルドカット・ダイヤモンドのフォルムをケースにかたどったシリーズです。
レクタンギュラーやスクエアではなく、オクタゴン(八角形)ですが、ちょっと入れてみました。
腕時計にお金をかけるのってどうなの?
「おすすめの時計はわかったけど、本当にこの小さなモノにお金をかける価値はあるの?ちょっと戸惑ってしまう…」という方も多いと思います。
僕も、いざ時計を買う!という瞬間にその考えになり、かなり勇気が要りました。しかし、今振り返れば買って本当に良かったと思っています。
当時の心理状況や、時計に興味ない時から、どのように運命の一本に出会ったのか?僕の体験談はコチラです→正規店で購入!ロレックス サブマリーナを最初の腕時計に選んだ理由
「高額で買えないよ」という方へ
ここまで、女性の品格を上げてくれる腕時計を紹介してきました。しかし、正直言ってどれも高額だと思います。
「いやいや、今の私の状態じゃ買えないよ」と思う人も多いと思います。そういう場合は、無理に買うべきではないと思います。
腕時計はあくまでも、余裕資金の中で買うべきもので、ローンを組んでまで買うべきではないというのが私のスタンスです。
だけど、だからといって諦めないで下さい。「どうせ私には似合わない」「どうせ買えるわけがない」「そもそもそんなに好みじゃない」と逃げないで欲しいです。
素直に良いモノは良いと認めてほしい、憧れてほしいです。そしてその上で、今の自分とのギャップをまずは認知すべきです。
そのギャップを埋めるにはどうすればいいか?憧れや理想に近づくにはどうすれば良いか?思考して下さい。そしてとにかく行動しまくることです。
僕(29歳)には40歳と50歳で欲しい時計があります。めちゃくちゃ高額です。今の私の収入では到底買えませんし、身の丈にもあっていません。素直に認めています。
(目標の設定について書いた記事はコチラ→その時計買って大丈夫?失敗しない時計の選び方とコレクションの仕方)
だから10年後、20年後にその目標の腕時計に追いつくために、日々思考して行動しています。今から種蒔きをしています。
憧れや目標に追いついたら腕時計を買います。そして将来、子供や大切な人へ自分のしてきた努力や物語と共に、その腕時計を引き継ぎたいと思っています。
辛いかもしれないし、嫌かもしれませんが、憧れや理想を見つけて、今の自分とのギャップを直視し、認知することが今後の人生で大切だと思います。
その目標は、今回紹介した腕時計でもなんでも構いません。ただ、僕の人生の目標・指針は腕時計です。
「なんで腕時計なの?」という方へ
ちょっと高額なお金をかけるなら、アクセサリーや洋服でも良いじゃないか。人生の目標にするなら家やクルマでも良いじゃないか。と思うかもしれません。
その通りです。結局は、自分の好きなものにお金をかければ良いと思います。
しかし、私が一番腕時計を推す理由は、自分の「形見」に最適だからです。
時計界の頂点のブランドであるパテック・フィリップのキャッチコピー「親から子へ、子から孫へ」にあるように、腕時計は自分だけのものではありません。二世代、三世代と受け継いでいくことができます。
そして“受け継ぐもの”として考えた時に腕時計以上に良いものが見当たらないのです。
家やクルマは、維持費や場所の問題があります。そもそも永続性はあまりありません。
現金や資産は、思い出やストーリー性に欠けると思います。洋服はサイズや好みの問題がありますし、これも永続性に欠けます。
骨董品は実用性に欠けますし、もし壊れれば修復が難しいでしょう。
指輪やネックレスなどのアクセサリーはかなり優秀だと思います(男性は難しいですが)。しかし、ビジネスシーンなどでは制約があり、使用範囲が少し限定されてしまうかもしれません。
腕時計であれば、維持費は安く、場所も取りませんし、永続性が高く、歴史的背景にも富み、サイズや好みの問題もあまりなく、実用的で、どこにでも着けていけるため思い出やストーリーを一緒に刻んでいくことができます。
しかもきちんとしたブランドの時計であれば、資産価値はあまり下がらなく、それどころかプラスになる時計もあります。受け継いだ人が、売ろうと思えば世界中どこでもすぐに売ることができる換金性も高いです。
そう考えれば、自分の目標となる腕時計を見つけて、それに追いついくように努力する。そして達成した時に時計を買い、その時計を自分の物語と共に後世に受け継いでいくというのは、素敵な事だと私は考えています。
腕時計は、一時的なモノではなく人生単位の買い物、半永久的に受け継ぐものです。だから、僕のブログのタイトルは「腕時計のある人生」にしています。
そう考えれば、適当な時計は買うべきではないので、僕のブログでは本当に良いと思ったもののみを紹介しています。
まとめ
第1位: ジャガールクルト「レベルソ・クラシック・スモール・デュエット」
第2位: パテック・フィリップ「TWENTY~4」
第3位: カルティエ「タンク」
第4位: ロレックス「チェリーニ」
第5位: エルメス「ケープゴット」
第6位: オメガ「デ・ビル」
第7位: ティファニー「イースト ウエスト ミニ」
第8位: ハリーウィンストン「エメラルド」
いかがだったでしょうか?
今回は、このブログ始まって以来初めて!女性に向けて記事を書いてみました。世界のどこにもない完全オリジナルのランキングです(もちろん私の記事は全てオリジナルですが)。
正直なところ、女性用腕時計のランキングを調べてみても、まともなランキングはほとんど無いと感じてしまいます。
それは、男性に比べて女性はアクセサリーが多く、腕時計ばかりに予算を掛けられないということが遠因としてあると思います。
そのため、どこのブランドもとりあえずお洒落風で安価に製造しており、広告費にお金をかけて、各メディアがそれを掬い、玉石混交のランキングになってしまっているためだと思います。
その点、このランキングは本当に品格ある時計のみで構成しています。どの時計を買っても、確実に貴方の財産になり、グレードアップしてくれるでしょう。
この記事が、貴方の時計選びの参考になれば幸いです。
(また、奥さんや彼女に時計をプレゼントしたいと考えている男性にもぜひ読んでほしいです)。
もしまだ腕時計選びで悩んだり、迷っているようでしたら「たったの3ステップで理想の腕時計を見つける方法」をまとめたので、これを読めば理想の時計にぐんっと近づけると思います。
ではまた!ありがとうございました。