はい皆さんこんにちは~。RYです。
今日はロレックスについて話していこうと思います。
先日、海外のメディアで2020年9月1日、ロレックスが新作を発表するというニュースが流れ、ついにあのロレックスが動く!と世界中で話題になっています。
人々はなぜ、これほどまでにロレックスに熱狂するのか?ロレックスの凄さとは何なのか?について深堀して話していこうと思います。
ただし、人気の一方で、ロレックスにあまり良いイメージを持っていない方も多いのではないでしょうか?かつては私もそのうちの一人でした。
しかし、実際にロレックスを持ち、知れば知るほど、イメージは覆っていきました。そういった実体験も含めて話していこうと思うので、見て頂ければ幸いです。
今日のパートを5つに分けると…
- ロレックスの歴史と偉業
- ロレックスのここが凄い!3つの「堅」
- ロレックスのおすすめモデル(早見表つき)
- ロレックスのデメリット
- まとめ
腕時計のある人生では、
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さらに時計を糸口として、歴史や天文、社会学など時計以外の知識やひらめきを得られるような動画になっています。
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それでは行ってみましょう!
目次
1. ロレックスの歴史と偉業
ロレックスの時計は誕生以来、多くの逸話や伝説を残しています。
これらは、普段の使用において直接的な意味はありませんが、自分の時計が豊富な歴史やストーリーに彩られていると、愛着も一層深いものになります。
以下に簡単ではありますが、紹介したいと思います。
1-1: ロレックスの歴史と偉業
ロレックスの創業は1905年、ドイツ人の「ハンス・ウイルスドルフ」によってロンドンで創業されました。
有名時計ブランドのほとんどは、1800年代に創業されていると、ロレックスは意外にも比較的”新参者”であることがわかります。
その名前の由来については、ロレックス公式HPに以下のように書かれています。
“彼は後に「アルファベットのあらゆる組み合わせを試し、数百の候補が挙がったが、これぞというものがなかった。
ある朝、ロンドンのシティで乗合馬車の2階席に座り、チープサイドを走行している時、天啓のように『Rolex』という名前がひらめいた」と語った。”(引用: ロレックスHP)
ロレックスはまず、ムーブメントの品質向上に取り掛かります。
その結果、創業わずか5年の1910年、「クロノメーター公式証明書」を腕時計としては世界で初めて獲得します。
1926年には、世界で初めての本格的な防水構造を持つ腕時計「オイスター」を開発します。しかしその証明は非常に難しいものでした。
そこでロレックスは翌年の1927年、若い女性スイマーのメルセデス嬢のドーバー海峡を泳いで渡るという挑戦に「オイスター」を提供します。
彼女は見事渡り切り、オイスターもまた正確に時を刻み続けていました。この出来事を新聞で大々的に報じ、防水時計を世に知らしめることに成功します。ロレックスは昔から広告が上手かったんですね。
1931年には、世界で初めての全回転自動巻きムーブメント「パーペチュアル」を開発。
1945年には瞬時に日付が変わる「デイトジャスト」を開発。
「オイスター」「パーペチュアル」「デイトジャスト」はロレックスの三大発明と呼ばれています。
1950年代初頭、”ロレックスは、時刻を刻む以上の機能を備えたツールとしての役割を果たすプロフェッショナル ウォッチを開発します。
これは、深海探検、飛行、登山、科学調査など、プロフェッショナルな活動のための時計です。
プロフェッショナル ウォッチは永遠の情熱を生み出し、何かを成し遂げた人々のための時計として知られるようになりました”(引用: ロレックスHP)
1953年、人類史上初のエベレスト登頂成功を記念した「エクスプローラー」、ダイバーズウォッチの原型である「サブマリーナ」が誕生。
1955年、大陸間横断旅客機のパイロットの要請に応える「GMTマスター」が誕生。
1956年、アメリカ大統領をはじめとする世界のリーダーに愛される「デイデイト」、1000ガウスの磁場にも耐えられる「ミルガウス」が誕生。
1963年、ロレックスのアイコンとも言えるモータースポーツのために開発された時計「デイトナ」が誕生。
この時代に、今のロレックスの超人気モデルが相次いで誕生していることがわかります。
そしてこれ以降も、さらに実用性を高めるため研究と開発を進め、常にトップレベルの実用性を維持しています。
1-2: ロレックスの愛用者
ロレックスの愛用者は、世界中のセレブリティからスポーツ選手、歴史的偉人まで多岐に及びます。
例えば、ジョン・F・ケネディ、キング牧師、チェ・ゲバラ、ジェームズボンドなどです。
気になる方は、こちらの記事がおすすめです→【時計は人生を物語る】あの偉大な男たちが愛した腕時計10選
2. ロレックスのここが凄い!3つの「堅」
ロレックスが初めての高級時計に最適なのか?その5つの理由は次の通りです。
- 時計自体の堅牢性と精度
1-1: 精度の高さ
1-2: 傷への強さ
1-3: 磁力への強さ
1-4: 水への強さ
1-5: 衝撃への強さ - 資産価値の堅さ
2-1. 資産価値の高さ
2-2. コストパフォーマンスの高さ
2-3. 保証期間の長さ
2-4. オーバーホール周期の長さ
2-5. オーバーホール料金の安 - 企業としての堅実性
3-1. 堅実な姿勢
3-2. 企業イメージの良さ
では、それぞれ詳しく解説していきます。
2-1: 時計自体の堅牢性と精度
初めての高級時計であれば、やはり毎日使ったり、何の心配もせずに日常的に使いたいですよね。
そうであれば、実用性と堅牢性が非常に重要です。
意外かもしれませんが、中には繊細すぎて使用場面が限られる時計や、水や磁力に気を張らないといけない時計も多くあります。
その点、ロレックスはこの実用性と堅牢性に非常に優れており、安心して使う事ができます。
細かい項目を見ていきましょう。
2-1-1: 精度の高さ
通常、機械式時計の精度は日差+/-20秒程度であればまあまあ良いというレベルですが、ロレックスはなんと日差+/-2秒以内という精度を誇っています。
これは、全時計ブランドの中でもトップレベルです。
精度に関しては、クロノメーター規格というものがあり、これを通るには精度日差-4秒~+6秒以内でなければなりません。
このクロノメーター規格を通すことができる時計は、全時計の流通量のたった3%と言われています。
いかにロレックスの精度がずば抜けているかがわかると思います。
ちなみに、このクロノメーター規格とは、もともと船舶の航海用時計のためのものでしたが、腕時計として初めてクリアしたのがロレックスです。
2-1-2: 傷への強さ
1985年から、ロレックスのステンレスは904Lという非常に堅牢なステンレスを使っています。
このステンレスは、ハイテク産業や航空宇宙、化学産業で使用されており、通常のステンレスに比べて傷や錆に強くできています。
904Lステンレスの扱いは非常に難しく、クルマを製造するほどの大きさの機械を用いて加工しなければならないそうです。
腕時計ブランドで、この904Lを扱えるのはロレックスのみと言われています(最近ではSinnも使っていますね)。
2-1-3: 磁力への強さ
ロレックスのムーブメント(2007年以降製造の製品)に使われている「パラクロムヒゲゼンマイ」というパーツは、耐磁性がアップしています。
電化製品やPC、スマホ、イヤホンなど、私たちの身の回りは磁気で溢れています。
時計のムーブメントが「磁気帯び」してしまうと、精度に悪影響を及ぼします。酷ければ磁器抜きしてもらわなければなりません。
地味なポイントですが、耐磁性も実用面において重要な指標の一つです。
2-1-4: 水への強さ
ロレックスのステンレススポーツであれば、少なくとも100m防水は確保されています。
100m防水あれば、日常生活であれば比較的安心して使えます。
かつて時計にとって水は大敵でした。そしてそれを克服する「防水時計」の構造を発明し、現在のダイバーズウォッチの原型を作ったのもロレックスです。
ロレックスは歴史的に見ても、水に強いブランドとも言えます。
防水時計とダイバーズウォッチの歴史やおすすめブランドについてはコチラの記事がおすすめです→タフな時計が欲しい!ダイバーズウォッチの選び方とおすすめ10選
2-1-5. 衝撃への強さ
ロレックスの時計は、エベレスト登頂や深海探査、時には戦場など過酷な環境で使われてきました。
そのため衝撃には強いことは歴史的に証明されていますが、2007年以降のムーブメントに使われている「パラクロムヒゲゼンマイ」というパーツは、従来の10倍の耐衝撃性を実現しています。
ロレックスの堅牢さについて語っている記事はコチラです→あの人気時計ブランド16社の特徴を「漢字一文字」で表してみた
2-2:資産価値の堅さ
2-2-1. 資産価値の高さ
昔からロレックスは世界的にとても人気のあるブランドでしたが、ここ4年程は特にステンレス製のスポーツモデルの人気が過熱していると個人的には感じています。
そのため、正規店ではなかなかステンレス製スポーツモデルが手に入らず、並行輸入品や中古品でさえも、正規店の新品価格の2倍することも珍しくありません。
時計愛好家としては少し残念ありますが、そのあまりの高騰ぶりに投資や投機案件としてロレックスを買い求める人が多いのも事実です。
逆に言えば、それだけ資産価値が高いという事です。
上のグラフは、私の所有している「サブマリーナ」の並行輸入品(新品)の価格推移です。どんどん右肩上がりですよね。
私は運よく2016年10月に羽田空港の正規店(しかも免税)で69万8千円で買うことができました。
先日、時計店に私のサブマリーナを買取に出したらいくらになるか聞いたところ、約100万円だと言われました。
つまり3年半存分に楽しんで、今売ったら+30万円の利益になるという事です。
売るつもりは毛頭ありませんが、やはり資産価値が安定しているのは万が一の時に心強いですし、大切な人に託す時にも重宝がられるでしょう。
ロレックスのサブマリーナの資産価値やレビューについて詳しく解説している記事はコチラ→ロレックス サブマリーナの評価は?3年間使った僕が徹底レビュー!
2-2-2: コストパフォーマンスの高さ
意外かもしれませんが、ロレックスほどコストパフォーマンスに優れているブランドは滅多にありません。
※ロレックスと同レベルのブランドってどこがあるの?と気になる方におすすめの記事はコチラ→1記事でわかる!時計ブランド44社の特徴と格付け 2020年度版
パフォーマンスの高さについては、先述の通りです。
ではコストがどれほど安いのか?詳しく見ていきましょう。
2-2-3: 保証期間の長さ
ロレックスの製品を新品で購入した場合、5年間の保証期間が設定されています。
ほとんどのブランドの保証期間は2年という中で、ロレックスは全てのモデルで5年保証となっています。
近年になって、これに続いてオメガ等も5年保証を打ち出してきました。
さらにリシュモングループのブランド(ジャガールクルトやIWCなど)は2019年11月以降、最大8年保証を打ち出してきました。
個人的にはロレックスも近い将来、同水準に合わせてくると思います。
2-2-4: オーバーホール周期の長さ
通常機械式時計のオーバーホール周期は3~5年に一度と言われています。
ところが、最近になってロレックスは「オーバーホール周期を10年以内」を目安にとおすすめしています。
これは個人的にはかなり衝撃的なニュースでした。さすが実用時計の王様といったところでしょうか。
ちなみに、オメガのコーアクシャルムーブメントもオーバーホール周期は8~10年に一回として有名です。
2-2-5: オーバーホール料金の安さ
意外かもしれませんが、ロレックス正規のオーバーホール料金は同レベルのブランドと比較してもリーズナブルです。
例えば、シンプルな3針(日付あり)の基本料金は、
ロレックス: 約45000円
オメガ: 約63800円
IWC: 約56000円
となっています。
パーツ交換が発生する場合は、これに追加料金が必要になります。
2-3: 企業としての堅実性
ロレックスの愛用者にはロレックスマニアと呼ばれるほど、ロレックスをたくさん所有し、全幅の信頼を寄せている人も多くいます。
それは、先に述べた「実用性」「堅牢性」「資産価値」「コストパフォーマンス」という意味でもそうですが、企業としての信頼性もとても高いのです。
2-3-1: 堅実な姿勢
ロレックスは、歴史的に見ても徹底して実用性を重んじているブランドです。
そのため、複雑機構の時計はあまり作らなく、作ったとしても普段使いできるだけの精度と耐久性を備えています。
また、デザインを大きく変更したり、流行に乗ってサイズを大きくするという事はあまりありません。つまり、ほとんどのモデルは定番化されているということです。
したがって、ロレックスの時計を買えば、いつの時代も時代遅れ感が無く、使いやすいです。
それどころか、絶版になると価値が急上昇する傾向(モデルによる)がロレックスにはあるほどです。
ロレックスはあまり冒険や改悪することがなく、堅実な姿勢であることから、いつの時代も安心して所有することができると個人的には思います。
2-3-2: 企業イメージの良さ
皆さんのロレックスのイメージってどんな感じでしょうか?
もしかしたら、時計をあまり知らないからしたら「成金の象徴」「おじさんくさい」「品が無い」など、マイナスイメージがあるかもしれません。
実は私も時計を知る前は、そんなイメージでした(ロレックスを所有してみてガラリと変わりました)。
(実際、私がロレックスをしていると、周りの友人は成金扱いしてきます…汗)
ところが世界的には全く異なります。
むしろ評判の良い企業ランキング(調査対象15カ国の23万人以上に、世界の有名企業を「倫理的か」「透明性があるか」「製品の質」など複数の項目で評価してもらい、高スコア順にランク付けしたもの)で4年連続首位を獲っています。
2位以下には、グーグルやアップル、レゴ、ウォルトディズニーなど名だたる企業が名を連ねて言います。それらを抑えて、ロレックスが堂々の一位。しかも4年連続です。
2019年のランキング詳細はコチラの記事(外部リンク)をどうぞ→ 評判の良い企業ランキング2019(英語版)
※2019年の記事で、2016年~2019年の4年間でロレックスが首位です。
2020年の記事はもう少しで出てくると思います。
ここまでのブログの内容をより分かりやすく動画にしてみました↓
腕時計の情報を独自目線で分かりやすく発信しているので、チャンネル登録よろしくお願いします!
3. ロレックスのおすすめモデル(早見表つき)
基本的にロレックスのモデルはどれも大変おすすめできるのですが、特におすすめしたいモデルには2つの共通点があります。
それは「ステンレス製」「スポーツモデル(プロフェッショナルモデル)」ということです。
※ロレックスには、「クラシックモデル」と「プロフェッショナルモデル」の大きな二大ラインナップに分かれています。
この2つを備えたモデルは、耐久性が高く、価格が安いため、長くコストパフォーマンス良く使う事ができるからです。
まさにロレックスの真髄である「実用性」「堅牢性」を体感できるモデルになっています。
ここでは特におすすめモデルを、ライフスタイルに合わせて選びやすいように早見表にしてみたので、解説していきます。
3-1. 早見表を見る前に、入手難易度・資産価値の高さの基準について
ロレックスのプロフェッショナルモデル9つの定価と価格.comの並行品新品の現在の価格と比べて、入手難易度を出しました。
高騰率が高いほど、入手が困難であり、資産価値が高いと定義させて頂きました。
また、それぞれのモデルでは代表的なモデルを独断で選んでいます。
あくまでも2020年7月12日時点なので、時期によって変動することもあります。ご承知おきください。
3-2. ロレックス プロフェッショナルモデルの早見表
縦軸に先ほどの表を使って、入手難易度と資産価値を表しています。
あくまでもどのモデルも難易度は難しく、どれも資産価値は高いです。
決して、簡単・安いというわけではないので注意してください。
そして横軸には、合わせやすいメンズファッションを配置しています。
ただし、プロフェッショナルモデルということであり、どんなにフォーマル側に振ってもビジネスカジュアルがメインになるかなと思います。
もちろんフォーマルでダメというわけではありません。あくまでメインはどこになるかというレベルです。
タキシードやビジネスフォーマルだと、オイスターパーペチュアルやデイトジャストなどのクラシックモデルが中心になってくるでしょう。
おすすめモデル①: コスモグラフ デイトナ
特におすすめモデルの一本目は「デイトナ」を挙げたいと思います。
デイトナは圧倒的な人気から正規店で買う事はほぼ不可能な状態。そのため、中古品でさえも定価よりもはるかに高い金額で取引されています。
したがって、とても高い資産価値とステータスを誇ります。まさに時計のアイコン的存在でしょう。
おそらく「腕時計」と聞いてパッと思い描くのはこのロレックスの「デイトナ」か「サブマリーナー」ではないかと個人的に思います。
また、デイトナはロレックス唯一のクロノグラフですが、他のモデルと同じく圧倒的な精度の高さと堅牢さを持ちます。
ロレックスの使っているステンレススチール「904L」は、高い耐腐食性と耐傷性を誇ります。さらにベゼルはセラミック製のため傷に対して鉄壁の防御力を持ちます。
さらに精度は日差+/-2秒以内という、驚異的な精度です。
この通り、デイトナは圧倒的な精度の高さと堅牢さを持つのですが、これに加えて非常に美しい外装を持ちます。
通常、頑丈=野暮ったいというかゴツゴツして美しさに欠けるイメージですが、さすがはロレックス。非常に美しい仕上げも施されています。
デイトナやクロノグラフの詳しい解説や選び方、おすすめモデルについて詳細に書いた記事はコチラです→車好き必見!この1記事で学べるクロノグラフの選び方とおすすめ5選
おすすめモデル②: サブマリーナ
特におすすめモデルの二本目は「サブマリーナ」を挙げたいと思います。
やはりダイバーズウォッチのアイコンであり、原点にして頂点と言えると思います。
1953年の初登場から、デザインはほぼ変わらず現在まで続いていおり、まさに永世定番と言えるでしょう。
世界中の男たちの憧れジェームズ・ボンドの時計としても有名です。
防水性能は300mと必要十分。
ロレックスの厳しい自社規格を通している為、精度はクロノメーター以上で、日差は驚異の+/-2秒以内。
さらに、使用しているステンレス素材は904Lというもので、傷や錆に非常に強い特別なステンレスです(これを扱う事ができる時計メーカーはロレックスだけと言われています)。
大ぶりな時計が多いこのジャンルで、サイズは40mmとベストサイズなのも嬉しい点です。
資産価値も高く、中古品でさえ、新品よりも高値で売られていることが珍しくありません。定価で買う事が出来れば、その時点で利益が出るほどです。
つまりそれだけ、世界中で人気で手に入りにくく、より高いお金を払ってでも欲しいという人が後を絶たないという事です。
私は2016年に運よく正規店で購入することができました。
その時の様子や、使用レビューはまた後日記事にしたいと思いますが、この時計に出合ってから、時計の世界に惹きこまれたほど素晴らしい時計だと感じています。
歴史・ステータス・精度・頑丈さ・サイズ感・扱いやすさ・資産価値など、全ての項目で高得点を出せる時計は極めて稀な存在です。
サブマリーナーはまさしく、そのど真ん中を行く時計であり、今後もそれが崩れることはないでしょう。
サブマリーナやダイバーズウォッチの詳しい解説や選び方、おすすめモデルについて詳細に書いた記事はコチラです→タフな時計が欲しい!ダイバーズウォッチの選び方とおすすめ10選
おすすめモデル③: エクスプローラー1
特におすすめモデルの三本目は「エクスプローラー1」を挙げたいと思います。
エクスプローラー1が生まれたのは1950年代初期、第二次世界大戦を終えた世界、人類活動の領域を大きく広げた冒険の時代でした。
そんな時代の人類未踏の地の一つが、エベレスト山頂でした。ここにチャレンジするエドモンド・ヒラリー卿等の装備品としてロレックスは時計を「オイスターパーペチュアル」という時計を供給します。
無事にエドモンド・ヒラリー卿たちは登頂に成功し、ロレックスの時計も問題なく稼働していることが証明されました。
そのエベレスト人類初登頂を記念して1953年にできたのが、この「エクスプローラー1」です。
堅牢性・頑丈さ・精度・資産価値・知名度などあらゆる点でトップレベルの優秀さを持つロレックスの中でも、もっとも万能なユーティリティープレイヤーがこの「エクスプローラー1」だと思います。
スポーツモデルでありながら、極めてシンプルなため、通常レベルのスーツは問題なくいけます。カジュアルな私服にも相性抜群です。
その昔、キムタクがドラマでこの時計をしていて、日本中からこの時計が買い占められたというほどの売れ筋です。
サイズは現行機は39mm、2009年以前のものは36mmとなっています。
防水性は100mと必要十分、精度は日差+/-2秒以内を誇ります。
個人的に好きなのは、36mm径の「Ref. 114270」です。
資産価値が持続し、頑丈な時計、ユーティリティ性の高い時計が欲しい方におすすめの一本です。
エクスプローラー1やシンプルな3針時計・ラグジュアリースポーツウォッチの詳しい解説や選び方、おすすめモデルについて詳細に書いた記事はコチラです→万能な高級時計が欲しい人へ!ラグスポ時計の選び方とおすすめ10選
おすすめモデル④: GMTマスターⅡ
特におすすめモデルの四本目は「GMTマスターⅡ」を挙げたいと思います。
ロレックスならではの精度の高さ、仕上げの良さ、頑丈さ、資産価値はパイロットウォッチの中でも随一でしょう。
サイズは40mmとベストサイズ、防水性も100mとパイロットウォッチの中では高く、非常に使いやすいモデルです。
GMTマスターⅡは、もともとGMTマスターⅠとして旅客機による旅行の黎明期、1955年に誕生しました。
それまでは海外旅行と言えば、船舶による旅行がメインで、乗客たちは毎日数分ずつ時刻をずらす事によって、二国間の時差を埋めて来ました。
しかし、旅客機の登場によって人々は”時差”を体感することになります(時差を英語で”Jet Lag”というのはこのため。Time lagではない)。
これはパイロットにとっても問題でした。そこでロレックスは、第二の時針を取り付け、さらに24時間表示の回転ベゼルを取り付け、二か国間(or三か国)の時間を同時に表示できるようにしました。
GMTマスターⅡの特徴のひとつは、ベゼルのカラーリングにあります。
これは、二か国目の時間が昼か夜かを判断する為に、2色で色分けしています。その色のパターンによって、”ペプシ”や”コーク”、”バッドマン”などニックネームがファンによって名付けていて、面白いな~と思います。
ロレックスの他のスポーツモデルと同じく、このGMTマスターⅡも値が下がりにくく、中古でも定価以上の値段というものも多いです。
海外に関わることが多い方や、資産価値のある時計が欲しい方におすすめの時計です。
GMTマスターⅡやパイロットウォッチの詳しい解説や選び方、おすすめモデルについて詳細に書いた記事はコチラです→いい大人の休日時計!パイロットウォッチの選び方とおすすめ10選
4. ロレックスのデメリットは?
ここまで手放しで褒めちぎってきたロレックスですが、ロレックスを持つデメリットはないのでしょうか?
正直言って、ほぼ無いです。しかし、人によっては僅かにデメリットを感じる場合もあるかもしれません。
この章ではデメリットかもしれない点3つを紹介します。
4-1. デメリットかもしれない点①: 周りの目につく
ロレックスは良くも悪くも、圧倒的な認知度を誇るので、目立ちます。
しかしここ日本においては、それが悪目立ちしてしまう可能性があるのは否めません。
先述の通り、ロレックスは世界的には非常に評価良いのに対し、日本ではマイナスイメージを持つ人が一定数います。
これは、日本の謎の同調性や年功序列意識、出る杭は打たれる的なマインドが関係していると思います。
したがって、職場の雰囲気や、周りの人間関係にとっては使いにくさを感じてしまうかもしれません。
しかし、私の考えでは、時計は5~10歳としを取ってから似合うものを買うべきだと考えています。
なぜなら、今の自分よりもレベルの高い時計が、審美眼を養ってくれたり、モノの価値感を変えてくれたり、成長させてくれるからです。
そのあたりについて書いた記事はコチラなので、興味があれば読んでみて下さい→あの時計ブランドが似合う年齢は?30歳で買いたい記念時計を考える
4-2. デメリットかもしれない点②: 永久修理でない
ブランドによっては自社製品であれば、永久に修理することを約束してところがあります。
有名なところでは、時計ブランドの頂点言われているパテック・フィリップ。
ロレックスと同価格帯であればIWCなどがありますね。
ロレックスの場合は、永久修理と明言していないので、絶版になってから100年後には修理できないかもしれません。
絶版になってからおおよそ30年はパーツを保管しているので、それ以降はどうなるかわかりません。
しかし、機械式であれば純正でなくても修理できる可能性は残されていると私は考えています。
ここはクォーツ式に比べて機械式の良いところだと思います。両者のメリット・デメリットについて書いた記事はコチラです→腕時計の機械式とクォーツ式の違いとは?どちらが買いか?
4-3. デメリットかもしれない点③: 正規店でなかなか買えない
先述の通り、ロレックスは世界的に物凄く人気です。特にステンレススポーツモデルであればなおさらです。
そのため、正規店に通い詰めて、相当運が良くなければ買うことができません。
定価よりも高いお金を払ってでもすぐにロレックスが欲しい!という方は、並行輸入品を買うと良いと思います。詳しい解説はコチラ→腕時計の正規品と並行輸入品の違いとは?ネットで買うのはありか?
あるいは中古品を買うのも一つの手です。こちらの記事で、中古品を買う時にチェックすべきポイントを解説しています→【重要】中古の時計を買う前に絶対にチェックするべきポイント5つ
5. まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、「なぜ、初めての高級時計にロレックスがおすすめなのか?」その理由5つを解説してみました。
有名な言葉で、時計の趣味は「ロレックスに始まり、ロレックスに終わる」というものがあります。
ロレックスで時計好きになって、色々な時計を経験するけれども、結局ロレックスが最高!ということで元の鞘に収まることを言っているんですね。
私もロレックスのサブマリーナで時計好きになり、それから3年で3本の機械式時計を購入しましたが、結局ロレックスの凄さをひしひしと実感しています。
ちなみに、なぜロレックスに良いイメージのなかった私が、初めての高級時計にロレックスを選んだのか?その出会いはどんな風だったのか?当時を振り返って書いてみた記事を載せておくので、読んでもらえたら嬉しいです→正規店で購入!ロレックス サブマリーナを最初の腕時計に選んだ理由
ではまた!ありがとうございました。