「腕時計1本だと全ての場面には対応できないし、かと言って何本も買うわけにもいかない…」
「限られた予算で、死角なしの最強コレクションを組みたい…」
このように考えたことはありませんか?
今回は、そんな悩みを解決のアイデアにするため、予算別に僕の考える腕時計最強布陣を5つ紹介したいと思います。
目次
腕時計を3本だけ持てるなら?僕の考える最強布陣【腕時計コレクション考察】
まず、「最適な腕時計のコレクション本数」ですが、ON/OFF対応し、たまに気分転換もできる一番バランス良いコレクション数は3本だと思います。
したがって、今日はコレクション3本をどうアレンジしていくか考えていきます。
次の問題は、「どのタイプの時計を揃えるか?」だと思います。
私の結論はドレスウォッチとダイバーズウォッチは絶対に必要です。なぜならこの2つにしか対応できない場面があるからです。
フォーマルシーンにベストマッチするのはドレスウォッチだけですし、水辺に強いのはダイバーズウォッチだけです。
3本目は、僕の好みは3針スポーツやラグスポですが、パイロットウォッチやクロノグラフでも、ここは好きなもので良いと思います。
という事で、ドレスウォッチ+ダイバーズウォッチ+3針スポーツを基本に考えていきます。
予算は、10万円、30万円、100万円、300万円、無制限の5例で考えていきます。
予算 10万円で揃える最強布陣3本
予算10万円で、僕の考える最強の布陣はこの3本です。
ドレスウォッチ: オリエント バンビーノ 1.5万円
ダイバーズウォッチ: セイコー SKX 007 2.9万円
こちらも合わせてご覧ください→ロレックスの次にセイコーSKX007を選んだ理由【最強の2nd時計】
3針スポーツ: ハミルトン カーキフィールド 4.4万円
ここはあまり迷わなかったです。
予算10万円となると、1本あたり3.3万円で、機械式時計では選択肢があまりなかったので選びやすかったです。
スーツやフォーマルシーンでは、オリエントのバンビーノをメイン。
夏場のカジュアル着や、アクティビティのシーンではSKX007の出番です。
ハミルトンのカーキフィールドは、ジャケパンやビジネスカジュアルやカジュアル着ももちろん、ON/OFF満遍なくカバーできる優秀な時計です。
強いて言えば、文字盤がブルーのものを入れたかったというくらいでしょうか。
3本の合計は約9万円。バッチリ全てのシーンをカバーできる最強布陣だと思います。
予算 30万円で揃える最強布陣3本
予算30万円で、僕の考える最強の布陣はこの3本です。
ドレスウォッチ: セイコー プレザージュ SARW035 9.5万円
ダイバーズウォッチ: セイコー SRP777 “タートル” 4.4万円
3針スポーツ: モーリスラクロア アイコン 16.1万円
予算30万円ということで、1本あたり10万円ですが、ここは思い切って3針スポーツのアイコンに16万円を投じます。
やはりこの価格帯の3針スポーツでは、このアイコンが頭抜けてスペックもデザインも機能も素晴らしいと思います。
色はラグスポらしく、爽やかなブルーにして、ON/OFF共に良い気分転換をしてくれると思います。またこの時計は、革ベルトも金属ベルトも工具無しで自分でさっと交換できるので良いですね。
まさに、オールラウンダー。この時計1本あるだけで相当守備力(カバー力)が上がると思います。
アイコンについてより詳しく書いている記事はコチラ→万能な高級時計が欲しい人へ!ラグスポ時計の選び方とおすすめ10選
その分、ダイバーズウォッチをセイコーSRP777 4.4.万円にしてバランスを取りました。
しかし、10万円以下のダイバーズウォッチでは、個人的にはこれが一番好きなので、例え10万円使えるとしてもこの時計を選びます。それくらいデザインが好きですね。
したがって、3針スポーツウォッチとダイバーズウォッチは、本当にしっくりくるチョイスになりました。
一方ドレスウォッチは少し迷いました。
第一候補は上の通りセイコー SARW035なのですが、ダイバーズウォッチですでにセイコーは使っている…。ブランド被りはブログとしてどうなのか…という謎の葛藤がありました。笑
しかし、心の声に従ってこの時計を選びました。
やはりこの価格帯ではセイコーの時計が強いですね。価格に対して時計の出来が素晴らしいと思います。
この3本どうでしょうか?合計金額もぴったり30万円です。個人的には、死角がない非常に優れたバランスの布陣だと思います。
しかも色も白・黒・ブルーと揃っているので、コーディネートに合わせて時計の色を合わせることができます。
この価格帯の時計について、より詳しく書いているので合わせてご覧ください→20,30代必見!10万円で買えるおすすめ腕時計10選【2020年版】
ちなみにドレスウォッチで迷ったのは、ハミルトンジャズマスターGMTやオリスのポインターデイトです。
予算 100万円で揃える最強布陣3本
予算30万円で、僕の考える最強の布陣はこの3本です。
ドレスウォッチ: グランドセイコー SBGR287 33万円
ダイバーズウォッチ: オメガ シーマスターダイバー300M 41万円
3針スポーツ(パイロットウォッチ): ブライトリング アビエイター8 28万円
予算100万円ということで、1本あたり33万円平均で、バランスよく配分してみました。
まずドレスウォッチはグランドセイコー。ここは即決でした。
やはりこの価格帯のドレスウォッチの出来が素晴らしいのは、グランドセイコーだと思います。キラッキラに光りますね。
ではグランドセイコーの中でどのモデルにするか?
今回はSBGR287を選びました。理由は自動巻きであること、サイズが37mmであること、白文字盤であることです。
画像では伝わりにくいですが、さすがグランドセイコーの仕上げだけあって、一見普通でありながら普通じゃない輝きをします。本当にすごいです。
グランドセイコーについて熱く語っている記事はコチラ→知ってた?あの有名時計ブランドのロゴと誕生秘話ベスト5
ダイバーズウォッチは、歴史も深くアイコニックな名作オメガのシーマスターダイバー300mを選びました。
チューダーのブラックベイ58も迷ったのですが、アイコニックさと、スペックの高さからシーマスターにしました。
シーマスターを採点してみた記事はコチラ→ロレックス サブマリーナ 対 オメガ シーマスターダイバー300M【比較レビュー】
最も迷ったのは3針スポーツです。
30万円以下で、モーリスラクロアのアイコンを選んだのですが、正直言うと、そこから上の価格帯ががら空きなんですよね。
次にグッとくるラグスポや3針スポーツというと、ロレックスのエクスプローラー1 (70万円弱)や、ショパールのアルパインイーグル(120万円程度)になってしまいます。
なので、アイコンをそのまま採用しても良かったのですが、それでは面白くないので、パイロットウォッチにまで範囲を広げて選びました。
ブライトリングのアビエイター8です。28万円!ちょうどよい価格ですね。
元々パイロットウォッチの派生系ということで、少しヴィンテージミリタリーな雰囲気も漂っています。
それをブルー文字盤にすることで、さわやかさも加わっていますね。
サイズも41mm、厚さも薄く、ON/OFF両方に対応できる守備範囲を兼ね備えています。
パイロットウォッチについて詳しく書いている記事はコチラ→パイロットウォッチとは?選び方とおすすめベスト10【ロマンある時計】
この価格帯になってくると、選択肢が多く、選べるブランドのレベルも高くなってくるので非常に悩みました。
合計102万円。この3本いかがでしょうか?
どれも歴史的背景が充実していて、時計の質もグッと高まり、一生このメンバーで行けそうなチームに仕上がっていると思います。
予算 300万円で揃える最強布陣3本
予算300万円で、僕の考える最強の布陣はこの3本です。
ドレスウォッチ: ジャガールクルト レベルソ・トリビュート・デュオ 94万円(価格.com)
ダイバーズウォッチ: ロレックス サブマリーナ 83万円(定価)
3針スポーツ(ラグスポ): ショパール アルパインイーグル 122万円(価格.com)
予算300万円ということで、1本あたり100万円平均、相当良い時計が選び放題になります。
それだけに選択が難しいかと思ったのですが、意外とすんなりと決まりました。
まず最初に決まったのは、ダイバーズウォッチのロレックス サブマリーナです。
ダイバーズウォッチの原点にして頂点と僕は思っています。それだけに、例え予算が青天井になっても、ダイバーズウォッチ分野ではサブマリーナ一択にします。
サブマリーナの詳しいレビューはコチラ→ロレックス サブマリーナの評価は?3年間使った僕が徹底レビュー!
次に3針スポーツです。
ここは予算がふんだんにあるので、ラグジュアリースポーツウォッチにしたいと思いました。
ラグスポの分野は、トップクラスが200,300万円以上が当たり前のクラスで、一番安いのがモーリスラクロアのアイコン(16万円)です。
その間を埋めるモデルが少なく、あったとしても個人的にビビっと来るモデルが長らくありませんでした。
ところが去年発売されたショパールのアルパインイーグルは凄く良い出来で、ほしい!と思った時計です。
アルパインイーグルのレビュー記事はコチラ→ショパール アルパインイーグルの実機を見てきたので速攻レビュー!
したがって、ここはアルパインイーグルで置きたいと思います。
僕は私服の色が、白、ネイビー、黒がほとんどなので、サブマリーナとアルパインイーグルがあれば、万全の態勢と言えます。
残るはドレスウォッチで、100万円くらいのモデルです。
この価格帯でドレスウォッチとなると、最有力候補はジャガールクルトです。
そこでジャガールクルトの看板モデルであり、歴史的なモデルのレベルソにしました。
さらに、そんなレベルソの中でも、個人的に一番グッときたモデルのブルーのトリビュート・デュオにしました。
文字盤がブルーと白なので、これ一本で二本分の働きをしてくれますね。キレイ目カジュアルにも対応できます。
合計299万円。この3本いかがでしょうか?
これだけ予算があると、歴史的名作、ビッグネームが揃うチームを編成できますね。
予算 無制限で揃える最強布陣3本
予算無制限ということで、これは一番難しかったですね。
いかんせん、そこまで高い時計を調べる習慣がないので、今の僕の知り得る世界の範囲内で選んでみました。
ここまでくると、ジャンル関係なしに、もう単純に欲しいドリームウォッチのみで構成してみました。笑
ドレスウォッチ(昼): パテック・フィリップ カラトラバ 5212A
ドレスウォッチ(夜): ランゲアンドゾーネ ランゲ1 ムーンフェイズ
3針スポーツ(ラグスポ): オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク エクストラシン
まずブランドで言うと、パテック・フィリップとランゲアンドゾーネ。この2ブランドは永遠の憧れであり、いつかは欲しいと思っている僕の夢のブランドです。
パテック・フィリップは、シンプルなカラトラバReg. 5196Gやワールドタイマーなども迷いましたが、最終的には5212Aにしました。
まずステンレス製ということで、日常生活である程度のタフ性を持ってくれていそうということ、自動巻きであること、ON/OFF両方いけそうな雰囲気を持っていること。
そして、文字盤は手書きという事で、一点性が高いこと。生産終了したら、資産価値が爆上がりしそうという邪な考えもあります。汗
しかし、パテック・フィリップはステンレス製に対して非常に慎重な姿勢を持っていますが、ドレスウォッチで作ってきたのには驚きました。
続いてランゲ1。
ランゲアンドゾーネもサクソニアや1815など、魅力的な時計がたくさんあるのですが、同社の顔とも言えるアイコニックなランゲ1にしました。
パテック・フィリップと同じドレスウォッチに分類されるため、使用用途を分けるために黒文字盤にしました。
そして、ムーンフェイズは絶対欲しいです。
ランゲアンドゾーネのムーンフェイズは本当に綺麗なんですよね。黒文字盤とも相性が良いと思います。
パテック・フィリップを昼、ランゲアンドゾーネを夜…なんて、昼と夜で使い分けられたらなんて素敵なんでしょう。
残りの一本は迷いましたが、歴史的超名作であるオーデマ・ピゲのロイヤルオーク エクストラシンにしました。
ロイヤルオークにも色々種類がありますが、1972年に誕生した”ジャンボ”に最も似ているコチラのモデルにしました。
ちなみに、迷ったモデルはヴァシュロン・コンスタンタンのオーヴァーシーズです。
合計約1500万円。この3本いかがでしょうか?
まさに銀河系ドリームチームですね。
しかしこれよりもっと高額な時計が山ほどあるんだから恐ろしい世界です…。自分の想像できる範囲は、ここまでが限界です。汗
恐らくこのクラスになると、3本と言わず好きな時計を好きなだけ買っていそうですね。羨ましい。笑
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、予算別に腕時計3本の最強布陣を考えてみました。
もう一度おさらいしておくと…
【予算10万円】
・オリエント バンビーノ
・セイコーSKX007
・ハミルトン カーキフィールド
【予算30万円】
・セイコー プレザージュ SARW035
・セイコー SRP777
・モーリスラクロア アイコン
【予算100万円】
・グランドセイコー SBGR287
・オメガ シーマスターダイバー300M
・ブライトリング アビエーター8
【予算300万円】
・ジャガールクルト レベルソ・トリビュート・デュオ
・ロレックス サブマリーナ
・ショパール アルパインイーグル
【予算無制限】
・パテック・フィリップ カラトラバ 5212A
・ランゲアンドゾーネ ランゲ1 ムーンフェイズ
・オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク エクストラシン
です。
やはり時計のコレクションとして無駄なくバランス良いのが3本だと思います。
そして、おすすめは「ドレスウォッチ+ダイバーズウォッチ+3針スポーツウォッチ」です。
もちろん、スーツを着ないからドレスウォッチは要らないとか、クロノグラフが好きだからダイバーズウォッチの代わりに入れるとか、個人の実情に合わせて改良するのが良いと思います。
こうして振り返ると、僕はクロノグラフは全然好きじゃないですね(クロノグラフ2本持ってるんですけど汗)。
実は今回のこの企画は、ブログを読んでくださっている方からメッセージを頂いて企画しました。
まるで野球の監督になった気分で、スタメンをどう組むか…と考えているようで、非常に楽しかったです。
リクエストありがとうございます。
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