『車好きは、時計好き』
こんな言葉聞いたことありませんか?
私も時計好きになる前は、ずっと車好きでした(今ももちろん好き)。
15歳の時にPS2のゲーム「グランツーリスモ4」に出会って、どっぷりと車好きになり、一時期はカーデザイナーになりたいとさえ思ったものです。
今回は「クルマ好きだけど、まだ時計はあまり詳しくない」方に向けて書いていこうと思います。
ずばりその企画内容は「腕時計の人気ブランド18社」を【車のメーカー】で例えるです!
この記事を読めば、時計ブランドのイメージがサクッと入ってくると思います。
目次
人気の腕時計ブランド18社を車のメーカーで例えてみた
私の独断と偏見で、時計ブランド18社を車メーカーで例えてみました。
パテック・フィリップ = ロールスロイス
全ブランドの頂点と言われるパテック・フィリップ。
パテック・フィリップを例えるなら、やはりロールス・ロイスだと思います。
ロールス・ロイスも車ブランドの頂点に君臨していると思います。
両ブランドともに、職人の育成から徹底的に品質管理を行っており、一つの製品を作るのにとても時間を掛けます。
また時代の流行に流されずに、現代的なエッセンスを取り入れながらもクラシカルな雰囲気を保っています。
ヴァシュロン・コンスタンタン = ベントレー
ヴァシュロン・コンスタンタンは1755年創業以来、一度も経営が途切れていない世界最古の時計ブランドです。
そんなヴァシュロン・コンスタンタンを例えるとベントレーではないでしょうか?
ベントレーも1910年代に創業された老舗メーカーかつ、最高級の製品を世に送り続けています。
奇をてらうことなく、いつの時代もクラシカルであることを忘れていないのも共通点だと思います。
そして両者共に顧客との繋がりを大切にしており、オーダーメイドの製品も作っています。
オーデマ・ピゲ = アストンマーチン
世界三大時計ブランドの中で、最もスポーティなイメージがあるオーデマ・ピゲ。
世界的人気を誇る、歴史的名作ロイヤルオークの影響が大きいのではないでしょうか。
そんなオーデマ・ピゲを例えるならアストンマーチンだと思いました。
アストンマーチンも世界最高峰の高級車メーカーでありながら、とくにスポーティな印象が強いです。
それはジェームズボンドの車としても名高い「DBシリーズ」があるからでしょう。
両者ともに、確固たる技術と深い歴史を持ちながら、スポーティな印象が共通点だと思います。
ランゲ・アンド・ゾーネ = マイバッハ
ドイツの至宝こと、ランゲ・アンド・ゾーネは、世界五大時計ブランドで唯一”非スイス”のブランドです。
一方マイバッハは、クルマ界の最高峰がイギリスのメーカー多いのに対して、ドイツのメーカーとして食い込んでいます。
両者ともに、物作り大国ドイツの最高級ブランドであり、最上位層に位置している点が似ていますね。
歴史的に羽陽曲折を経て、現在の地位にまでなっている点も似ています。
ジャガールクルト = ジャガー
ジャガールクルトと言えば、1833年の創業以来、数々の発明や特許、1000種類以上のムーブメントを製造し、あの世界三大時計の全てにムーブメントを供給していた程の真のマニファクチュールです。
ポロの競技用に開発した「レベルソ」は世界初のスポーツ用時計として、歴史的名作と言われています。
一方でジャガーも、英国らしいクラシカルな雰囲気のある車メーカーですが、実はスポーツカーも得意としています。
両者ともに、紳士によく似合う製品を作りながら、意外にスポーツも得意という一面も似ていると思います。
もちろん、名前も。
ロレックス = メルセデス・ベンツ
ロレックスの製品はとにかく「堅牢」「高精度」です。
ロレックス製品は全て日差+/-2秒という超高精度を実現。その結果、実用時計の頂点と言われています。
何かの分野において突出しているブランドは多々ありますが、すべての面でバランスが良いのはロレックスで間違いないでしょう。
そんなロレックスを例えるなら、やはりメルセデス・ベンツではないでしょうか。
メルセデスも非常にバランスの良いクルマを作り、製品ラインナップも隙が無いほどです。
現在の内燃機関で走る自動車を開発し、現在まで常にトップで走り続けているのは本当に凄いですね。
まさに両者ともに、実用製品の頂点と呼べるメーカーではないでしょうか。
オメガ = BMW
オメガの人気モデルは、NASAの公式時計として月面に降り立った「スピードマスター」、ジェームズボンドの時計としても名高いダイバーズウォッチ「シーマスター」が二枚看板です。
さらにオリンピックの公式時計を務めるなど、スポーティかつアクティブなイメージが強いです。あと、さわやかな印象があります。
そんなイメージに最も近いのがBMWだと思います。
BMWはもともと飛行機のエンジンを作っていた生粋のエンジン屋さん。
そんなBMWは走りの評価が非常に高く、やはりスポーティです。
ドイツ御三家の中でも最も、さわやかな印象があります。
IWC = アウディ
スイスの中でも珍しいドイツ語圏に位置するブランド。
そのためか、ドイツらしい上品で剛健な製品を作ることで知られています。
特に人気なのは、1930年代からイギリス空軍に納入していたパイロットウォッチ「マーク」シリーズや、同じく1930年代に航海を続けるポルトガル商人のために製作した「ポルトギーゼ」です。
スポーティなモデルでも、主張が強すぎることはなく、控えめでありながらも良い品であることを感じさせてくれます。
そんなIWCを例えるなら、アウディが思い浮かびました。
アウディも質実剛健で上品なイメージのあるメーカーです。
ブライトリング = ボルボ
ブライトリングは、1910年代飛行機の黎明期に、クロノグラフ(ストップウォッチ機能付き時計)を世界で初めて開発。
さらに1969年には、自動巻きクロノグラフを世界で最初に発表したメーカーの一つとなりました。
航空機の進化に合わせて自社の時計も発展を遂げてきた歴史があります。
また、大きくて武骨な男らしい時計が多いのも特徴です。
そんな特徴からボルボが思い浮かびました。
ボルボも戦闘機のエンジンを作っていたことがあります。
また、ボルボの大きくて男らしいSUVも世界的に人気があります。
グランドセイコー = レクサス
グランドセイコーは、1961年にセイコーからできたブランドです。
当時スイス勢が独占していた高級時計市場の牙城を崩すためにできたブランドで、まさに日本のクラフトマンシップの結晶ともいえるブランドです。
グランドセイコーの時計は、針やインデックス、時計の本体や尾錠に至るまで磨きが凄まじく、室内の照明下でさえ、凛とした光を放ちます。
「最高の普通を作る」という理念を掲げているのですが、この磨きこみと輝き方は普通ではありません。
普通、つまり基本を極めると、ここまで輝く美しい時計が作ることが出来るのかと感動さえしてしまいます。
そんなグランドセイコーを車メーカーで例えるなら、やはりレクサスでしょう。
どちらもセイコー、トヨタという大看板から派生したブランドで、世界で戦うため日本の技術の粋を集めているブランドです。
パネライ = アルファロメオ
パネライは1860年にイタリアで時計店および時計学校として創業されました。
1930年代からイタリア海軍の特殊潜水部隊に時計を供給しており、一般市場に出るのは1998年のことです。
それゆえに独自の形状、独自の技術で進化していき、それが日の目を浴びた瞬間に世界でブレイク、鮮烈のデビューを果たすという面白い歴史をもつブランドです。
パネライならではの、イタリアンな柔らかい雰囲気も感じるクッション型の形状が特徴的です。
そんなパネライを例えるならアルファロメオが思い浮かびました。
同じくイタリアのメーカーで、美しい曲線が特徴的な車を作っています。
特にコンパクトカーの「ミト」や「ジュリエッタ」はそうだと思います。
アルファロメオに乗って、パネライをしてたらすごいお洒落だなと思います。
ゼニス = マセラティ
ゼニスは世界初の自動巻きクロノグラフを開発した一社でもあります。
ゼニスの自動巻きクロノグラフ「エルプリメロ」は、生きた化石と言えるほどに、古典的な構造をしているだけでなく、1秒間に10振動という最速のハイビートを刻むことがマニア心をくすぐっています。
いわば、クラシックレーシングカーのようなもので、今なお時計マニアから非常に人気を博しています。
ゼニスのもう一つの特徴は、前衛的なデザインです。
カラフルだったりスケルトンモデルが多かったりと、パッ目を引くデザインが比較的多いブランドです。
そんなゼニスを車のメーカーで、例えるなら、マセラティが思い浮かびました。
マセラティは、イタリアのメーカーでモータースポーツの名門であり、フェラーリと同じエンジンを積んでいます。
そしてそのデザインもシュッとしていて前衛的だと私は思います。
両者ともにエンジンに特徴があり、モータースポーツと関係が深かった歴史があり、前衛的なデザインというところが似ていると思います。
ウブロ = キャデラック
1979年創業と、時計業界の中ではかなりの新参者でありながら、メキメキと頭角を現しているウブロ。
ウブロといえば「異なる素材とアイデアの融合」をテーマに時計を作り続け、その時計の多くは「革新的で前衛的」です。
ウブロはスポーツ選手やアーティスト、経営者など挑戦者そして成功者に愛されるブランドでもあります。
個人的なウブロのイメージは、ゴツくてイケイケなイメージです。
同じく、成功者やアーティストが乗っていそうなゴツくてイケイケなイメージが、個人的にはキャデラックにあります。
そんなイメージの合致から、ウブロはキャデラックにしてみました。
タグホイヤー = フォルクスワーゲン
タグホイヤーは、特にモータースポーツと深い関わりを持つブランドです。
「カレラ」「モナコ」「フォーミュラ1」などモータースポーツの名を冠したモデルも多いですよね。
さらに個人的には中価格帯の総合デパートというイメージがあるくらい、品ぞろえが非常に豊富です。
歴史もあり、しっかりとした製品が多く、コスパに優れています。
そんなタグホイヤーを例えるなら、フォルクスワーゲンが思い浮かびました。
フォルクスワーゲンも、中価格帯の総合デパートと呼べるほど車種が豊富ですよね。
さらにグループメーカーも多く存在し、モータースポーツとも深くかかわっています。
そしてビートルなど、歴史に残る名車もあり、タグホイヤーと似ているなと思いました。
セイコー = TOYOTA
セイコーは1881年に創業された、日本が世界に誇るブランドです。
低価格帯から中価格帯まで、時計の総合デパート呼べるほど、全方位のレパートリーを揃えます。
しかもこの価格帯では、極めて珍しい細かなパーツから全て自社で製造する真のマニュファクチュールです。
低価格ながら品質が高いので、世界中にセイコーファンがたくさんいます。
そんなセイコーを車のメーカーで例えるなら、TOYOTAだと思います。
両者ともに、日本一人気のあるブランドで、世界中にファンがたくさんいます。
製品の種類も凄まじく多く、揃わないモデルはないと思う程です。
全方位のレパートリー、たくさんのファンに愛されているところが似ていると思いました。
ハミルトン = フォード
ハミルトンは、1892年にアメリカのペンシルバニアで誕生したブランドです(現在はスイスに本部を構えている)。
そのため、アメリカの鉄道時計、戦争のミリタリーウォッチ、ハリウッド映画への提供してきており、ハミルトンの歴史はアメリカの歴史とも言えます。
そんなハミルトンを例えるなら、フォードではないでしょうか。
フォードも、アメリカ軍へ車両を納めたり、ハリウッド映画にも度々登場しています。まさにアメリカの歴史と重なるところが多いです。
スウォッチ = フィアット
スウォッチは、カラフルでポップな時計を安価で製造しているブランドです。
しかし、実は世界三大時計グループの一角である「スウォッチグループ」の盟主でもあります。
そんなスウォッチを例えるなら、フィアットかと思います。
フィアットは、ルパン三世の愛車フィアット500に代表されるように、カラフルでポップな車を製造しているイタリアのメーカーです。
そして、フィアットグループの盟主でもあります。
スウォッチとフィアット、両者ともによく似ているところが多いですね。
オリエント = マツダ
オリエントは、日本の時計ブランドです。
セイコーやカシオ、シチズンのように知名度は高くありませんが、お洒落で粋な時計を作っており、世界にもファンは多いです。
そんなオリエントは、車で言えばマツダかなと思います。
マツダもトヨタや日産ほどの大きさはありませんが、独自のデザインセンスで根強いファンが多いですよね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
あくまで私のイメージですが、パッと思いついた車のメーカーを当てはめてみました。
イメージは人それぞれなので、「あ~わかる」というものや「これはちょっと違うかな」というものもあったと思います。
どのブランドの時計を買おうか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
以下の動画で、今回の内容を映像でさらに分かりやすく解説しています。
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ではまた!ありがとうございました。