腕時計のある人生

【最もロマンチックな時計】美しすぎるムーンフェイズ15選と歴史解説

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お久しぶりです。ご無沙汰しておりますRYです。

明日は七夕ですよね。彦星と織姫が1年に1度会う事を許された日…。とてもロマンチックな日ですよね。

曇りの予報ですが、夜空を見上げようじゃありませんか。

ということで、今回は「夜空」に掛けて、時計界で最もロマンチックな時計「ムーンフェイズ」について徹底解説し、美しすぎるおすすめムーンフェイズ15選も紹介したいと思います。

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目次

そもそも月とは?

地球と月の関係

ムーンフェイズを語る前に、まず月について簡単に知っておきましょう。

月とは、太陽系の中で地球に最も近い自然の天体であり、人類が到達したことのある唯一の地球外の天体です。

地球から見える天体の中では太陽の次に明るく、白色に光って見えますが、これは自ら発光しているのではなく、太陽光を反射したものです。

月の直径は3474kmで、地球の約1/4程度です。

ちなみに、土星の月の直径は土星に対して約1/23、木星の月は約1/27と、地球の月がいかに大きな存在であるかが分かります。

地球から月までの距離は38万4,403km、アポロ11号では地球から月面まで約195時間のフライトでした。

これらのことから、月がいかに地球にとって近くて大きい天体であるかがわかりますね。

月が時間に与えたもの

出典: http://tsuri-kahoku.jp/

これだけ大きな存在である月は、必然的に我々人類に大きな影響を与えています。

恐らく最も大きな影響は、暦(時間)という概念でしょう。

カレンダーが今の形になる前、人々は太陽で「日: Day」を計り、季節で「年: Year」を計り、そして月で「月: Month」を計っていました。

ここでは、月とMonthについて深堀りしていきましょう。

古代バビロニア(現イラク南部)では、僧侶が毎夜、寺院の屋上で月を観測していました。

そこである発見をします。それは、月の満ち欠けは一定の周期で起こっているということです。

そこで、新月から新月までを1カ月として定めました。これを太陰暦といいます。

しかし、実際には月の1サイクルは約29.5日なので、1年で11日、3年で約1カ月もずれてしまいます。

そうすると、15年後には1月が真夏で、8月が真冬というようなことが起きてしまいます。

そこで、3年に1度、13カ月とする年を作りました。それが「閏」です。

ちなみにこの閏という漢字、不思議じゃありませんか?王が門の中にいますよね。

実は、昔の中国では、閏の月、王様は門の中に閉じこもり、政務を執り行わないようにしていたそうです。そんなところから、こんな漢字になったそうです。面白いですよね。

話を戻すと、この閏によって問題は解決されたかに思えましたが、別の問題が出てきます。

それが地域差です。

ある地域では、1月40日を作ってみたり、ある地域では8月40日を作ってみたり…。これではうまくないですよね。

これを解決したのはローマ帝国でした。

このローマ帝国では古代エジプトから伝わる「太陽暦」を使っていました。これは太陽の周期を軸に置き、1年を365日とし、4年に一度366日の閏年を設けていました。

ローマ帝国は、支配した地域にも「太陽暦を使え!」と号令を出します。

この号令を出したのはあの「ユリウス・カエサル」です。そこでこの暦はユリウス暦と呼ばれるようになりました。紀元前45年ごろのことです。

このユリウス暦は長いこと使われていましたが、若干のずれが生じることがわかりました。

そこで、1582年にローマ法王グレゴリオが、より精度の高い暦にするよう改暦を命じました。これが今の暦になっているグレゴリオ暦です。

このグレゴリオ暦が日本に入ってきたのは1872年(明治5年)のことです。それまで日本は天保暦というグレゴリオ暦よりもさらに正確な暦を使っていました。

ではなぜ、グレードダウンして、グレゴリオ暦を採用したのか?

それは、明治維新を推し進める日本を、グレゴリオ暦を採用している諸外国と外交上で足並みをそろえるため、そして日本が文明国家の仲間入りしたことを広くアピールするためでした。

まさに暦というのは、国家の行く末をも占う重要なカギだったんですね。

このように、月は、暦ひいては時間という概念になくてはならない存在であり、古代と現代を結ぶ存在だと言えるかもしれませんね。

ちなみに、古代バビロニアで新月を観測していたと聞いて、ピンと来た言葉があります。それは「ラマダーン」です。

イスラム教の義務の一つで、断食の期間として有名ですよね。

このラマダーンは、イスラム暦の毎年9月のはじまりの新月から次の新月まで行われています。

そして、新月の観測は”長老”の観測によって号令が出されるということまでは聞いており、へ~不思議な習慣だな~くらいにしか思っていませんでした。

しかし今回のムーンフェイズの記事を書くにあたり、太陰暦を調べていたことで、なるほど!と、古代バビロニアの存在していたのはイラク南部、まさにイスラム圏ですよね。

そうか、つまり彼らは、古代バビロニアのころから何千年も月を観測し続けていたのか!そして今なお月を観測しているのか!だからイスラムのマークは月なのか!と。

今まで謎だったことが一本の線で繋がったような感じがして、一人で感動しました。笑

いや~面白いですよね。キリスト教を中心とするローマ帝国は太陽を軸に考え、イスラム教を中心とする古代バビロニアは月を軸に考える。まさに陰と陽、面白いです。

月が日常生活に与える影響

出典: 気象庁

月が我々に与える影響は時間だけではありません。

例えば、海の潮の満ち引きは月の引力によって起こされています。

そのため、海面が上がったり下がったりするので、船乗りにとっては非常に重要な要素の一つです。

大潮や小潮などは、太陽と月の位置関係によって引力が最大化/最小化されるときにおこります。

また、動物や人体など生態学的にも影響を及ぼすという説もありますよね。

さらに、夏目漱石の有名な「今夜は月が綺麗ですね」という言葉や、和歌や短歌にも月はよく登場し、文学的にも多大な影響を与えています。

そして、月面着陸を目指すという目標になったことで、科学や技術の進歩にも大きな影響を与えていると言えるでしょう。

ムーンフェイズを徹底解説

ムーンフェイズとは?

ムーンフェイズとは、月の満ち欠けを時計の文字盤上で表示する複雑機構のことです。

ムーンフェイズは、時計界の7大複雑機構に数えられる一つで、製作には非常に高い技術力が求められます。

ちなみに、7大複雑機構とは…
1.永久カレンダー
2.トゥールビヨン
3.ミニッツ・リピーター
4.スプリットセコンド・クロノグラフ
5.パワーリザーブ・インジゲーター
6.レトログラード
7.ムーンフェイズ

です。

先述の通り、月の1サイクルは約29.5日です。正確には29日12時間44分2.8秒です。

しかし、このサイクルをそのまま機械で表そうとすると、歯車の歯が29.5本必要という事で半端になってしまいます。

そこで、かつての時計師は歯車の歯の数を2倍の59本にし、月を二つ描きました。

そうすることで、月の1サイクルで歯車が半周し、2サイクル目は別の月が出てくるという事で問題を解決しました。

しかし実際には、44分2.8秒ズレてしまいます。

そこで、今度は歯車の歯を135本にしてさらに精度を高めたムーンフェイズが世界五大時計やジャガールクルト、IWC、ジャケドローやH.モーザーなどから誕生します。

これは約122年で1日の誤差と極めて高精度なムーンフェイズになっています。

これでも十分以上に高精度なのですが、パテック・フィリップやランゲアンドゾーネは、さらに高精度のムーンフェイズを開発し、1058年に1日の誤差という驚異的な精度を誇る時計もあります。

さらにマイクロブランドや時計師の中には、約3500年の精度のモノや11000年の精度のものを作るものもいるほどです。

しかしここまでくるともう、完全にオーバースペックと言いますか、個人的にはマックス122年のものでいいやという感じがします。笑

結局はオーバーホールなどのメンテナンスで、どんなに頑張っても5年毎くらいには時計を止めなければなりませんしね。汗

ムーンフェイズの歴史

出典: https://pixabay.com/

この章では、ムーンフェイズの歴史を振り返っていきたいと思います。

紀元前150年ごろ: “アンティキティラ島の機械”

ギリシャのアンティキティラ島近海の沈没船から発見された古代ギリシア時代の遺物で、天体運行を計算するため作られた歯車式機械であると推定されています。

驚くべきことにこの機械は、年月日だけではなく、太陽や月、その他当時知り得た5つの天体の動きを表現しているだけではなく、Moonphase機能や、日食・月食の予測、さらには古代オリンピックの行われる年まで表示できるそうです。

製造時期は紀元前150年ごろと推定され、同様な複雑さをもった機械は以後1000年以上作られることはなかったそうです。

アンティキティラ島の機械に関する最新の研究を指導しているカーディフ大学のマイケル・エドマンド教授は「この装置はこの種のものとしては抜きん出ている。デザインは美しく、天文学から見ても非常に正確に出来ている。機械の作りにはただ驚嘆させられるばかりだ。これを作った者は恐ろしく丁寧な仕事をした。歴史的にまた希少価値から見て、私はこの機械はモナ・リザよりも価値があると言わねばならない」としている(引用: Wikipedia)

1410年: プラハの天文時計

現在も稼働している世界最古の天文時計。太陽や月などを表し、一定の時間になると死神が鐘を鳴らし、12の使途が出てくるからくりなどもある。

ちなみに、私も見に行きました。

16世紀: 置時計のムーンフェイズ誕生

出典: クロック通販

製作者はわかっていない。

1794年: ブレゲNo.5

天才時計師アラブアン・ルイ・ブレゲがムーンフェイズを懐中時計に転用した。

ムーンフェイズの月の顔のトレンド変遷

16~17世紀: 天使のようなチークを塗った男性の顔

出典: Timepiece chrono

18~19世紀: より成熟した男性の顔

1920’s以降: シンプルな線の顔

出典: Timepiece chrono

1950~1960’s: 何もないシンプルな月

出典: UNWOUND

現在: 3D加工や特殊な印刷で出来た、よりリアルな月

出典: Timepiece chrono

こうしてみると月の顔にもトレンドがあり面白いですよね。買おうと思っているムーンフェイズの月はどの時代の顔をしていますか?

もしかしたら、月の顔で、その時計のルーツになっている年代が分かるかもしれませんよ。ぜひ注目して見て下さい。

以下の動画で、今回の内容を映像でさらに分かりやすく解説しています。

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世にも美しいムーンフェイズ 15選

1. ランゲアンドゾーネ ランゲ1 ムーンフェイズ

世界五大時計でありドイツの至宝、ランゲアンドゾーネの作るムーンフェイズは、個人的に今まで見た中で最も美しいと思っています。

艶やかな月はもちろん、星空も精巧に描かれていてうっとりしてしまいます。

さらにランゲのムーンフェイズは特殊な機構を持つものもあり、ムーンフェイズ機構の下に、デイ&ナイトの盤を配置し、日中と夜空を一日で楽しむこともできます。

いつかは手にしたいと思っている夢のブランドです。

2. パテック・フィリップ 5205G

世界三大時計にして、世界最高の時計ブランドと名高いパテック・フィリップ。

彼らの作るムーンフェイズもこれまた絶品です。個人的に特に美しいと感じたのは5205Gのブルーグラデーション文字盤です。

このきめ細かい文字盤のグラデーションが、日が沈み夜がやってくる感じを絶妙に表現していると感じました。

またこちらのムーンフェイズは、シルバーカラーになっているので、ケースのホワイトゴールドと統一感がとれて凛としてスタイリッシュですよね。

これもまた夢のまた夢の時計です。

3. ジャケ・ドロー グラン・セコンド ムーンフェイズ

1738年創業というブランパンに匹敵するほどの歴史の深さををもつジャケ・ドロー(一時休眠期間有り)。

かつて機械式時計やオートマタ(機械式からくり人形)で、世界中の王侯貴族に愛され、あのルイ16世やマリーアントワネットにも謁見という輝かしい歴史をもつブランドです。

そんなジャケ・ドローのグラン・セコンドのムーンフェイズは、エナメルの滑らかな文字盤、アイコニックな文字盤デザイン、そして立体的で精巧に作られた月面が目を引きます。

世界五大時計クラスの価格でありながら、認知度は低めということで、かなりの時計愛好家の一本という感じがします。

4. H. モーザー エンデバー・パーペチュアルムーンフェイズ

H.モーザーは1828年、シャフハウゼン出身の時計師にして起業家のヨハン・ハインリッヒ・モーザーが時計産業において未開の地であったロシア市場の発展性に目を付け、自身の名を冠したブランド「H.モーザー」をロシア・サンクトペテルブルグに創業しました。
その時計はロシア皇帝を魅了し、中東や極東にまで販路を拡大するほど発展。また時計事業で成功を収めた資金を基に大規模な建設事業や多くの企業を誘致するなど一大工業地帯を発展させ、今日では街の礎を作り上げた名士として知られています。(引用: H.モーザー HP)

シャウハウゼン出身で、ロシアでブランドを起こすというレアなケースのブランドです。そのためか、現在もブランドポリシーを「Very Rare」とし、年間生産本数わずか1500本に絞っているブランドです。

高貴なブランドでありながら、実に斬新で挑戦的な意欲作を連発し、常に世界を湧かせている大注目のブランドです。

そんなH. モーザーの「エンデバー・パーペチュアルムーン・コンセプト」は、まず何より漆黒の文字盤が凄いですよね。

これは、あらゆる物質の中で最も黒いとされる Vantablackというもので、天体物理学の分野では望遠鏡、軍事分野では熱迷彩に使われるほどで、なんと光を99.965%吸収する物質だそうです。

まさに時計界のブラックホールと言えるかもしれませんね。

そしてそれを際立たせるかのように、文字盤にアワーインデックスがありません。そのため、大まかな時間しかわかりませんが、この時計を買う層は、細かな時間に縛られるような層ではないでしょう。

さらに驚愕なのが、このパーペチュアルムーンで、その精度は現在の市販品最高レベルである1027年で1日の誤差となっています。

世界限定50本なので、とにかく珍しい時計欲しい方、とにかく黒い時計が欲しい方、とにかく高精度のムーンフェイズが欲しい方におすすです。

5. ブレゲ クラシック 7787

天才時計師アラブアン・ルイ・ブレゲの創業したブランド、ブレゲ。

ルイ・ブレゲがムーンフェイズを懐中時計に転用したことは歴史のところで書いた通りです。

言わばブレゲのムーフェイズは、血統書付きのような正統性があるブランドと言えるかもしれません。

そのためか、ブレゲのムーフェイズの月にはクラシカルな顔が書かれています。好き嫌いが分かれそうですが。笑

個人的には個性的で面白いですし、人の興味も引けてウンチクをたくさん語れる時計だと思います。

6. ヴァシュロン・コンスタンタン フィフティシックス・コンプリートカレンダー

ここまで超高級時計が続いてきましたが、ヴァシュロン・コンスタンタンであれば世界三大時計のクオリティはそのままに200万円台でムーンフェイズ付きのコンプリートカレンダーを買うことができます(金銭感覚)。

2018年に発表されたフィフティシックスシリーズはデイリーラグジュアリーというコンセントで、ステンレススチールということや、絶妙なバランスの文字盤デザインによって毎日使いやすい時計になっています。

そんなフィフティシックスにもムーンフェイズがあるんですよね。日々使いやすく、ステータスもあり、コスパの良いムーンフェイズが欲しい人におすすめです。

7. ジャガールクルト マスターコントロール・クロノグラフ・カレンダー

超技術屋ブランドのジャガールクルト。彼らにかかれば、ムーンフェイズにトリプルカレンダー、クロノグラフまで載せても綺麗にまとめることができます。

サイズも40mm、厚さ12mmと信じられないサイズ感です。その辺のブランドだったら、サイズ46mm、厚さ16mmなど平気でいってしまいそうです。

ジャガールクルトにはムーンフェイズ搭載モデルが何個かありますが、個人的には他のブランドが真似できない、このてんこ盛りスーパー時計がジャガールクルトの凄さと変態さが出ていていいなあと思います。

8. ブランパン ヴィルレ・コンプリートカレンダー

現存する世界最古の時計ブランド、ブランパン。そんなブランパンでも最もクラシックなモデルがヴィルレです。

そんなヴィルレにコンプリートカレンダーとムーンフェイズがついたモデルです。

ブレゲと同じく、クラシカルさを保っている本モデルの月の顔にはやはり古き良き顔が書かれていますね。

ブランパンといえば、ダイバーズウォッチのフィフティファゾムスが有名ですが、元々かなりクラシカルでドレッシー寄りの時計を得意としていたので、ヴィルレの方に一日の長があるかなあと個人的には思っています。

9. ロレックス チェリーニ・ムーンフェイズ

押しも押されぬ時計界の大横綱ロレックス。基本的にステンレス製のスポーツモデルに長けており、人気モデルが集中しています。

一方で、貴金属を主としたドレッシーなモデルは陰に隠れてしまっている印象です。

しかし、このチェリーニは物凄く綺麗で美しい時計だと個人的には思っています。ロレックスを訪問して度々ショーケースで見かけては惚れ惚れするなあと感じます。

チェリーニのムーンフェイズは、満月と新月が対になっており、全てオープンで楽しめます。他とは違うのが面白いですよね。

白の文字盤はラッカー仕上げ、ブルーのムーフェイズ盤はエナメル仕上げということで、独特のしっとりとした上質感があります。

ロレックスでドレスという選択もまたオシャレだなあと思います。そういえば、オバマ大統領もチェリーニ愛好家でしたよね。

10. オメガ スピードマスター・ムーンフェイズ

出典: オメガHP

今回の15選で唯一、スポーツウォッチを入れてみました。それはズバリ、スピードマスター。

オメガのスピードマスターは、NASAのアポロ計画で月面に降り立った時計”ムーンウォッチ”としてその名を馳せています。

通常のスピードマスターは、ムーンフェイズはついていないのですが、このムーンフェイズ付きのモデルもあります。

この月は、どのブランドよりも月面がしっかりと描かれており、なんと宇宙飛行士の残した歴史的足跡も描かれています。憎い演出ですね~。

サイズは44mmとやや大きいのですが、クロノグラフとムーンフェイズを組み合わせたという事で、納得の範囲かなと思います。

通常のスピードマスターでは物足りない方におすすめの一本です。

11. IWC ダヴィンチ・オートマティック・ムーンフェイズ・36

非常に上品でしっかりとした品質が売りのIWC。やはりムーンフェイズもお手の物。

中でも、このダヴィンチ・オートマティック・ムーンフェイズ・36をオススメしたいと思います。

実はこのモデル、レディース時計なんですよね。しかし、36mmというサイズは、ドレスウォッチとしてメンズ用にも素晴らしいと私は思いますし、最高におしゃれな選択だと思います。

IWCのメンズムーンフェイズで有名なのはポートフィノです。あちらは40mmとなっているので、サイズで選んでみてもいいかもしれません。

12. モンブラン スターレガシー ムーンフェイズ

モンブランはもともと万年筆をはじめとする有名文具メーカーでしたが、ムーブメントの名門ミネルバ社を買収し、自社製ムーブメントを載せることに成功しています。

このスターレガシーは、先述のIWC ダヴィンチのように、ケースが全体的に丸みを帯びていて、アラビア数字や針もリーフ型と、柔らかい印象の時計ですね。

全体的に、上品だけどカジュアルで取っつきやすいフレンドリーな雰囲気が漂っていると思います。

また、よく見ると文字盤中央に、モンブランのロゴのスター型に模様が入っています。こういった細かい芸も全体の質感を上げてくれていると思います。

ムーンフェイズでありながら、価格は50万円台とかなりコスパも良い一本だと思います。

13. ボーム&メルシェ Clifton 10055

時計界の古豪でありながら、近年続々と意欲作を発表し、非常に勢いがあるなあと個人的に思っているのがこのボーム&メルシェです。

2020年の今年、人気シリーズのクリフトンから、ムーンフェイズが登場しました。

楔形のインデックスとアラビア数字で、フォーマルとカジュアルの中間地点をとっていますね。

サイズが43mmと少し大きいので、大き目のキレイ目ムーンフェイズが欲しいと思っている方には、かなり有力候補になると思います。

14. フレデリック・コンスタント スリムライン・ムーンフェイズ

比較的低価格でありながら、本場スイスジュネーブの時計を楽しめることからどんどん人気になっているフレデリック・コンスタント。

1988年創業とまだかなり若いブランドです。通常、この手のブランドは目立とうとして、派手にしすぎてしまったり、品質が伴わなかったり、イマイチな印象が多いのですが、フレデリック・コンスタントは、シンプルにまとめてくれているのでいいですね。

このムーンフェイズもシンプルで綺麗にまとまっており、上品だと思います。また、ネイビーカラーがいいですね。夜空にぴったりだと思います。

15. ロンジン マスターコレクション・ムーンフェイズ

かつて、現在のロレックス程の知名度と人気があったといわれているロンジンは1832年創業の老舗ブランドです。

数々の賞を受賞したり、リンドバーグによる航空機無着陸大西洋横断や第一回オリンピックの公式時計など歴史的偉業も多くあります。

近年では、その豊富な歴史と経験を、現代風にアレンジしてリバイバルする、復刻の名手と言えるブランドです。

そんなロンジンのマスターコレクション・ムーンフェイズは、シンプルでとりわけエレガントな時計だと思います。

クロノグラフバージョンもあるのですが、ムーンフェイズの役割を考えれば、シンプルなコチラが好みです。

なんと、価格は30万円で、複雑機構のムーフェイズとしてはかなり破格です。しかもロンジンという玄人好みのブランドで手に入るのは大きいと思います。

コスパの良いムーンフェイズ、渋くてエレガントなムーンフェイズが欲しい方におすすめです。

まとめ

出典: https://pixabay.com/

いかがだったでしょうか?

今回は、七夕という事で夜空にかけてムーンフェイズの特集を書いてみました。

月と時間って密接に関係してるんですね。そして、そんな月の動きをモニターできるムーンフェイズ、かなりロマンチックな時計だと思います。

ムーンフェイズをつけて、「今夜は月が綺麗ですね」なんて言ってみてもいいかもしれませんね。笑

それではまた!ありがとうございました!

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