『おしゃれな時計がほしい』
『でもおしゃれな時計ってどんなだろう?ファッションとの組み合わせはどうしたらいいの?』
本記事では、こういった疑問に答えるため、腕時計をおしゃれに着けるコツと服装と時計の合わせ方について書いています。
この記事を書いている僕は、腕時計愛好歴4年、有名雑誌の時計レビュー企画で1000通の中から大賞に選ばれたり、腕時計コンサルタントとして一人ひとりにぴったりの腕時計を見つけるお手伝いをしています。
僕は今でこそ、大の時計好きですが、腕時計に興味が出てきた当時は、時計に関して知識が全くなく、どんな時計がおしゃれなのか?ひたすら疑問に思っていた時期もありました。
それから色々調べてみて「こういう時計の合わせ方がおしゃれ」という、僕なりの回答にたどり着きました。
本記事は、当時の自分に見せたいと思えるような記事にしていますので、同じ境遇の方の参考になれば嬉しいです。
目次
腕時計をおしゃれに着けこなすコツ
腕時計をおしゃれに着けるコツは、「メンズの服装と時計の合わせ方の基本セオリーを知ること」です。
服装と時計の合わせ方の基本セオリー
“メンズの服装と時計の合わせ方の基本セオリー”とは何でしょうか?
上の表を見て下さい。
この表は、代表的なメンズ服の種類と、時計の種類の相性を表した表です(自作)。
「◎」は相性抜群、「〇」は相性悪くない、「△」は相性ぎりぎり大丈夫、「×」は相性悪いです。
腕時計をおしゃれに着けこなすには、まず服装と時計の相性(基本セオリー)を理解し、その服装・場面に合った時計を選ぶということが大事です。
つまり、TPOをわきまえて時計を選ぶという事です。
服装や場面に合わせた時計選び
服装や場面に合わせた時計選びは、大人のおしゃれには欠かせません。
例えば、大事な商談やプレゼンがあるときに、フォーマルなスーツをバシッと着ていても、時計がG-SHOCKやゴツいクロノグラフでは、大人のおしゃれとは言えません。
時計だけ浮いていたり、TPOにそぐわないからです。
逆に、そのような場面で、シンプルな薄いドレスウォッチをしていたらどうでしょうか?
スーツとの相性も良く、TPOに合っており、おしゃれで着用者を格上げしてくれると思います。
しかし、例えば夏の休日、バーベキューや釣りなどアウトドアに行くとします。
その時に、そのままドレスウォッチを着用していたら、それはおしゃれではないと思います。
ドレスウォッチは薄く、耐久性は劣るものが多いです。また、夏の場面では革ベルトに汗が染み傷むのが早くなるでしょう。
こういったアウトドアの場面では、ダイバーズウォッチやG-SHOCKなど耐久性のある時計に替えると、よりおしゃれです。
つまり、服装や場面に合わせた時計選びができる人=おしゃれな人ということになります。
時計のコレクションの幅=ライフスタイルの幅
ここまで読んで、わかった方がいらっしゃるかもしれませんが、1本の時計ですべての服装・場面をカバーすることはできません(それができる時計もごく僅かにあります)。
おしゃれに時計を着けこなすには、最低でも2本持つのが良いと思います。
例えば、ドレスウォッチ+ダイバーズウォッチやドレスウォッチ+クロノグラフというような感じです。
そうすることで、様々な服装や場面に対応できるようになります。
逆に言えば、時計のコレクションの幅の広さ=ライフスタイルの幅の広さと言う事もできます。
時計のコレクションの幅が広い人は、多様なライフスタイルを持ち、それぞれに合わせた時計選びができる人、細かいことに注意ができる人だと想像されます。
例えば、ドレスウォッチ(白文字盤)+ドレスウォッチ(黒文字盤)+ダイバーズウォッチ+クロノグラフを持っている人がいたとします。
その場合、昼のビジネスではドレスウォッチ(白文字盤)を着用、ディナータイムにはドレスウォッチ(黒文字盤)に付け替え、休日にはマリンアクティビティやドライブなどのライフスタイルが想像できます。
自分のライフスタイルを把握し、そのライフスタイルに合わせて計画的に時計をコレクションしていくと、おしゃれな時計選びがしやすくなります。
以下に、それぞれの時計の選び方や解説、おすすめベスト10を詳しく書いた記事を貼っておくので、ぜひ読んでみて下さい。教科書のように1記事で網羅的にわかるようになっています。
万能な高級時計が欲しい人へ!ラグスポ時計の選び方とおすすめ10選
タフな時計が欲しい!ダイバーズウォッチの選び方とおすすめ10選
いい大人の休日時計!パイロットウォッチの選び方とおすすめ10選
車好き必見!この1記事で学べるクロノグラフの選び方とおすすめ5選
おしゃれ上級者の時計選び
ここからは、さらにおしゃれ上級者の時計選びについて書いていきたいと思います。
先述の通り、TPOをわきまえた時計を選ぶことがおしゃれだと思いますが、さらに上級者になると、あえてその「セオリーを外す」ようなこともします。
しかしこれは、一歩間違えれば「わかっていない人」になりかねないので、非常に難しいところです。
例えば、世界中の男性の憧れるジェームズ・ボンドは、タキシードやフォーマルスーツにダイバーズウォッチを着用しています。
これはセオリーからすれば外れていますよね。
しかし、ジェームズボンドはイギリス海軍中佐という背景があり、時には水中での活動が求められます。
そう考えれば、納得の選択でしょう。セオリーをうまく外した好例だと思います。
また、おしゃれ大国のイタリアでは、タグホイヤーの「モナコ」という時計が人気です。モナコは、クロノグラフの名機で、青文字盤に赤い針という独特のカラーリングをしています。
イタリアのファッション業界人は、このモナコをスーツやジャケットに合わせる人が多いようです。
当然、ファッションのセオリーを理解したうえでの外しで、おしゃれだと思います。
このように、「セオリーを理解しておきながら、自分の個性や背景を時計に反映させて、セオリーを少し外す」というのが、上級者のテクニックです。
ただし、基本セオリーを知っていることが大事です。セオリーを知らずには、”外し”は成り立たないからです。
上級者テクニックをもう少し紹介すると、「ストラップを交換する」のは比較的簡単にできておすすめです。
時計の文字盤に合わせたり、服装に合わせたりして交換すると、良い外しになるでしょう。
価格も安く、気軽に交換できるので、僕も良くネットで購入しています(下の画像のお店)。ぜひチャレンジしてみて下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、時計をおしゃれに着けるコツについて書いてみました。
「時計なんて嗜好品なんだから、好きなものを付ければいいじゃないか」という意見もあり、ごもっともだと思います。
ただ、僕は場面に合わせた時計選びができる人の方がおしゃれで、分別ある大人なのかなと思います。
ファッション業界の方やホテル業界の方は、顔の次に時計を見たり、時計と靴でその人をある程度判断するというのは、昔から言われていますし。
以上、少しでもみなさんの時計選びの参考になれば幸いです。
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